田崎正巳のモンゴル徒然日記

2017/12/11(月)00:00

北朝鮮の漂着窃盗犯、一番効果のある処置は?

日本の生活(イベント、季節)(140)

最近の北朝鮮からの漁民の漂着には異常さを感じている人も多いと思います。報道の中で驚いたのが、外貨欲しさに北朝鮮の沿岸漁業権を西側も東側も中国に売っぱらってしまったということです。どれだけ金小帝が国民のことを考えていないかがわかろうというものです。 自分で原因を作っておきながら、「食糧確保に漁民は死ぬ気で頑張れ!」と命令するということは、明らかに「他国の海へ行って盗んで来い」と言っているのと同じです。 あの哀れなおんぼろ漁船で命がけで日本海を渡ってくる人々は、まさに戦場に出かける戦士と同じ気持ちなのでしょう。 報道されている漂着船の多さにも驚きますが、当然ですがあれは氷山の一角でしかなく、実際にはあれの数十倍、数百倍の漁船が日本海に来ているに違いないです。 まさに地中海の「難民」を乗せた船を思い出させます。死ぬか生きるかでやってくる難民に、日本は本当に太刀打ちできるのでしょうか? 同じ難民でも、中国で捕まってしまったらとんでもない目にあわされた挙句、北朝鮮に強制送還させされることになり、北朝鮮を自分の意志で飛び出した北朝鮮人に待っているのは、まさに地獄の苦しみか、処刑でしょう。 日本はそんなことができるのか?漂着ではなく、自分の意志でやって来た場合、日本政府は「人道的処置」とかなんとか言って、どこかに保護するのではないでしょうか? そんな噂が広まってしまえば、北朝鮮の難民たちは航海のリスクを冒してでも日本にやってくるでしょう。日本へ行けばどこかの施設に入れられるが、1日3食食べられるし、しかも安冷暖房のある全な場所だと。 本国への強制送還は「非人道的行為」と非難されるだろうから、日本政府はとてもそんなことはできないでしょう。欧州の難民問題を対岸の火事と決め込んでいた政府も、さすがに具体的な対応策を考えなければならない時期に来ていると思います。 最近の報道を見ると、どうも単なる漁民が遭難して漂着しただけとは思えに出来事もあります。日本海に浮かぶ無人島に、漁業期間だけ使用する小屋が荒らされていたとありました。その被害額が、なんと1000万円も! 一体何がそんなに高価なのかと思ったら、発電機やバイクまで盗み出したというから驚きです。更には電源のソーラーパネルまで取り外されていたというから、とても悪天候のための一時避難とは思えません。 漂着者は単なる遭難漂着者ではなく、犯罪者となってしまいました。当然警察の尋問が行われます。報道では、警察にはかなり抵抗しているようです。 そりゃあそうでしょう。正直に「私たちの国は貧乏で困っています。なので北朝鮮で売れそうなものならなんでもいいから盗もうとしました。」などと言ったら、それがそのままマスコミに発表されていしまいます。 そうなると「地上の楽園」であるはずの北朝鮮の貧困さが外部に出てしまい、金小帝の失政が表面化します。 実際には誰もが北朝鮮の惨状については知ってはいますが、北朝鮮からすれば「帝国主義者どもが勝手に我が国を貶めるために言っている」とかなんとか誤魔化そうとしているわけです。なので、なかなか口を割りません。 私にはこの窃盗犯の口を割らせる方法が一つ考えられます。もちろん、暴力はいけません。 こう言えばいいのです。「どうしますか?あなたがちゃんと話してくれないのなら、日本のマスコミに対してこう発表しますよ。」と。 「本日、被疑者より次のような供述が得られました。北朝鮮は金委員長の失政のせいで、私たちはひどい目にあっています。それに対して、日本は豊かで素晴らしい。警察の方も優しく、素晴らしい社会体制だとわかりました。」と。 その上で「こう発表した後で、あなたを北朝鮮に強制送還しますよ。」と言えばいいのです。金小帝を批判し、日本に感化されてしまった北朝鮮人が本国に戻ったらどんな扱いをされるか?そんな簡単なことは彼にもわかるでしょう。要するに、逆プロパガンダをすればいいのです。 こんなの発表されたら、とてもじゃないけど戻って無事に済むとは思わないでしょうから、素直に応じるしかないのではないかと思います。北海道警察さん、いかがですか、このアイデア? モンゴルの北朝鮮レストランはどうなんでしょうか?北朝鮮の建設労働者は、冬の間は何をしているのでしょうか?モンゴルでは難民の問題はないのでしょうか? いずれにしろ、東アジア各国は真剣に北朝鮮難民問題にも取り組まないといけない時期に来ているような気がします。

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