*モナミ* SMAP・映画・本
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『地下街の雨』 著:宮部みゆき 都会の片隅の孤独。 通り過ぎてしまう愛。 でも希望は捨てない。 きっとまた輝きの季節はくるのだから。 大都会の片隅で生きる人々を描く幻想の作品集。 ミステリアスでオカルトチックで、ちょっぴり切なくなる短編集。 もろホラー、もろオカルトもあり。 ぐわっと一気に引き込まれ、最後の短いフレーズでポン! と突き放される、短編ならではの快感をどれも味わえる一冊。 結末が唐突で(しかし緻密に積み上げられていて)、 余計な説明がない分、いつまでもその余韻を楽しめる。 7つの作品はどれも毛色の違うものだけれども、 共通しているのは、孤独。 それは寂しい孤独であったり、悲しい孤独であったり、 気づかない孤独であったり、思い込みの孤独であったり。 様々な形の孤独が描かれるそれらは、私たちの日常の姿。 そんな日常の中の孤独を、ここまでエンターテイメントに描く、 宮部みゆきの才能を存分に堪能できる、一冊でした。
【参考】 ◆宮部みゆきの著書は→
メイキング・オブ・マッドマックス 怒り… 2015.07.24
『家族の言い訳』 著:森浩美 2015.02.07
『あなたに褒められたくて』 著:高倉健 2015.02.05
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