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2007.01.31
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『あなたに不利な証拠として』

著:ローリー・リン・ドラモンド


男性社会の警察機構で、闘い苦悩する、
5人の女性警察官たちを描く十篇を収録。



『2006このミステリーがすごい』海外編第1位
『週刊文春2006ミステリーベスト』海外部門第1位

といっても、ミステリー小説、という感じではなく、
異常な日常を送っている女性たちの、日常の物語。


各話によって主人公が次々入れ替わり、
話し手も入れ替わり、なのにそれぞれお互いに、
関係していたりと、混乱するけれど。

想像もできない彼女たちの日常に、
恐怖に似た感情を持ちながらも、引き込まれる。


そして、バトンルージュ市警に5年間勤めた筆者が描く、
生々しい被害者の姿。

現場に踏み込むに当たって、嗅覚が重要だと、
主人公の一人に語らせているが、その通り、
死体が放つ臭いの、あまりの細緻な描写に、
思わず顔をしかめてしまう。


いつ呼び出されるか分からず、悲惨な現場に赴き、
凶悪な犯人と対峙する。

命を奪われた人の惨状を目の当たりにする。
自分も、命を奪われるかもしれない。
自分が、命を奪うかもしれない。
常に、緊張の連続。

過酷なストレスに日々さらされている彼女たちは、
プライベートでも、武装したまま。


女性であれ男性であれ、警官という職に就いている限り、
そのストレスは恒常的なものなのだろうけれど、
女性警官として、女性にしか分からない悩み、苦しみ、
悲しみ、怒り、哀れみ、強がり、弱さ、迷いが、
リアルに描かれている。

全てから逃れようと、ニューメキシコにやって来た、
主人公のうちの一人。

そこでも心の武装を解くことができず、煩悶するが、
そこに暮らす人々と触れ合ううちに、次第に、
心が解きほぐされそうな兆しが見えるところで、
本書は終わっている。


タイトルは、アメリカの映画やドラマでお馴染の、
犯人を逮捕する際に警官が言う、
「ミランダ警告」からきているらしい。



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最終更新日  2007.01.31 19:16:24


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