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*モナミ* SMAP・映画・本

2007.01.19
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テーマ:本日の1冊(2484)
カテゴリ:


『天人五衰』 著:三島由紀夫


80歳の老齢を迎えた本多。
金持ちの気ままな旅先で、3つの黒子を持つ少年、
透に出会う。

その少年を、清顕、勲、そして、
ジン・ジャン姫の生まれ変わりと確信した本多は、
徹を養子に迎える。

どこか超越したような聡明で美しい少年、
しかし、次第に本性を露にし始めた透によって、
本多の人生は、思わぬ結末に向かいつつ、
幕を下ろそうとしていた。



『春の雪』『奔馬』『暁の寺』に続く、
豊饒の海最終章。


松枝清顕、飯沼勲、ジン・ジャン姫と、
3人の輪廻転生を見て来た本多が、
最後に出会った生まれ変わりは。

自分を、俗な人間とは違う、
超越した存在だと感じていた少年、透。

しかし、生まれ変わりであれば死ぬはずの二十歳で、
彼は死ななかった。
彼は偽者だったのだ。


自分を養子にした本多の真意を知り、
服毒自殺を図るも失敗、それにより透は、
視力と自我とを失う。

精神の「死」が人間の「死」を意味するとすれば、
自分を失ってしまった透は確かに、
生まれ変わりだったのかもしれない。


これを書き終えた直後に、自決した三島由紀夫。

人間の美しさを信じ、しかし、若さゆえの残酷さと、
老いゆく醜さによって、裏切られた叫びと嘆きが、
綴られているかのような、衝撃のラスト。

聡子の言うことが本当なのか、
聡子が自分を偽っているのか。


いつか、清顕の想いが成就して欲しい、
本多を通してでも、想いが伝わって欲しい、と、
『春の雪』を読み終えた時から願っていたけれど。


天人ですら衰えるのだから、人間の想いなど、
いくら強くとも所詮は儚い「春の雪」だったのだ、
と突き放された、一冊でした。



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【参考】
◆三島由紀夫の著書は→ 楽天ブックス


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最終更新日  2007.01.19 19:45:28

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