忘れようもなく
どうしようもなく好きになった人から、自分もそうだと告げられることってどれだけ大きな力になるだろう。その、好きを持続させることができたら…普通はそんなことはできないけど。 反対に、忘れようもなく想いの深い相手から去られた時の消耗感はものすごくて、低酸素になる首輪をずっとしてなきゃならない。真綿のようなもので本当に時間をかけて首を絞められていくような。 そうなると何とか生活をして、一日をやっとクリアしていくしかない。底の抜けたコップにいつも水を注ぐようにそばに居てくれる近しい人にすがって、わたしを捨てないでと冷たい雨に晒されている子猫のような気持ちで、すごす、時間。。 その時間は、この問題を解決してくれるんだろうか。解決してくれないように、思う。少なくとも、私は。 それでも、生きていかないといけないから。 心と体は繋がっていて、消えそうな点のようになっていた、頃呼吸がどんどん低く 低くなっていって、心臓が10秒か20秒くらい止まって。。。しまうような時が何度かあった。あのとき私は多分、本当に十数秒感は死んでしまっていたと思う。 自分の心臓が、どくんとその運動を再会したとき 怖くて泣いた。本当に恐ろしくて。。 息子を産んでからは 呼吸が低くなっていく症状がなくなっていた。本当に忙しくて、心臓も休む暇がなかったのかな。 うん。。私は、休みすぎてたんだ、きっと。疲れたと言って。動けず、予定を最小限にして。でもそんな自分を認めるのが怖くて。 時間がかかった。とてつもなく。自分を動かす為の装置を探す、その為の馬力が なかなか出なかったから。 今、やっと自分を、大好きな人を、その人への想いを、自分の中に取り戻せて…世界のひとつぶひとつぶが、意味を持って動いて光りだして。 あなたが存在してる。あなたが好きだと、それを自分の中に確認できた私はまた、あの頃のように あなたの為に絵を描くよ。私の中の 愛しいあなたに向けて。