数分、もしくは一瞬の　連続。

自分や、隣の人や、まわりの世界までが

完全なものであるような気配に囲まれて。

　

そんな「完全な気持ち」になる

瞬間に出逢う為に、生きてるのかもしれないと思い当たって。

　

　

例えば、その完全な気持ちになる為に用意した

その時と同じ音楽を聴いても

体にも心にも　トラウマは残らない。

一回目の、再生になるだけ。

ふわりと消えてしまう。

　

　

その完全な気持ちは、

新しいもの・感覚・場所から

奥底の暗い秘密の場所へ

突然、シャワーのようにあつくこぼれ落ちて

　

言葉にできず　沈黙の中に　息をするもの。

　

…ということに、気付いた。

　

　



　

すごく

悲しくて、嬉しくて。

　

ずっと黙ってた暖かな太陽が

一秒いちびょう、体の中に温度が産まれていく。

　

　

だから大丈夫。

もう　何にも怖くない。

私は、あの時の気持ちを黒い太陽に閉じ込めて

胸元にずっと　ずっと

輝かせることができる。