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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2018.07.12
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モンゴルでの物価高が続いているようです。もちろん最大の要因は1ドル=2450トゥグルグと史上最安値近くに陥っている為替の影響があるのは言うまでもありません。

モンゴルは鉛筆一本、大根一本から下着やシャンプーに至るまで、消費財のほとんどが輸入品なので、為替の影響がダイレクトに家計に響きます。

ですがこの物価高には二つの意味合いがあります。一つは物価水準そのもの。これは物価が国際的にみて割高かどうか、という観点です。その場合、外国と比較するときは当然ですが為替レート換算となります。

例えば、ノートが1冊7500トゥグルグだとすると、ドルでは3ドルとなります。円なら330円。これはあくまでも例なので何とも言えませんが、この場合ですと「まあ、こんなもんだろう」と思っても不思議はありません。

コクヨのノートなどは国際的にみても品質の割に安いですから、日本人からすると200円でもいいかもしれませんが、欧米は文房具は日本よりは割高な場合が多いので、こんなもんでしょう。

実際のウランバートルには学生用のノート1冊でももう、10,000トゥグルグくらいするのかもしれません。

ここでは仮に7500トゥグルグとすると、「安くはないけど、取り立てて高いわけではない」という結論になります。でも、これは外国人的な視点でしかありません。

それがもう一つの視点、トゥグルグ建ての数字です。5年前の2013年3月ごろは1ドル=1400トゥグルグでしたから、この3ドルのノートは4200トゥグルグだったわけです。4200トゥグルグが7500トゥグルグとなると、7割増ですからさすがに値上がりしたって感じです。

海外から帰ってくるモンゴル人の多くが感じる「物価高」は、ドル換算というのもありますが、生活感として「なんでこんなに(数字が)上がったの?」と感じざるを得ないでしょう。

日本人も最近はデフレなのでほとんど感じませんが、高いか安いかは「円ベース」で考えることであって、ドルベースなら変わらないと言われても納得はしないでしょう。

私のような「時々モンゴルを訪れる」外国人にとっては、やはりこの「トゥグルグベースの数値」に物価高を感じます。

レストランへ行くと、ちょっとおしゃれなレストランでスパゲティを頼むと、昔は10000トゥグルグを超えるか超えないか、みたいな感じでしたが、今は当然のように全部20000トゥグルグ超えです。

30000近いのもありますから、数字だけ見るとものすごく高く感じます。要するに1000円前後ってことなんですけど。

この1000円前後が値ごろかどうかはまた別の話です。モンゴル人の平均的な所得からしたら、とんでもなく高いと言わざるを得ません。

が、こうした割高感は別に最近の物価高でそうなったというよりは、10年前から「なんでこんなに高いんだろう」と思うような料理はたくさんありました。

ケンタッキーだって、最近増えたカフェだって、平均的な所得の人からしたら割高どころではない値段に見えます。

これらに比べて、あんまり高くなっていないなと私が感じるのは、タクシー代とガソリンとビールの値段です。これはもしかしたら、上記でいう「外国との比較」としてそう感じているのかもしれません。

タクシー(もちろん、白タク)でいえば、10年くらい前に1500トゥグルグで乗っていた距離は、その後2000程度になり、今では2500から3000程度です。確かに数字上は上がっていますが、円換算でいえば100円とか150円みたいな金額なので、安く感じます。

これは私が日本人だからではなく、モンゴル人にとってもタクシーは今も庶民の足なのです。

ガソリンもビールも価格に税金が大きく占めており、かつ政府がその価格に直接、間接に関与しているからなのでしょうか、スパゲティほど「上がった!」という感じはしません。

ですが、これらは外国人が頭のどこかでドル換算、円換算しているからであり、現地の人たちにとっては、トゥグルグ表示の価格は何もかもが上がっているのは間違いありません。

給料も表面的には上がっていますが、最近の物価高にはとても追いついているとは言えない状況であるのは確かです。





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Last updated  2018.07.20 18:28:23
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