2008/10/16(木)05:49
自販機との遭遇
通勤ルートをかえたら、駅のホームで文庫本の自販機を発見。
バーが前にでて落ちるタイプのアレだ。
衝撃。
コインをいれたらがたんとおちてくる本。それはかつてゲームセンターでみた「イセエビのUFOキャッチャー」以来のインパクトだ。
自分が知らなかっただけかもしれないが。
なぜいままでなかったのだろう、というのも不思議といえば不思議だが。
「付加価値」「もったいぶりかた」がそれをとめていたと思われる。
本というメディアの自殺のはじまりか?
書籍は近現代の日本においてはどこか高い位置にあったはずなのだ。
印刷の手間であるとか、文学のもっていた日本語への使命感であるとか。
江戸時代まで戻れば違うと思うが。
どんな駄本でも偉そうにヒラ積みされた風景はおわり、コインとともに消費される「プリンテッド・ウォークマン」(@浅田彰)。商品の落下音は本も所詮ただのマテリアル、という実感がわくだろう。
でもこういうのを待っていた!というのも実感だったりして。混雑時、アイテムが多すぎるキオスクの店頭では選びづらい。
少ないラインナップなら、カンノー小説とかはやめていただきたい。車内で読めるわけないんだから(違)。あと銀色夏生とかね(個人的嗜好)。(♂)