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2006.06.24
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テーマ:本日の1冊(3685)
カテゴリ:


小説「聖書」(新約篇)『小説「聖書」(新約篇)』

著:ウォルター・ワンジェリン


高校・短大と、ミッション系の学校だったため、
もちろん聖書は持っているし(しかも3冊も)、
彼氏がクリスチャンだったこともあり、
教会にも通っていたし、私自身、
聖書のお話は好きなので(「ヨハネの黙示録」とか、
オカルトSFチックな終末話が好き(笑))、
結構読んでいる方なのだけれど、
なかなかどうして、聖書は面白い、とは、
言いがたいもので。

言葉は難解というほどでもなくても、
イマイチ意味が、ピンとこなかったり。

教会でも、ありがたい「訓戒」のように読まれるし、
遠い遠い昔の、伝説の人のお話で、退屈で、
とっつきにくいものばかりだと、思っていたら。


「小説」として読んでみると、
とてもエキサイティングで、スリリングな物語。

聖書としての骨子はそのまま、
登場人物や出来事などが、躍動的に、
とても興味深く描かれている。

不妊の女エリザベツが、神に祝福され、
年老いた夫との間に子をもうけるシーンや、
マリアがイエスを、産み落とすシーンなど、
小説ならではの描写に、聖書の登場人物が、
とても身近に、そして人間としてリアルに感じられる。


神の子を授かった、闊達なマリアの苦悩。
許嫁であったマリアが、我知らず妊娠してしまった、
寡黙なヨセフの苦悶。

成長したイエスの足取り、教え、
彼の起こした、数々の奇跡。

弟子たちそれぞれの、悩みと迷い。

そして、イエス自身の、悲しみと苦しみ。

そこには教訓めいたものなどなく、
ひとりの男を通しての、さまざまな出来事が、
一つの物語として、描かれている。


昨今では、イエスとマグダラのマリアは、
親密な関係だった、という説が流行っているけれど、
本書でも、マグダラのマリアは、
他の弟子たちとはちょっと違った立場で、
イエスと接していたようだった。

弟子たちは、もちろんイエスを尊敬し、
愛していたのだけれど、マリアのそれは、
師に対する敬愛ではなく、やはり男性であるイエスへの、
女性としての愛のようなものが、感じられるような。

そしてイエスも、弟子たちを等しく愛してはいるが、
マリアには、女性に対する優しい情愛が、
その眼差し、その言葉、そのしぐさ一つ一つに、
溢れていたような。

そんなイエスに、マリアと同じ立場だったら私も、
イエスにときめいたはず…、なんて思ったり(笑)。

普通の恋愛小説を読んでいて、
主人公に感情移入する、まさにそんな感じ。


聖書を知っていても知らなくても、
キリスト教に興味があってもなくても、
小説として楽しめる、一冊でした。



ランキングも
よろしくお願いします♪


【参考】

小説「聖書」(旧約篇上)『小説「聖書」(旧約篇上)』

小説「聖書」(旧約篇下)『小説「聖書」(旧約篇下)』

◆その他、聖書関連の本は→ 楽天ブックス


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最終更新日  2006.06.24 19:05:49


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