縁あって、政治家の資金集めパーティに出てきました。
政治には対して興味はないですし、特定の政治家を応援していることもありませんが、田舎の同じ高校出身の政治家から出席してほしいと言われ出てきました。
動機としては、政治的関心ではなく、よく新聞などに出ている政治家の資金集めパーティというものを興味本位で一度は見てみたかったということです。
出席してほしいと言われたといっても、当然お金は請求されます。2万円でした。
最初金額を見たときは「随分高いな」と思いましたが、「資金集め」が目的なんですから、高いのは当然でしょう。
場所は都内港区のホテルです。ここは、高校の同窓会などでよく使うホテルですが、それと関係があるのかどうかはわかりません。
受付に行ってまず驚いたのが、私のような個人的な人間を受け付けるつもりはないということです。
受け付けは左から「国会議員」、「官庁関係」、「企業関係」とあるのみです。これだけです。
個人が来ることは想定していないのでしょう。いかに一般市民を視野に入れていないかこれでわかります。
私は「あのー、一般人なんですけどー」というと、「はい、一般の方でも大丈夫です」と言って、あわてて案内してくれました。当然ですが、そんなの私くらいなのでしょう。
なので受付といっても、私の場合は名前を書くとか名刺を置くとかはせずに中に入りました。(お金は事前に振り込んでありました)
受付では、その同窓議員が出迎え、一人一人と握手をしていました。私も型どおりの挨拶を終え、中に入りました。
会場には立食用の料理が用意され、簡単な舞台が設置されていました。
このパーティで感じたのは、政治家が政治家のために政治家によって催されているってことです。政治家以外にはほとんど関心がないような人たちでした。
最初からずっと主役の若手政治家を先輩議員が応援に駆け付けたという設定が続きます。
「次は、元OO副大臣、衆議院議員△△センセイ、お願いします」という紹介があり、似たような話をします。
まずは自分自身のアピールです。本来は若手政治家の応援に来ているのですが、そんなことより自分のPRの方が大切だということです。
こんな感じで、若手政治家を従えて話します。