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カテゴリ:日本の生活(イベント、季節)
ネットのTBSニュースを見ていたら<「消えた留学生」東京福祉大学の700人所在不明に>というニュースがありました。
それによると、留学生の在籍数が早稲田大学に次ぐ国内トップクラスの東京福祉大学で、1年間におよそ700人もの留学生が所在不明となっていることが、判明したということです。 私はこの大学のことを良く知らないので、HPを見てみようとしたら、このニュースのせいでしょう、サーバーダウンしているようで見ることができません。 ニュースを見ると、もともとが群馬県伊勢崎市にあり、その後池袋など多数のキャンパスを持っているようです。 そのニュースによると、研究生名目でベトナム、ネパールなどから入学生700名近くが所在不明となり、除籍されていたというのです。 こういうのは、人数が多いところが目立つのでモンゴル人も必ずいるはずだと思ってたら、なんと除籍されたモンゴル人留学生が顔を隠しながら、ニュースに出ているではないですか! 現在は大学を辞めて、引越し会社で働いているとのことです。顔は出ないとはいえ、人数の少ないモンゴル人がこんなテレビニュースに出ちゃだめでしょ、と思ってしまいました。 要するにこういうことでしょう。留学生ビザが取りやすいこの大学は「働きたい」留学生の間では有名なのでしょう。実はそういう意味で「有名」なのは私の耳にも入っていました。 しかも研究生というのがあって、多分これが人気なんだと思います。ビザも取りやすいのでしょう。 ここの大学に形だけ入学して、後は労働に精を出す。本来留学生は週28時間と決められていますが、最初から学校よりも労働が目的なので、そんなの気にしないで働くのでしょう。 雇う側も、正規のビザがある留学生なので、週28時間までなら雇いやすい。でも、他に仕事があるかどうかなんて、雇い主にはわからないので、いくつも掛け持ちができます。 そうなると、週40時間どころか60時間でも70時間でも労働可能になる。肉体的には大変だけど、1年間働けば留学時の借金を払ってでもお金が残る。 途上国と日本との収入格差は大きいので、100万円でも貯めれば現地では大金。いや、おそらくもっと貯めることもできるでしょう。ベトナムでは家が建つとも言いますから。 それを見た、村の後輩たちが同じような夢を見て日本にやってくる。もちろん、現地の(悪徳)業者に高い手数料を払ってでも行きたいわけです。 そしてその除籍留学生の一部は、ビザが切れても日本で働き続けるて、それが違法滞在者となる。こういう仕組みです。 実はこの東京福祉大学在籍のモンゴル人の知人がいるので、聞いてみました。そのモンゴル人はまじめでクラスは全部出席し、バイトも28時間以内に制限しています。 以前は日本語学校にいたその留学生は、日本語学校から東京福祉大学の「研究生」でこちらにきました。話を聞いてみると「出てこない人はたくさんいる」「べトナム人とかは全然出席しない」と言います。 ちなみに、その留学生は既に東京福祉大学の研究生は終えましたので、今回の対象ではありませんし、もちろん一切の違法行為はしていません。 ただ、こういう仕組みはなかなか切ることができない気もします。文部科学省と法務省とが今回の件に関して調査しているようですが、どう対応するのでしょうか? (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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