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May 22, 2005
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カテゴリ:読書いろいろ
先日の日記にも書きました、某カメラマンです。

帯には「もう、あんな国には行きたくない!」と書かれていますが・・・、宮嶋さんこのあとも行ってます、サマワに。

3月初旬から6月初旬まで、実に3ヶ月にわたってあのサマワに滞在していた宮嶋さんが、その間の取材の過程や現地でのいろいろなあれこれなどを書いてます。

自衛隊の宿営地のこともかいてますが、国防秘とやらが多くて、いちいちカッコ書きで国防秘と注意が入ってるんですよ。
テレビの報道番組では決して見ることのできない、イラクの人たちや現地にいる自衛隊の人たちのことがたくさん出てきます。

2回もあった日本人人質事件のことも書かれています。あんまり詳しくは書いてませんけどね。宮嶋さんが現地で見聞きしたあれこれですけど。
しかも人質事件があったせいかどうか、自衛隊の宿営地で避難生活が!
しかも、宿営地で避難生活をしていても、取材は一切不可!宮嶋さんはそのことを「カメラマンの生殺し」と書いてます。そうでしょうね・・・、右を見ても左を見ても、取材対象となるネタがごろごろしているのに、取材不可!えさを目の前にしてお預け状態の犬のようです。

それに、避難生活中に宿営地で緊迫した状況が勃発!自衛隊員の方々はコンテナハウスの中から飛び出し、走りながら防弾チョッキなどの装備を身につけ、カメラを抱えて同じくコンテナハウスから出ようとしていた宮島さんたちを「なかに入ってください!」と有無をも言わさず扉を閉めて・・・。
このときいったい何が起こっていたのか、現在もわからないそうです。大勢報道関係者がいたにもかかわらず、誰も何も知らないという・・・。

最後の章は、橋田信介さんと小川功太郎さんの襲撃事件の話です。
襲撃される日のお昼前、自衛隊の宿営地でお二人とあったこと、お二人が変える間際に「何かあったときは使わせてもらいます」と言って二人と写真を撮ったこと、そのわずか数時間後に殺害されたと聞かされたこと。
それから宮嶋さんはかかってくる電話に対応しつつ、お二人の安否の確認に邁進されたそうですが・・・、元気なお二人に会うことはかないませんでした。

その上、橋田さんの遺体が現地通訳の遺体とひょっとしたら取り違えられ照る可能性も・・・、と聞かされ事実確認に動きます。
このときはバグダッドの日本大使館は何もしなかったんだそうです。実に頼りになる大使館で・・・。

すべての事実確認を終え、橋田さんの奥さんに会うためサマワを脱出するところでこの本は終わっています。

サマワを出るまでの辛い辛い1週間。
この間の宮嶋さんの気持ちを考えると、現地大使館の対応のまずさに腹が立ってきます。

宮嶋さんの書かれる本は、取材地でものすご~~い苦労をされているにもかかわらずあっさりさっぱりした文体で読めるので、宮嶋さんが本のなかで愚痴をこぼされていてもさほど深刻には感じないこともしばしばです。
ですが、この本だけは違いました。命の危険と隣りあわせで3ヶ月、一人でサポートもなく取材されてる様子がひしひしと伝わってきました。

テレビでは決して見ることも聞くこともできない、イラクで取材したカメラマンの本音が満載です。






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Last updated  May 22, 2005 11:01:34 PM
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