まんがよみ日記

2007/08/15(水)21:28

参拝。

時事(127)

 朝、●国(検索されるのが面倒臭いので伏字)に行く。  出勤前に(そもそも15日に働くなよというのもあるが)、寄っていこうと早起き。  電車の中で石丸元章のノンフィクション「KAMIKAZE」(文春文庫)を読み返す。死ぬことが怖かったとテレビで告白した元特攻隊員が他の隊員から総すかんを食い、それ以来語るのをやめた、というくだりにぐっとくる。美化しない話って伝わりづらいのはなぜだろう。かっこ悪いほうがむしろリアルで、だれも軽蔑したりしないのに。  九段下駅から神社を目指して歩く。台湾支持&五輪反対の方やら、外国人参政権反対の方やら、河野談話撤回をもとめる方やら、チャンネル桜のスタッフやら。どちらかといえば右寄り大集合。朝早いせいか、アカい方がいらっしゃらない。あとは老人会か。思ったより人が来ている。8時前なのに。  いつもは祭りだとか、花見だとか、夜中にアルコールまじりの目でみることが多いのだが、朝あらためてみると鳥居は思ったより汚れている。時間の積み重ねなんだろう。  制服警官と私服警官が佃煮のようにうろうろ。路上の垂れ幕をもったひとに道交法違反だ何だと難癖をつけているが。ほな路上の害賎車はどうなん?駐禁ちゃうん?とかえさないのだろうか←べつにいいけど。ところでなぜ関西弁?  以前来たときは思わなかったが、境内は意外とひろい。本殿めざして歩く。まっすぐに進む。空は青い。陽射しは容赦ない。汗がにじむ。ちょうどよいところに茶屋が。冷たいものがほしい。でも出勤前だ。我慢我慢。  近づくに連れて、空気が重くなっていく。厳粛な気持ちになる。  霊感はこれっぽっちもないのだが、パワースポットであることがわかる。いろいろなひとの想いがそうさせるのか。青葉が目に痛い。  ようやく到着。お賽銭に100円。自己流で手をあわせて帰る。静かな時間。色にたとえれば白だ。  ここを語るとき、実際に来た視点・実感が欠けている。いろいろいうまえにここの空気を吸うべきだ。政治家が票稼ぎのためにどうこうできる場所じゃない。もっと神聖な、おいそれと語れない場所である。杜の中に歴史がある。メメントモリ。(♂)  追記:夕方、近くの目白通りを車でとおったら機動隊と拡声器をもってハチマキしめたある種の団体とが小競り合いを演じていた。平和がどうの日本がどうのという難しい話ぬきにして、15日はただの祭りらしい・・・あるひとたちにとっては。やれやれ。これもまた、平和な証拠かしらん。

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