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カテゴリ:モンゴル出張
モンゴルに来ています。
成田のチェックインカウンターでは、ほぼ並ばずに手続きできたので「今日は空いているんですか?」と聞いたら、そんなことはないと言われました。実際、乗り込んでみると60-70%くらいは埋まっていました。 搭乗口で並んでいると、後ろからフランス語の会話が。40代くらいの5人グループの西洋人がいました。見た感じはビジネスっぽい感じではありませんが、この時期観光でもないだろうと思っていました。 搭乗手続き開始が遅れ、並んでいるその人たちと目が合ったので「あなたたちは、ここからモンゴルへ行くのですか?」(考えてみれば当たり前の質問ですが、ヨーロッパ人ならベルリンかモスクワ経由だろうと思ったのです) そしてわかったことは、なんとこの人たちはニューカレドニアからの観光客なんだそうです。南半球の太平洋に浮かぶこの国は確かにフランス語圏です。 私が「モンゴルは寒いんですよ、とっても。」というと、ニコニコして「それはいいね」と喜んでました。モンゴル初訪問とのこと。 もちろん目的地は「煙の街」ウランバートルではなく、どこかの田舎と言っていました。ゲルに泊まるのを楽しみにしている様子でしたが、果たしてこの時期もゲルキャンプはやっているのか? 普通はモンゴルのゲルキャンプは10月には閉鎖されます。私は以前、フブスグル湖で行われる氷祭りに行ってみたくて旅行会社に調べてもらいましたが、観光用のゲルは全部閉鎖していると聞きました。 「本当の田舎」は、どこもゲルキャンプは閉鎖だと思いますので、私の予想ではテレルジあたりに行くのではないかと思いました。実際、この時期でも週末などにテレルジへ遊びに行くUB市民はいますから。 それにしても、10月でもゲルで寝るのは、深夜や明け方の「ストーブの火付け」がないと凍えるほどですから、この時期だと1時間ごとでも寒いんじゃないでしょうか? あるいは、本当のゲルじゃなく、ハーンリゾートあたりの快適なゲルホテルなのかもしれません。香港や台湾の人が北海道の雪を見たさに訪日客が急増したように、モンゴルのこの寒さも、一ひねりすれば観光化できるのではないかと思いました。 街を歩きました。為替が弱くなってから1年以上経っています。モンゴルは、鉛筆も大根も石鹸も、なんでも輸入に頼っていますから、トゥグルグ安は物価を直撃します。 いつものようにさくらベーカリーの鍋焼きうどんを頂きました。昨年は「為替きついですけどなんとか1万トゥグルグ以下は守りたい、と言っていた鍋焼きうどんの価格もついに12,000トゥグルグとなっていました。 なんせ食材のほぼ全てが輸入品なので、仕方のないところです。もちろん、味は相変わらずおいしかったです。 MAXモールに新しい店ができていました。4000トゥグルグと大きく出ているので、例の100円ショップ的200円ショップかなと思って見てみました。 従来の4000トゥグルグショップより店はきれいで、とてもおしゃれな雰囲気です。客層も、ほとんどが女性でした。品ぞろえは化粧品からバッグなどまでターゲットは若い女性のようです。 ここの特徴は、4000トゥグルグに限らず、8000トゥグルグや18000トゥグルグなど、均一価格になっていなということです。でも、そんなことは気にせずに、かわいい商品を選んでいるお客さんが結構いました。 更に、ウランバートルデパートの地下にある3500トゥグルグショップ(Japan store)を見てきました。多くの店が3500では立ちいかなくなり4000(または3999)に値上げしている中、3500で踏ん張っています。 場所柄ということもあるでしょうが、店が広くてきれいです。街中にある多くのこの手の店は「安く売っているんだから、内装もそれなり」という感じなのに、ここは違います。明るくきれいで、商品説明のためのPOPもちゃんと作っています。 店員も例の「超やる気のない態度」ではなく、はつらつと働いています。ここでの印象は、お客さんが多いことはもちろんですが、一人当たりの買う量の多さに感心しました。 カートに(カートが通れる通路です)にいっぱい、10個、20個?いやいや50個、100個という感じで買っています。こちらは先ほどの店とは違い、比較的高齢の方、場所柄富裕層とみられる人たちです。 上記2つの店に共通しているのは、従来のような「入口からわかりにくい、いかにもコスト削減している店舗です」という感じではなく、明るく洗練された店舗だということです。 為替が弱含みでも、モンゴル人の「日本品質」への期待は変わっていないか、ますます増えているように思いました。商品のほとんどはもちろん「Made in China」ですが、日本企業の管理下の商品だということの安心感が強いのでしょう。 明日から寒くなるとのこと。マイナス40度は目前のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.21 10:40:36
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