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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2014.08.16
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その中で、これまた何度も耳にしたことがある日本政府についての噂を口にしました。私はその話は聞いていましたが、やはり最近、その噂は相当広まっているんだなと実感した次第です。

それは、日本の援助です。

日本がモンゴルに対して大きな援助をしてきたことは、国民のだれもが知っています。もちろん、感謝の気持ちも持っています。ですが、モンゴルでは「外国が何の目的もなく援助してくれはずがない」という見方が多いのも事実です。

彼女は最近友達からこんな話を聞いたそうです。

「日本が援助しているのはもちろん目的がある。日本は小さい国だから、住むところが足りないのです。だから、モンゴルを援助してモンゴルの国土を取って、そこに日本人を住まわせたいと日本政府が考えているのです。」という話です。

モンゴルにお住まいの方なら、一度は耳にしたことがあるでしょう。人口も減少し、空き家が増加して困っている日本が「モンゴル国土移住計画」をしているなんて、日本人ならあり得ないというか夢にも思わないのですが、こちらではそうでもないのです。

私は2つのことを言いました。

1つは「なるほどね、何か利益を得る目的があって援助してきたってことですね。正直に言えば、その目的は別にしても、私は日本政府がそういう戦略的目的を持って援助してきたなら、それは大いに嬉しいですよ」と言いました。

「日本政府、特に外務省はきれいすぎるというか、アホというか、「モンゴルさん、いい国になってくださいね」という方針しかないのが問題なんです」と言いました。

「何かを得るなどという目的も持たないもんだから、日本が長年かけて整備した道路の上を中国のクルマが走って金儲けしているってことになっているんです。」とも。

もう1つは・・・さすがに言うには躊躇しました。が、言いにくいけどやはりこれが一番効果あるかなと。

「前から思っていましたが、モンゴル人の多くはこの地が世界で一番いい場所だと思っているということです。もちろん、それはチンギスハーンもそういう言葉を残しているし、遊牧には大変いい場所だというのはわかります」

「でもね、それを世界中の外国人がモンゴルに住みたいと狙っていると思ったら、それは大きな間違いです。もっと言えば、全くありません!多くの日本人にとっては、ただでも住みたいとは思わないでしょうね、残念がら。」とも言いました。

プライドを傷つけてしまうようなきつい言い方でしたので、反応をちょっと心配しました。が、その反応は「え?みんなモンゴルに来たいというわけじゃないの?」という驚いた顔をしていました。そして、その言葉で納得したのです。

「これはモンゴルがいいとか悪いではなく、それぞれの国には歴史や伝統があって、特に日本のような国にとってはモンゴルの大草原に住むのはとても困難なことなんです」とも付け加えました。

こうして直接話せば、何の問題もありませんが、恐らくモンゴルでは「小さな国の日本はモンゴルの国土を奪って、日本人を移住させるために援助してきた」というのは既に都市伝説になっているような気がします。

でも問題は、この日本を中国に置き換えたら、都市伝説ではなく、現実的な恐怖と言ってもいいでしょうね。

「中国はモンゴルの土地を奪って、中国人を移住させるためにお金を出している」というのは、本当なんですから。こっちのことには、なぜか無頓着な人が多いのが不思議です。

(完)







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Last updated  2014.08.16 23:21:53
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