*モナミ* SMAP・映画・本

2009/04/04(土)11:58

『くっすん大黒』 著:町田康

本(969)

『くっすん大黒』 著:町田康 三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、 毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。 誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、 今日こそ捨ててこます。 ミュージシャンだかシンガーソングライターだか知らないけれど、 まるでロックでパンクな音楽を聴いてるかのような、 破天荒で意味のあるようなないようなお話。 自堕落な生活がたたって妻に一切合財の金を持って出て行かれた、 しがない男。 残されたものと言えば、一人で立つことのできない大黒様だけ。 3年前、急に仕事を辞め、ダラダラとした生活を送ってきただけあって、 その怠けぶりはハンパではなく。 なのに妙に他人の目が気になったりと、目障りな大黒一つ捨てるにも、 ああでもない、こうでもないとグズグズと。 唯一の親友?である男も、これまたいい加減なヤツで。 持ち金が底を突いてしまった2人でバイトを始めるも、これまた大騒動に。 それでもめげず、なんやかんやウダウダと、風の吹くまま気の向くまま。 大黒様も、結局そのまま鎮座して。 本人なりにマジメなんだけども、どうしても払拭しきれない不真面目さと、 そこに漂う投げやり感に、明日は明日の風が吹く!と思った1冊でした。 ランキング 励みになります♪ 【参考】 ◆町田康の著書は→  読了書棚 ★そのほか話題の記事はコチラ→   

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