まんがよみ日記

2006/06/30(金)08:30

怒りを忘れたカナリヤは

時事(127)

 ひとりでできたブラジル人が空港から離日する姿をみんなで和やかに拍手するニュース映像に違和感を感じる私って、柳沢を罵倒するみのさんと同じレベルだろうか。  映像だから現場でどうなっているかわからないけれど。  生卵を投げろとはいわない。生卵やトマトをぶつけるセンスはいかにも海外から研究して輸入しましたよという「学習」の匂いがする。カッコ悪い。そこらへんのラッパー兄ちゃんがエミネムのDVDをみながらアクションをコピーする間抜けさに似ている。  でも怒れよ。  ウン億円受け取っておいて「あんなディフェンダーならオレでもかわせる」って記者会見でいうセンス。他人事かよ。仮にも4年間監督したひとのいう台詞ではないだろう。それがマリーシアというやつか(違)。  謝罪したからといってなにもかわらない。だから謝罪はいい。でも「身長が」とか「体格が」とか次につながらないことを言って去るのってどうよ。記者も仕事しろそのへん。  のび太にジャイアンになれといっているようなものだ。のび太をジャイアンに改造するのではなくてのび太がジャイアンと闘えるようにするのが監督の仕事だろう。  ところで。  よく学生運動崩れのおっさんが「いまのワカモノは怒らない」と嘆くが、いまにふさわしくて無理のない怒り方ってなんだろう?デモですかいまどき?  飲み込んだ怒りよどこへいく。また4年後も浮かれて迎えるのかわれわれは。(♂)

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