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カテゴリ:日本滞在(一時帰国)
東京の自宅の郵便受けに、母校の大学から基金のお願い郵便が来ていました。
これは多分どの大学でもあることでしょう。創立135周年とありますが、130年でも140年でもいつだってOBからの寄付金は欲しいのです。 もちろん、名目はいろいろあります。研究の充実とかカリキュラムの改善などです。その中で、留学生支援なども含まれています。 その資料の中に、2009年10月1日現在の留学生数というのが掲載されていました。 一橋大学はそもそも各学年の定員が全学部合わせても1000人にも満たない小規模大学ですが、留学生は積極的に受け入れてきたようです。現在は、総在籍学生数の約1割が留学生のようです。 その留学生数は632人とあります。そのほとんどがアジアからの留学生です。 私がモンゴルに行く前にモンゴル語を教えてくれたモンゴル人のAさん、いつもこのブログに登場するBさん、同じくモンゴルで投資などを仕事をしているEさんら、確かにモンゴルから一橋大学への留学生は多いようですが、全員国費留学です。 文部科学省の国費留学制度は、お金がない国の学生でも、学費、生活費全て日本国政府が払うのです。 その分、試験は競争がものすごく厳しく、モンゴル国内のみならず、アジアの学生らと競争しなくてはならないと聞きました。 その国別内訳が載っていたました。 1位中国198人、2位韓国159人とこの2国で過半を占めます。3位は台湾の33人ですが、4位になんとモンゴルの26人が入っています。 続くのは、5位タイ25人、6位ベトナム18人などとなっています。あとは、アメリカ、インドネシア、ウズベキスタン、ドイツ、フィリピンと続いています。 世界中にたくさんの国があるのに、モンゴル人留学生が4位というのはすごいです。中国は人口がケタ違いですし、韓国も多いし。 というわけで、割り算してみました。国の人口100万人当たりの一橋大学への留学生数です。 対象がたった一つの大学、しかもマイナーな小規模校なので、データとしてはほとんど意味ないですが、とにかくやってみました。 すると・・・アメリカやドイツを除いてアジアに絞ると、留学生数トップ9カ国の結果は? 第9位はインドネシアで、人口100万人当たり一橋大学への昨年10月時点での留学生数は、0.05人です。つまり1億人当たり5人ということです。 第8位はフィリピンの0.1人。つまり1千万人当たり1人ということ。 第7位は中国で、人口100万人当たり0.15人、第6位ベトナム0.2人、第5位タイ0.38人、第4位ウズベキスタン0.44人と続きます。 そしてこれより多いトップ3は、人口100万人当たり1人を超すのです。 第3位は台湾の1.43人、第2位は韓国の3.3人となります。そうです、第1位はもちろんモンゴルです。 その数字は、人口100万人当たりの一橋大学への留学生数はなんと9.7人とダントツ1位なのです!韓国の3倍、中国の65倍近いのです。 「だから何?」という声が聞こえてきそうですが、もちろんなんにもありません。ただ「モンゴル凄いねー」しかありません。 モンゴルのような人口小国にとっては、絶対数のランキングではいかなる切り口でも、世界上位には行けません。 ですが、割り算なら、人口比でなら、場合によってはこうした特徴が出てくるのです。東大ではどうなのか?早稲田ではどうなのか?全く想像もつきませんが、多分、早慶は少ないでしょう。 詳細の仕組みは知りませんが、文部科学省の国費留学制度は国立大学がメインなような気がしています。一部に例外はあるのでしょうけど。 多分、こんなマイナーな統計でもない限り、モンゴルが日本でNO1というデータは、そうは存在しないでしょうが、なんでも構いません、とりあえず1番なんですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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