1899246 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

田崎正巳のモンゴル徒然日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile


モンゴル2008

Category

Calendar

Favorite Blog

島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

Comments

Freepage List

Headline News

2017.10.07
XML
カテゴリ:ユーラシアの歴史
言葉以外で感じたことを書きます。

まずは「踊り」です。番組の中では、村でみんなが集まった時にお祝いとして村人たちが楽しそうに踊っているシーンがありました。あれはまさにモンゴル人の踊りと同じです。

特徴は、肩を小さく上下に揺らしながら両手を動かす独特の踊り方です実はこれと同じシーンを前にも見たことがあります。

司馬遼太郎のNHK番組「街道を行く」のモンゴル編を見た時のことです。当時、司馬さんは直行便がなかったので、新潟からハバロフスク経由でモンゴルを訪れました。

その時、今は極東ロシアとなっているハバロフスク近郊に住む先住民に会いに行き、そこで出会ったのがまさにモンゴロイドでした。多分韃靼系の民族だと思います。

その先住民族の踊りがまさにモンゴル人の伝統的な踊りと同じだったのです。モンゴル人にも見てもらいましたが「同じだね!」と驚いていました。今回のカザフ人の踊りは、その時と同じ気持ちで見ました。

民族衣装もそっくりです。モンゴルでよく民族衣装を展示していたり、民族衣装を着ているモンゴル人女性を見たことがあります。

モンゴルではハルハ人(モンゴルの主流民族)以外にも、たくさんの民族がおり、それぞれ独特の民族衣装を持っています。が、外国人である私から見れば「皆同じような素敵な民族衣装」に見えます。

中国っぽくもなく、韓国っぽくもないけど、彼らの衣装には共通したデザインや雰囲気があります。そういう意味では、このカザフの民族衣装も「草原の民」の民族衣装という点では共通していると思いました。

民族衣装を身に着ける女性はほとんど髪飾りを付けていますが、それもまたモンゴル人のそれと似ています。

髪から頬に連なるように垂れ下がる装飾品は、私にはほとんど同じ様式に見えました。一説には頬の骨の出っ張り(副鼻腔の張りと言われている)を隠すために、頬の前に垂れ下がるような装飾が多いと聞いたことがありますが、本当かどうかはわかりません。

更に馬乳酒も人気のようです。モンゴルといえば馬乳酒とされていますが、これもやはり草原の民に伝わる飲み物で、恐らく広くユーラシアには存在するのでしょう。

そしてモンゴルを代表するアイコンでもあるゲルですが、これも名前は違えど同じようにフェルトで作った移動式住居です。「これもゲルです」と言われれば、そうかなと思うほど似ています。

とまあ、挙げて行けばキリがないほど、「外国人である私の目」から見ると、カザフとモンゴルは文化的にも言語的にも似ていると思いました。地図を広げ、歴史を遡れば当然と言えば当然です。

モンゴル帝国時代のみならず、それ以前もそれ以後も、テュルク人もモンゴル人も現在の国境なんか関係なく、ユーラシアを駆け巡っていたのですから、文化的に似てくるのは当然です。

ただ、現代のモンゴル人は旧社会主義時代の影響もあるのかもしれませんが、あまり「ユーラシアの人々」や「他の草原の国々」を意識したりすることはないように見えます。

というか逆に、「モンゴルこそが世界に冠たる草原の国で、遊牧民の歴史を持っている国」と「他の国なんて知らない」というモンゴル第一主義的な雰囲気を感じます。

でも現実には、こうして見てもわかるように、同じような文化を持つ国は、ユーラシアにはたくさんあることでしょう。カザフスタンだけでなく、多分、キルギスやトルクメニスタンなどでも似たような光景が見られるのではないでしょうか?シベリア南部にも当然たくさんいることでしょう。

そうした草原文化、遊牧文化のグローバルリーダーを自ら宣言するのもモンゴルのあるべき姿じゃないかと思います。

「モンゴル固有の文化」などと言わず「草原・遊牧民サミット」をウランバートルで開催する方が、ずっと世界的には注目されるような気がしますね。

今回のカザフスタンについてのテレビを見ただけですが、ユーラシアの広がりと独自性のある文化を感じることができました。

思ったこと・・・いつかカザフスタンに行ってみたい、ということです。

(完)






Last updated  2017.10.09 19:46:44
コメント(0) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.