*モナミ* SMAP・映画・本
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『サウスバウンド』 小学校6年生の二郎(田辺修斗)は父・一郎(豊川悦司)のことが、 恥ずかしくて仕方がない。 税金の督促に来たおばさんが「国民の義務です」と言えば、 「国民やめちゃおっかなー」と返し、修学旅行の費用が高すぎると、 校長との面会を求めて学校まで乗り込んできたりするのだ。 ある日、二郎が学校で起こした喧嘩事件が原因で一郎は、 学校や相手方の親と激しくやりあい、一家は沖縄への帰郷を決める。 そこで二郎はこれまでにない父親の姿を目の当たりにする。 子供たちの演技というか台詞が、あまりにも棒読みすぎるのが、 気になって…。 可愛い子たちなんだけど。 だけどそんな不器用な子供たちが一生懸命生きようとしてるのがまた、 可愛くて。 幼すぎるゆえに出られない大人の世界から早く出たいと願いつつ、 子供たちの狭い狭い世界の中でもがいてもがいて。 そんな中で豊川悦司演じる破天荒な父親が、気持ちが良いというか。 世の中を、人生を早くも諦めきっているような子供たちよりも、 世間で「当たり前」と思われていることにいちいち疑問を持つ、 まだまだ闘う意志を忘れていない父親の方がある意味、子供っぽく。 子供としては、そんな親が恥ずかしくてたまらないのだけれど、 間違ったことはしていないという父親は、全く動じない。 そして母親も、時に行き過ぎな父親をたしなめることはあっても、 否定はしない。 黙ってただついていく、というわけではなく、自分も信念があって、 そんな夫についていく、そんな強い母を天海祐希が好演。 東京の澱んだ空気から逃れて、西表島に来た一家。 いきいきとしている親とは対照的に、仕方なく従う子供たち。 だけども西表島の激しい太陽の下で汗をかいている父親の姿に、 何かを感じる。 こんな親っていいな、こんな家族っていいな、なんて、 実際にあったら暑苦しくてウザくてたまらないだろうけれど。 無鉄砲で無茶な父親だけども、それをしっかり母親がサポートし、 子供もそれに従う。 それって、大切なことかもしれない。 世間からはみ出していても、家族の中で両親がお互い尊敬しあい、 子も尊敬できれば、親としては十分かもしれない。 そう思った気持ちの良い映画でした。 『サウスバウンド』 著:奥田英朗 オリジナル・サウンドトラク 【参考】 サウスバウンド 公式サイト
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