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カテゴリ:日本とモンゴル(経済・ビジネス)
次はビルクリーニングです。これは結構応募ありそうです。私がモンゴルに住み始めたころ、ビル清掃を若い女性がやっているのを見て驚いた記憶があります。
なんとなくですが、日本にいるとビルの清掃は年配の方の仕事というイメージを持っていたのですが、モンゴルでは全然そうではありませんでした。 もちろん、実際には中年の女性が多いのかもしれませんが、若い人たちも結構多いです。本当の年配の人は・・・ほとんど見かけませんでしたね。 なので、日本行き希望者に経験者もいるでしょうし、イメージ的にもそんなに悪くない(少なくとも重労働ではない?)ので応募はあると思います。 次は素材産業、産業機械製造、電子・電気機器関連産業があります。これらはなんとも曖昧ですね。要するにメーカーの仕事なら何でもよいというように見えます。 なぜなら「産業」とか「関連産業」などという言い方は、別に工場限定とは言っていません。 恐らく当初の立案者は工場勤務をイメージしていたと思うのですが、「じゃあ、倉庫勤務はダメか?」とか「流通部門は?」「販売店の裏方仕事は?」などと突っ込まれているうちに、こういう表現になったんだと思います。 そのそもこの定義に合わないメーカーってあるんですかね?食品は別途ありますから、それ以外で。会社名で言えばトヨタも新日鉄もパナソニックもなんでもござれだと思います。つまりメーカーであれば、業種も職場も問わないってことです。 ここにはモンゴル人にも一定の需要はあるでしょうが、モンゴルにはあまりメーカーがないので、仕事の内容がピンとこないかもしれません。 トヨタやソニーは有名なので、ランクルを作る?ビデオカメラを作る?などと工学部を出た人は興味持つでしょう。でも、もちろん彼らが望むような開発や設計の仕事が対象であるわけはありません。 建設、造船・船用工業もあります。建設が一番わかりやすいでしょう。基本的には建設現場ですし、韓国でも建設現場の仕事が多いと聞いてます。 ただ、以前のブログにも書いたように、モンゴル人はモンゴル国内での建設業の現場でも嫌がるほどですから、日本で働きたいかどうかはわかりません。 造船に至っては、想像もできないでしょうが、特定の場所での建設現場ですから建設業よりはいいかもしれません。 自動車整備があります。これは上記の幅広く曖昧な業種に比べてかなり特定の業種です。これは人気出るかもしれません。 モンゴル人は車が好きですし、しかも日本車のシェアが圧倒的に高い。そしてそのほとんどが中古車ですから、修理のニーズも大きい。 モンゴルはほとんどが中古車なので日本市場と比べて商品のタイムラグがありますが、どんどん車は電子化に向かっており、昔ながらの経験に頼った修理工では対応できなくなってきている部分が多いのです。 日本で修理技術を覚えて帰れば、優位性はあるでしょう。仕事内容も、わかりやすい仕事です。 航空というのもあります。これもいろいろ議論あったんでしょう。整備の現場だ、機内清掃だ、とか。 なので日本に限られた数の会社(大手は2社、それ以外入れても10社、20社?)しかない航空が単独の業種としてで出てきたのでしょう。ここでモンゴル側から見て期待されるのは機体整備です。 もしJALとかANAの機体整備に携われるなら、将来モンゴルに帰ったときの有力なスキルと見なされるでしょう。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.04 18:57:03
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