『コンスタンティン』
ある日、友人の神父からの依頼を受け、
悪魔に取り憑かれた少女のもとへ赴いた、
コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)は、
いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、
これまでとは違う恐怖を覚える。
長い間保たれてきた、天国と地獄のバランスが、
崩れ去ろうとしている予感。
それを裏付けるように、不気味な出来事の数々が、
コンスタンティンの周囲で蠢きだす。
宗教色が、こんなに強いとは。
自己犠牲だって。
辞書に、そんな言葉の載ってない私は、
天国に行けないな。
放蕩息子に手を焼くのは、神や人間だけではなく。
悪魔にもできそこない?の息子がいたとは、
知らなかった。
妊娠中の方は、見るのを控えた方がいいかも。
『エイリアン』見た時も、
「うえー、胎動ってこんな感じか…?」
と気持ち悪くなったけれど、まさにこれもそんな感じ。
妊娠もできないな(笑)。
キアヌがハーフ悪魔たちをぶっ飛ばしていくとこなんて、
ゲームみたい。
と思ったら、ゲームになってました。
考えることはみな一緒か(笑)。
神様を信じてはいないけれども、
普通の人には見えないものが見えちゃうから、
仕方なし?に悪魔退治している、
肺がんに冒され、余命いくばくもないヘビースモーカー。
こんだけ善行積んでても、死ぬのが怖いのはなぜ?
天国に行けないのはなぜ?と思ったら、
過去に自殺未遂したことがあるんだと。
未遂でも、ダメなのか?
ケチだなぁ(爆)。
敬虔なカトリックだから、自殺なんかのわけない!
ってのも、なぁ。
敬虔なカトリックでも、離婚してる人多いけど、
それはさほどの罪でもないの?
自殺と殺人と、どちらの罪の方が、大きいんだろ?
悔い改める機会も与えられない、てことで、
自殺の方が大罪なのかしら?
殺人者でも、悔い改めれば天国へ行ける?
そんなの、殺された人間が聞いたら、
「ふざけんな!」って怒ると思うんだけど。
じゃぁ、他人の命を救うために、
自分の命を自ら絶たなきゃいけないことになったら、
それは天国行き、地獄行き、どっち?
宗教って、難しい(笑)。
キリスト教の人たちって、そんなにも善と悪とか、
天国と地獄とか、常に思想の奥にあるもんなの?
無宗教な私には、ちっとも理解できないのですが、
でもそういや子供の頃、悪いことすると地獄に行くよ!
とか脅されてことを、思い出した。
もちろん日本人だから、ルシファーの地獄じゃなくて、
閻魔様の地獄だけど。
舌を抜かれるとか、針の山を裸足で歩かされるとか、
釜茹でにされるとかそういう、子供心に植え付けられた、
恐怖心みたいなものが、キリスト教の人には、
常にあるんだろうか?
ちょっと違う?
悪魔の側につくのと、天使の側につくのと、
どっちがいいだろ。
神様と違って、悪魔は明快だよね。
ギブ・アンド・テイクがさ。
といって、あっさりと契約を覆すのが、
悪魔なんだろうけれども。
死んで天国に行かせるぐらいならば、
生きて地獄を味わえ、という、神ならぬ、悪魔の配剤。
最後、タバコではなく、ガムを口に入れるシーン。
天国に行けることになったのに、それでもやっぱり、
死にたくないの?
助手のチャズくんが死んじゃったのは、
かわいそうだった。
と思ったら、ガブリエルのような、
お騒がせ天使になっちゃったのかよ!?
そのガブリエルが、素敵だった。
両性具有の彼(彼女?)らしく、中性的な美しさ。
しかし天使も、何たくらんでるか分かんないのな。
あ、彼女(彼?)は、天使じゃなく、ハーフ・ブリードか。
って、人間とのあいの子作っちゃうって、
天使も、そんな人間臭い欲求持ってるの?
悪魔なら、分かるけど。
やっぱり、シネマで読む新約聖書、シネマで読む旧約聖書
読むべきかな。
宗教関係者よりも、タバコ会社のクレームの方が、
強そうな映画でした。
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【参考】
キアヌ・リーブス『コンスタンティン』独占インタビュー
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