*モナミ* SMAP・映画・本

2008/06/27(金)10:03

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

映画(905)

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 19世紀のロンドン。 無実の罪で投獄された男(ジョニー・デップ)が、出所後、 名前をスウィーニー・トッドと変え、姿も変えてフリート街に戻り、 理髪店を開く。 ミセス・ラベット(ヘレナ・ボナム=カーター)の協力を得、 自分を陥れて妻子を奪った者への復讐を誓い、 カミソリ片手に目当ての客を待っていた。 血まみれの映画でした。。。 ティム・バートンおなじみの、アニメーションのような、 幻想的なモノクロームの景色に鮮やかにはじけるルビー色の、 血、血、血。 何の知識もないまま観たのだけれど、ミュージカル映画? 歌うと言っても高らかに歌いあげるんじゃなくって、 深い怨念や執念を腹の底から響かせる、みたいな。 キャプテン・ジャック・スパロウとはイメージ違うけれど、 ジョニデの怪しさ満載。 美しい妻に横恋慕した悪徳判事に陥れられ、 そして娘までも奪われ。 ただひたすら復讐のみを誓って生きてきた男、ジョニデ。 その男も怖いけれど、彼に協力しちゃうミセス・ラベットの方が、 よく考えたら怖いよね。 だって別に自分は誰も何も恨みがあるわけじゃないのに、 ジョニデへの協力という名目で、アレをソレにしちゃうんだから。 おまけに、奥さんのこと隠してたし。 男の恨みより、女の執念の方が怖いという(笑)。 愛って、一歩間違えると怖いものなのね…。 それぞれが、愛しすぎるがゆえに悲劇を招いてしまう。 アンソニーとジョアナの若い2人の純粋な愛と対比する、 ダークで歪んだ愛情のうずまく映画。 中世の暗い街で繰り広げられる、貧しい人々の暗い生活。 そこに飛び散る赤い血は、愛なのか憎しみなのか…。 ティム・バートン&ジョニー・デップという期待を裏切らない、 ファンタジックでグロテスクな映画でした。 ランキングも よろしくお願いします♪ 【参考】  スウィーニー・トッド 公式HP  ジョニー・デップ インタビュー 映画レビュー ★そのほか話題の記事はコチラ→   

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