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2015.01.15
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カテゴリ:
『高い城の男』

著:フィリップ・K・ディック


アメリカ美術工芸品商会を経営するロバート・チルダンは、通商代表部の田上信輔に平身低頭して商品の説明をしていた。

ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。
第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が、世界を支配しているのだ。



第二次世界大戦で、ドイツと日本の連合軍が勝利した世界を描く未来小説。


今の世界を私たちは当たり前のように受け入れているけれど、もし、日本が、ドイツが、先の戦争で勝利していたら…。

そこに描かれている世界は今の世界と180度違っている、わけではなく、支配層、支配思想が違っているだけで、今の世界とは変わりないのかもしれない。


ドイツ上層部が、ナチス政権のままの横暴たるものとして描かれている一方、同じく戦勝国である日本人が支配するものは、精神の世界。

それは高尚なものとして描かれており、私たち日本人としては、若干面映い部分もあり。
しかし、いくら同じ戦勝国であっても、肌の色が違う。
そこを、ドイツ方は快く思っていない部分が、見え隠れしており。

日本は戦勝国であるけれども、我々と同様の劣等感を持ち、その葛藤を誤魔化しながら支配者然としているのだろう、ということを敏感に感じ取っている敗戦国(英米)の国民たち。


戦争における「勝利」とは何か。
勝って得るものと、負けて失うものと、確かに大きいかもしれないけれど、行き着く場所は同じなのではないか。
どちらが勝利しても、歪みは必然。

でもそれは、未来から過去を振り返ってみてしか分からない。
今この瞬間にも、目先の有形無形のものを巡って戦いが起きているのだから。




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【参考】
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最終更新日  2015.08.22 19:18:38


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