株を持ちきる、ということ
中国株でメインとしていた8058山東羅欣薬業ですが、株価が5ドルを窺う位置まで戻ってきました。前々回は2007年の秋6.6ドルまで上がったとき、前回は2008年の春、Q先生の上海邱友会で羅欣の経営陣が来て会社説明後数日で急騰したときに5ドルを超えていました。今回のはその頃より、会社の経営も2倍(純利益は2倍くらい)になっており、急騰というより、地歩を固めて上がってきた、という印象があります。持ち株的には、最近分散投資に宗旨替えをしたために、かなり株数が減ってしまいました。そのままずっと持ち続けていたほうがあるいはいい結果だったかもしれんな、、と思いますが、いろいろあって、結局そうはできませんでした。しかしそのこと自体は、あまり後悔はしていなく、やはり分散にして正解だったと今は思っています。持ち続けていて、その株が(その会社が)成長するかどうかというのは買った時点では、かなり確信を持って買ったとしても、やはりある程度は、途中で何があってもおかしくない、というのが実情だろうと思います。(現に痛い目にもあいました。)そういう意味では、少数銘柄の株をそのままずっと持ち続ける、というのはある意味ギャンブルに近いような形になっているし、また精神的にもとても落ち着けるものではありません。(ディフェンシブ銘柄の製薬業ですら、難しいわけですから)株は集中投資で、上がるまで何年でも持って待つのが王道、とよく言われますが、(バフェットの投資方法)長く株を持ち続けて、成長の恩恵を享受しようと思ったら、凡人である私には、確率的にも精神力的にも、適度な銘柄分散が必要だと実際にやってみて、今は、思います。今は中国株は、分散投資に値する成長企業がいくつもあるのは大変ラッキーな状況だと思っています。