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カテゴリ:読書いろいろ
これ、この前まで読んでいた東京の地下の謎と微妙にリンクしてます。
第1章はこの東京の地下の謎について。 たとえば、地下鉄半蔵門駅に存在する地下シェルターとか、軍事色を多分に帯びた大江戸線とか、千代田・南北・有楽町を結ぶ点と線とか・・・。 有楽町線の線路なんか、自衛隊の90式戦車が走れるんだそうですよ、サイズ的に。 最初からそのつもりで作ったのか、たまたまそうなったのかは謎ですけど。 でも、東京の地下鉄って、路線によって広軌と狭軌があるんだそうで。そのため相互乗り入れのできないところが何箇所もあるのだとか。 不思議と言えば、この本ではじめて知ったのですが、プラットホームが地下1階なのに改札が地下2階にあるとは何ゆえ??? 千代田線・霞ヶ関駅がこれなのだそうで。ちなみにこの駅で千代田線から丸の内線に乗り換えるときは、一度地下2階まで降りてからさらに地下3階まで行き、日比谷線のプラットホームを歩いてから地下1階へ移動。再び地下2階に下りてようやく丸の内線のホームにたどり着くのだとか。何でこんなややこしいことになってんのかしらねぇ。ここでもしサリン事件のようなことが起こったら、どこに逃げたらいいのかわからないじゃないの。右往左往してどこにも行き着けずに死んじゃう可能性だってないとはいえないと思う。何でこんな複雑な造りの駅にしたんだか。 2章以降4章までは有事のばあいの、防衛ラインについてのあれこれが書かれています。 いわく、内堀どおりで戦闘機の離発着が可能とか、有事の際はJRと地下鉄で自衛隊を都内各地に展開させることが可能とか。 VIPの逃走経路も、あちこちにあるらしいです。この本によれば。 特に、海外のVIPが宿泊するホテルは、怪しいらしいですよ。 日本が攻撃されることが絶対ないとはいえない今日の情勢ですけど、この本を読んでると「ホントかな?」と思うような部分が多いので、まあ現実味は薄いんじゃないかな、と。 この本に書いてあるような視点で、高速道路や各地の公共施設を見るとそんな気がしてくるからまさに不思議な本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 4, 2005 11:53:01 PM
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