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*モナミ* SMAP・映画・本

2006.07.09
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オーデュボンの祈り『オーデュボンの祈り』 著:伊坂幸太郎


存在を知られていない島に、しゃべるカカシ。

非現実な舞台で繰り広げられる不思議なできごとが、
徐々に徐々に繋がり、撚り合わされ、
一本の太い流れとなる。

中盤からはページをめくる手を止められず、
深夜2時を過ぎていると言うのに、
最後まで読み続けてしまいました。


人々は平和に暮らしているこの島には、何かが足りず、
誰かがその「何か」を持ってきてくれる、と、
まるで、サンタクロースを信じる子供のように、
信じている住人。

それはとても些細なものなんだけれども、
全てを見通しているカカシでさえ、
それが何かを、説明することはできない。

「知ってはいるけれども、説明することができない」
もの。

それって、深いよなぁ。
その言葉や、概念は分かっていても、
それが何かを説明するのは、難しい。
なぜなら、彼がそれを体験したことがないから。

それが何かは、最後に判明するんだけれど、
そうなのか!と、驚く。

「この島に足りないもの」とは、
外の人間が考えるような、モノでもなく、
島の人間が思いつきもしないモノ。

ソレがアレだとは、なかなか誰も、
思いつかないだろう。


最後、主人公の同級生の警察官が島に来て、
殺されるところ。

「あぁきっとコイツは、警察官であることなど、
何の意味も持たないこの島で、殺されるんだろうな」
と思ったとおり、撃たれたのだけれど、
それがあまりにも、アッサリしすぎたのが、ちと不満。

数々の悪行を、平気な顔をして積んできた男、
そんなアッサリと死なせはしない!
と思ったけれど、そのアッサリ感がまた、
非リアルなような、リアルなような、不気味さ。

カカシのために泣いた人たちは、
彼が殺されても、何とも思わないだろう。

それどころか、彼がこの島に来たことすら、
誰も知らず。
彼がどこに消えたかも、永遠に知られないまま。


カカシに言わせれば、人の価値は鳥よりも、
劣るのかもしれない。

結局、しゃべるカカシの謎は、
謎のままだったのだけれど。


何もかもがある私たちの生活の中で、
「足りないもの」って、なんだろう、と考えてしまった、
一冊でした。


タイトルでもある、オーデュボンが描いた、
鳥の絵はこちら↓

オーデュボン バード オブ アメリカ『オーデュボン バード オブ アメリカ』



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【参考】
◆その他、伊坂幸太郎の著書は→ 楽天ブックス


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最終更新日  2006.07.09 21:50:19

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