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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2017.11.30
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今回のインベストモンゴリアで「MIATは砂時計の一番細い部分になりたい」と言われた方がいました。

「外国からどんどん人が来る」というのが砂時計の上部で、「国内のビジネス、観光業がどんどん発展する」のが下部だとすると、MIATはその真ん中でボトルネックになりたいのです。

そうすれば経営努力なんかしなくても(今も全然やってませんが)今後とも利益を出せるわけです。そこで昨今言われている「引っ越し代が高い」とか「風の向きが悪い」とか言いがかりをつけて、延命を図ろうとしているのです。

格納庫や道路の問題は確かにありますが、それが決定的な理由ではないとの声が多いです。ちなみに、道路建設はかなり進めているそうです。

政府も「風の向きの件で危険性が高い可能性があるから、専門家コンサルタントを雇って、調査してみよう。」などと言い出す始末です。

恐らくその専門家は「風の向きでリスクがある場合がある」とかなんとか報告するのでしょう。当然、そんな調査は立地を決めるときにやっていますが、そんなのは気にしません。理由なんてなんでもいいのですから。

この話をややこしくしているのが、例によって「約束を守らない」モンゴル政府です。

モンゴル政府は新空港の運営会社を成田空港会社を中心とする日本企業に任せるという契約を既にしています。それを反故にしようとしているのです。これは新空港のための円借款の条件にもなっており、契約まで行っているのです。

モンゴル式思考法ではこれをどう言い訳するか?「確かにあの時約束はした。契約もした。」「だが、その約束を守るとは言っていない。約束することとそれを守ることは別のことなのだから」と。

この言い回しが翻訳ミスというわけではありません。日本では(というか、どの国でも)考えられないような行動を取ろうとしているのです。

さすがに本気でこれを主張するようであれば、日本政府も黙ってはいないでしょうが、まだそこまでの大問題にはなっていないようです。

今のところの見方は「MIATはしばらくはごねるだろうが、最終的には政府に従うしかない。現実的にはできるだけ新空港開港を遅れさせたいのだろう。」とのこと。

むしろ運営会社の問題が大きいです。普通に考えれば、数百億円も借款した日本相手に喧嘩することは難しそうですが、相手がIMFだろうとなんだろうと、約束を破ることにはあまり抵抗がない人たちなので、どうなるかわかりません。

来年の開港は確かに無理だろうが、結局2019年には開港するだろうという見方が多いです。

モンゴルが対外的というか、対日的に約束を守るかどうかは「TTで日本企業が落札した事実が、実行されるか」と「新空港の運営に日系企業が参画するか」の2点が、今後見守るべきポイントでしょう。

PS. 11月19日付け「世界一長蛇の渋滞inゴビ?」に書いた「何が習の気に障ったのか?それは新首相に問題ありと思ったからのようです。」という部分ですが、どうもこれは「新大統領に問題あり」が正しいようです。





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Last updated  2018.08.31 09:43:06
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