＊モナミ＊ SMAP･映画･本

いまさらながら、マイケル・ジャクソンの話題ですが。


あのマイコーがSLE（全身性エリテマトーデス）だったって、
知ってました？
私はついこないだ、友達に聞いて知りました。

東京に来てからの新しい友達なので、こういう病気なんだよねー、
みたいなことを話してたら、それってマイケルと同じ病気じゃない？
と言われ。

アメリカでは周知の事実だったらしいけど、私は知りませんでした。
同じSLE患者として、なんという無知。
でも日本では知ってる人、少ないような気がする。


でもマイケルはSLEの治療薬であるステロイドの副作用である、
ムーンフェイスにはなってなかったよね。

ということは、違う薬を使っていたのか？
それともその副作用を恐れて、ステロイドを使わず、
鎮痛剤だけ使っていたのか…？


そう思うと、あのステージングはますます驚異に思えてくる。
痛かったろうなぁ。
苦しかったろうなぁ。

全身の色んな症状に次々と襲われていたはず。
色んな薬の副作用に悩まされていたはず。
病気のことを忘れられたことなんて、一瞬たりともなかったはず。

でも世界中のファンが待っているから、強い鎮痛剤を使いながら、
自分の身体を騙しながら、踊り歌い続けたんだろうな。


あの奇妙に見えた黒ずくめの衣装も、日傘も、手袋も、マスク姿も、
今なら分かる。
SLEは日光に当たっちゃいけないんだもの。

それを奇行だ狂態だと、面白おかしくはやし立てていた私たち。
なのに、一言も言い訳も弁解もしなかったマイケル。


マイケル・ジャクソンの外観によると、肌が白くなっていたのも、
白人になりたくて漂白したのではなく、尋常性白斑によるものだって。


体中病気を抱えながらキング・オブ・ポップであり続けたマイケル。
天国では病気も痛みも薬もなく、ダンスしているだろうことを祈ります。

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ノニ