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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2009.12.13
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11月下旬にオープンしたSkyリゾートというモンゴル初のスキー場です。

オープン以来行きたいと思っていましたが、最初に行くのはモンゴル人と一緒がいいと思い、友人のBさんと行くつもりでした。

モンゴル人と一緒、というのは「一人で行けない」というのではなく、とにかくこの国はまともな対応ができなことが多く、英語はほとんど通じないので1回目はモンゴル人と一緒の方が無難です。

普通の国なら、言葉が通じなくても問題ないことでも、モンゴルはその辺、かなり「異常なことが多い」ですので仕方ありません。

ですが、先月下旬以来、Bさんはかなり忙しくとても行けそうにありませんでした。そんな時、イギリス授業の責任者であるSRさんが連絡してきました。

「明日の土曜日、生徒たちとスキーに行こう思うんだけど、一緒に行かない?」と聞きます。私は「もちろん、いいよ。何時から?」と聞きました。

ですが、午後4時からと聞いて「そりゃあ、無理だよ。寒すぎてスキーどころじゃないよ。」と答えました。

彼女は「夜8時まで滑れるのよ。」と言ってましたが、モンゴルはこの時期、夕方5時を過ぎると暗くなり、その寒さは半端ではありません。寒さに加えて、ゲレンデも凍るでしょうからとてもスキーはできないでしょう。

そもそも4時からって言っても、モンゴル時間では5時出発です。6時に着いて、それから準備して・・・ほとんど滑る時間はないでしょう。

私はその旨話しましたが、モンゴル人はスキーの経験がないので、気楽です。「大丈夫よ。モンゴル人は寒さに慣れてるから」だって。

ですから、土曜日はスキーに行かずに外人教員のパーティに行ってきました。そこで一緒になったシカゴ出身のアメリカ人英語教員のIさんはも誘われたけど「こんな寒い国で、夕方からスキーなんてクレージーだね」と私と同じことを言ってました。

とはいえ、スキー場には行きたいです。翌日そのSRさんに聞いてみました。「昨日のスキーはどうだった?」と。

すると案の定「やっぱり夕方は寒すぎて、結局行くのを断念しました。」だそうです。そりゃそうでしょう。

ですが、日曜日はまずまずいい天気だったので「今日がチャンス!」と思い、モンゴル語科の日本人留学生組に連絡し、留学生と一緒に行くことになりました。

場所は、市内から車で30分ほどで近いです。まずは入り口で一人300トゥグルグ取られます。まあ、入場料でしょうか?

駐車場代なら人数は関係ないはずです。到着後、ロッヂに入り、レンタル関係のものを調達しました。

最初に窓口でリフト代とスキーレンタル代をセットで払いました。といっても、言われたまま払ったら、そうだったというだけですが。

リフト券は時間制で4時間の半日券を買いました。スキーレンタルとリフト代で2万トゥグルグほど。ですが、最初にリフト券を買うのはちょっと問題だというのが後からわかりました。

まずは、ウェアーです。上下で4200トゥグルグだったかな?ま、安いです。次に靴と板。ところが!借りようとすると「IDを出せ」と言います。

これはモンゴル人が皆持っている顔写真付きのカードで、モンゴル人はこれを「パスポート」と読んでます。確かに銀行でも旅行でも必ずこのパスポートの提示が求められます。

私は「日本人だからない」と言うと「じゃあ、日本人のパスポートは?」と聞きます。こんなスキー場に来るのに持ってくるはずないので、ないと言うと「じゃあ、ダメです」と例によってあっさり言います。

ちょっと待ってよ!と思いましたが、相手は困った顔して「なんとかしよう!」なんて雰囲気はゼロです。

私が「でもお金は払ったよ」と言うと、ちょっと困った顔してきました。モンゴルでは、ここで引きさがったら、それでおしまいです。ここに何しに来たのかわかりません。

更に強い口調で言うと「じゃあ、携帯を出せ」と言います。要するに、モンゴル人はスキー靴でも板でも、持って逃げかえるという前提でルールを作っているのです。

しかも私はてっきりIDカードは提示だけかと思っていたら、カードは全部差し入れていました。なので、携帯を要求するのです。仕方なく、携帯を預けました。

なので、ゲレンデでは携帯を使えなくなってしまいました。先に来ていた人達と現地で会うはずだったのですが・・・

良く見たら、いくつもの携帯が箱に入っていました。ただポストイットが貼ってあるだけです。

あのポストイットははがれたら、誰のかわからなくなってしまうのだろうと思いました。IDカードだって、簡単に紛失しそうな管理状態です。本物の私のパスポートをここで預ける気はしません。

まずは靴を借りて、次にスキーです。カービングなので自分の背よりも短いものを。こちら側からは一切選んだりはできませんが、ヘッド、ロシニョールなどが並んでました。

ですが、驚いたのは靴と板の調整を全くやらないということです。普通は当然ですが、靴のサイズに合わせて板の金具の調整をするのですが、何もしません。

最初に出された板は、あまりにも短く、私の背丈を見ているのかと思うほどでした。私が「これは短いのでは?」と聞くと、ああと言って取り替えに行きました。

そこらじゅうを探して、なんとか私の肩ほどの高さの板を持ってきました。推測ですが、板選びは背の高さではなく、靴の大きさで決まったいるのでしょう。

だから、全く調整しないのだと思います。ですが、靴の大きさ、板の長さ、そして使用する人の背の高さがうまく合うなんてほとんどないと思うのですが、調整作業できる人がほとんどいないのでこうしたやり方が選ばれたのでしょう。

未経験者がほとんどのモンゴル人は、長くても短くても渡されたら「はい」と受け取るしかないでしょう。

結局、かれこれ1時間近くをレンタル関係に費やしてしまうほどでした。そこで思ったのが、4時間制のチケットです。最初に買わないと、何も借りられないのですが、4時間の有効時間のうち1時間は滑る前に費やされるというひどい仕組みだと思いました。

戦略的には、ウランバートルに住む外国人もターゲットだと聞きましたし、実際多かったです。

ですが、ほとんど英語は通じないし、モンゴル人用のIDカードがないと入れないとか、板のサイズを選べないとか、ひどいものです。

ただ、こういう国では、中途半端にモンゴル語を話せると何もできないということもよくあります。

ウエアを借りる時、チケットやIDのことで店の人と少し揉めました。一緒に行った留学生はもちろん私よりモンゴル語は話せるので、店員と話しました。

店員は安心して「それはダメ」「あっちへ行ってからまた来てくれ」などと言います。モンゴル語で交渉なんてしても、できるはずありませんし、店員も気にも止めません。

その留学生のSAさんは「ここだけではダメだって・・・何度言っても、聞いてくれない。」と言いました。

私は「モンゴル語なんか使うからだよ。相手は平気でいくらでもできない理由を言うさ。」と言い、私が交渉することにしました。

もちろん、英語のみです。簡単な英語だけを使って、「私はちゃんとお金を払っていいる。早く、ウエアを出してくれ。」と強めに言いました。

何度か簡単な英語での反論ありましたが、相手の反論が続きません。結局「外人だから仕方ないか」という雰囲気で「OK。わかりました」と出してくれました。

モンゴル語での交渉ではダメですが、相手の不得手な英語となると、すぐに諦めるのも面白いです。

本来は、ちゃんとしたルールがあればそれでいいんですけど、そこまで行ってないのがモンゴルです。

到着から1時間もかかりましたが、いよいよゲレンデです。

「続く」





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Last updated  2009.12.15 13:42:54
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