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カテゴリ:日本の生活(イベント、季節)
「ハガーティ?あれ、なんで私はこの名前を知っているんだろう?」と最初に呆けたことを口にしたのは、数か月前にトランプ政権になって新しい米駐日大使の名前が新聞に出た時でした。
薄れた記憶はなんせバブルの末期のころの話です。新聞によれば「米国大手コンサルティング会社の東京事務所にいた」とあります。 友人のSさんに聞くと「何言ってんの。一緒のオフィスにいた、あのハガティだよ!一緒に仕事したじゃない!」と言われ、消えかかった昔の記憶が蘇ってきました。はい、確かに一緒に働いていた頃の様子が頭に浮かんできました。 東京事務所は今は紀尾井町の立派なビルに何フロアーもドーンと借りて入居していますが、彼がいたころは大手町とは名ばかりの神田との境界線のような場所にあるビルにいましたので、彼もその差に隔世の感を感じるでしょう。 当時の彼は、当然頭は良くフレンドリーな若手コンサルタントでしたが「知日派」と言えるほど日本に溶け込んでいたかどうかまではわかりません。でも、以前一緒の事務所で仕事をしていた元同僚が駐日大使となって戻ってくるのは大歓迎です。 Sさんによれば、ハガティ氏はアメリカに戻った後、共和党関係の仕事をしていたということで、政治的な関心はかなりあったということです。 実は、経営コンサルタントはやめた後に、ビジネスの世界にだけ羽ばたこうというわけではなく、官僚や外交関係に進む人もいます。ケネディ米駐米大使が来るまでの在日米大使館のナンバー2だったTさんも、同じ時期に私と同じオフィスで働いていました。そのTさんは今は香港の米総領事だそうです。 偶然とはいえ、同時期に米駐日大使と米駐香港総領事が、同じコンサルティング会社の東京オフィスで私と一緒に過ごしたということは、なんだかアメリカという国が身近になったように感じられます。 新大使ですから、公的な歓迎パーティは目白押しでしょうが、彼の日本時代を一緒に過ごした仲間でプライベートな歓迎会をやろうという話はすでに出ています。恐らく、あれから随分と立派になった東京事務所がなんらかの動きをすることでしょう。 モンゴルの駐日大使も近々で交代すると聞いています。今度はどんな方が来られるのでしょうか? いつか、日本やモンゴルで一緒に仕事した人か一緒に飲んだ人になって「おー、おめでとう!ようこそ日本へ戻ってきましたね。」と言えるような人になってくれたらいいなと思います。 長い人生、どこで出会い、どこで再会するかなんて、誰にも予測できないものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.24 18:37:34
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