ソフト・マシーン・レガシーのライブに、
行ってきました。
 
会場は、玉屋跡地にできた複合商業ビルの中なんだけど、
ダメだねこりゃ。
どこもかしこもガラーンとしてるし、
3、4Fに至っては、シャッター下りちゃってるもん。
なぜかレストラン（カラオケバイキングレストラン？）
には、フラミンゴがいるし。
中洲の真ん中に閉じ込められて、気の毒なフラミンゴたち。
そんな廃墟ビル寸前（笑）の7Fにある、ライブハウス。
開場は5時だったけれど、自由席だったので、
早めに着いたはいいけれど、時間をつぶすところがない…。
おしゃべりでなんとか時間をつぶして開場時間。
1時間以上も前に着いた甲斐あって（？）、
一番前の席に座ることができました。
こんな目の前でSMAPが見れたらなぁ…。
なんて、あり得なすぎて想像すらできないって（笑）。
と言っても、一番後ろでも、十分臨場感あるキャパ。
そもそも、観客数が50人弱ぐらいだったし。
こんだけのためにわざわざ福岡まで来るなんて、
飛行機代出るのかしら？
なんて老婆心。
ソフト・マシーン・レガシーなんて、
名前すら聞いたことなかったけれど、いざ曲が始まると、
ジャズロック、というらしいジャンルの音楽が心地よい。
1960年代から活躍してるらしく、
年季の入ったミュージシャンたち。
普通のジーンズやチノパンに、ヨレヨレのシャツやTシャツ、
という、それ普段着でしょ？という格好で登場したメンバー。
ドラムの人なんて、その辺歩いてたら、
「おじいちゃん、こっちですよ」なんて、
手を引いてあげたくなるような、背中もちょっと曲がった、
おじいちゃん。
なのに、スティックを持つと、まるで別人。
空気を震わすパワフルなバチさばきに、感嘆。
伊達にこの年まで太鼓叩いてないね。
こんな年（いくつか知らないけど）になっても、
好きなことやって世界中を回れるなんて、
いい人生だよなぁ、と、大先輩の姿に違う意味で感動。
そのおじいちゃんのドラムのリズムも、ベースもギターも、
ズン！ズン！と床を伝わって響いてくる振動がまた、
たまらないのよね。
このキャパでこの距離だからこその体感。
そしてサックス。
楽器の中で一番好きな音色のサックスもまた、
セクシーでパワフル。
往年のメンバーだったサックスプレーヤーが亡くなって、
加入した新メンバーらしいけれど、
目の前で奏でられるサックスの音に、酔いました。
やっぱり好き、この音。
アンコール1曲でぴったり2時間のライブ後、
新アルバムを購入した人に、サイン会。
これがSMAPのメンバーだったらなぁ…なんて、
だからあり得なすぎて想像できないって（笑）。
 
 
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