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2006.08.09
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段ボールハウスで見る夢『段ボールハウスで見る夢』
 著:中村智志


新宿駅西口地下に並ぶ、段ボールハウス。
そこで暮らす人々の生活に数年間密着した記者。

数人と親しくなり、一人一人の人生を知る。
ホームレスになる前の人生も、それぞれ。

ごく普通の生活をしていたのに、ほんのささいな、
誰の身にも起こりうる小さな出来事がキッカケで、
忙しく行きかう人々から柱1本隔てられた路上で、
暮らす生活となってしまう。


路上での生活を始めるのには、
特別な理由があるわけでもなく。

誰でもそうなってしまうかもしれない、
けれども、そこまではやっぱり、
なってしまいたくないなぁ。

と、誰でも思うだろうに、そうなってしまう彼らは、
切羽詰ってそうせざるを得ない人たち、
というよりも、生きる気力を失った人たち、
という感じを受ける。


その日をしのげるくらいの食料は手に入るし、
酒やタバコの嗜好品も、多くを望まなければ、
楽しむことができる。

もちろん、何も食べられない日もあるし、
暑さ寒さや、暴力に怯える日々だけれども、
見栄も虚勢も必要なく、ありのままで生きられる世界。


それはある意味、普通に生きている上では、
決して手に入らない自由を手に入れた、
気ままな暮らしなのかもしれない。

自治体やボランティアが自立支援活動を行っても、
路上に戻るホームレスが後を絶たないというのも、
切羽詰った感を感じられない、理由かも。


最初は、人の目や自尊心が気になりつつも、
段々とその暮らしに慣れ、ずるずると居ついてしまい、
故郷や家族の元に帰りたくても、帰れなくなってしまう。

仕方なく、身包みはがされ追い出され、ではなく、
「なんとなく居ついてしまって…」という、
ホームレスの多いことに、驚いた。


捨てられないこだわりを持っているのに、
普通の人間としての生活を捨ててしまった、
ホームレスたち。

路上で亡くなるホームレスの年齢は、
50代が一番多いらしい。

そしてその遺体を引き取りに来る家族も、
少ないと言う。


捨て身になる潔さも、時には必要かもしれないけれど、
本当に人生を、全てを捨てることはやはりできない。

それは虚栄なのか人間としての自尊心なのか…、
と考えてしまった、一冊でした。



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最終更新日  2006.08.09 21:16:30


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