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カテゴリ:モンゴル出張
今、モンゴルで一番人気のスーパーというより、一番人気スポットといっていいほど人がたくさん集まっている場所がEマートかもしれません。
場所は、チンギスハーンホテルやショッピングセンターのスカイの近くです。というか、同じ敷地内ともいえるところです。 当初、その場所を知って「じゃあ、隣接するスカイとは競合になるな」と思ったのですが、そうではなくスカイを閉鎖して、隣接した場所に新しく巨大なショッピングセンターを作ったということです。 チンギスハーンホテルも、閉鎖されたスカイもこの新しいEマートもすべて韓国系ですから、同じ資本の下でやっているのでしょう。閉鎖されたスカイショッピングセンターは、おそらく再開発されることになるのでしょう。 店内撮影を許されるはずもないと思い、カメラは持っていきませんでした。実は以前、日本の某大企業に頼まれて店内の売り場、陳列の様子を内緒で撮影したことがあったのですが、小さな店では問題ありませんでしたが、そこそこ立派な店では店内カメラで見つかってしまい、こっぴどく叱られたことがあるのです。 Eマートの中は一言で言えば、韓国の大型スーパーをそのまんま持ち込んだって感じです。食品から衣料、雑貨、家電までなんでもありで、業態としてはGMSと言えます。 陳列されている商品のほとんどは韓国製造品かどうかは不明ですが、韓国から持ち込んだもの或いは韓国ブランドの商品に見えました。 生鮮食品以外は、ほとんどハングルのままの表示でしたが、POPではモンゴル語で説明されてました。また一部の商品には、モンゴル語のシールが張られ、使い方の説明が書かれていました。 普段多くの中国品に見慣れているモンゴルの人たちにっては、まさにグローバル感覚のスーパーマーケットと言えるでしょう。 このEマートに比べれば、既存のノミンスーパーや旧スカイの売り場は、やはりモンゴル的だと言えます。そういう意味では消費者にとっては非常に新鮮なんでしょう。 この夏のオープン以来、連日混雑しているとのことですが、確かに今までモンゴルで見たどのスーパーやデパート、あるいはそれ以外の施設も含めてたくさんの人で賑わっていました。 ウランバートルでここより人出が多いのは・・・夏のナーダムくらいじゃないでしょうか? これだけ何か月もの間混雑が続いているということは、商圏がかなり広いということだと思います。 駐車スペースも相当確保されているのですが、それでも道路には駐車場につながる車列が続いていました。おそらく、ノミンデパート並みの商圏があるのではないでしょうか? 市内各地にあるノミンスーパーは相当の打撃を受けるでしょうし、同じく多店舗を有するミニーデルグールはますますSM(食品など日常的なものだけを売る小型スーパー)に特化していくでしょう。 この売り場面積と客数の多さを見ると、限られたウランバートル市民の購買力が相当ここに吸い上げられてしまっているんじゃないかと思えるほどです。 平均的なノミンスーパーの何店分くらいでしょうか?5店?いやいや、10店分?そのくらいは十分あるんじゃないかと思いますが、実際はどうなんでしょうか?ちょっと暇そうなノミンスーパーなら10店分以上の売り上げは優にあるでしょう。 広い商圏の場合、競合店にとっては生鮮食品よりも衣料や雑貨のインパクトが大きいでしょうから、やはり最大の売り上げ減少はノミンデパートではないかと思います。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.16 20:30:31
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