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*モナミ* SMAP・映画・本

2007.04.11
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『ポーの話』 著:いしいしんじ


あまたの橋の下を流れる泥の川。
太古から岸辺に住みつく「うなぎ女」たちを母として、
ポーは生まれた。

やがて、女たらしの盗人「メリーゴーランド」と知り合い、
夜な夜な悪事を働くようになる。

だがある夏、500年ぶりの土砂降りが町を襲い、
ポーは母たちが作った船に揺られ、旅に出る。



この人の物語は、とても優しいんだけれど、
その中に残酷さをはらんでる予感が、
読み進んでいくうちに、暗い雲のように、
ざわざわと広がっていく。

絶対に、よくないこと、不幸なことが起こる予感が、
優しい語り口の中に、隠されている。


この人お得意の、どこの国か、いつの時代か、
分からないお話。

登場人物の名前も、また変わっている。
ポーの母親たち(複数!)は、「うなぎ女」。

女たらしの泥棒「メリーゴーランド」に、
その妹「ひまし油」。

一日中天気の話をしてる、「天気売り」、
黒犬に「子ども」という名をつけている「犬じじ」。

透明のこぶを持つ、「うみうし娘」たち。


彼らと出会い、別れ、泥川に身を任せるように、
流れゆくポーの一生。

赤ん坊のように、怖いもの知らずのポー。

「愛」や「つぐない」の意味も分からない。
それはある意味、強いことでもあり。

温かい母たちの元を離れ、安全な泥の川から上がり、
変わった名前を持つ、変わった人たちに出会い、
経験を重ね、それらの意味を知っていくポー。


だけど確かに人は、言葉の意味を、いつどうやって、
知るんだろう。

「愛」とか「悲しみ」なんて漢字は学校で習っても、
それがどういうものかは、誰も教えてくれない。
けれどいつの間にか、知っている。


そして、生きていくためには「代償」がいることを、
知る。

大事なものを守るため、失うものがある。
それが命であっても、それを失うことになっても、
守らなければならない大切なものがある、
ということも知る。


ポーと一緒に、不思議な旅を続けているうちに、
私にとって一番大切なものって何だろう…と、
ふと考えた、一冊でした。



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【参考】
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最終更新日  2007.04.11 19:06:30

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