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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

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2019.03.20
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カテゴリ:世界とモンゴル
日本オリンピック委員会(JOC)の竹田会長が退任すると発表がありました。

来年の東京オリンピックのために長い間奔走してきたであろう人が、このタイミングで退任するということは相当なプレッシャーがあったのでしょう。

竹田会長については、数か月前からフランスで調査されているとか、不正にかかわったという報道がありましたから、そういったことが原因なのでしょう。

私が初めて、そして最後に竹田会長を見たのは、今から2週間ほど前のとある会合でした。

そこにでは、いろんな人がスピーチするのですが、多くの場合英語でした。なぜなら、聴衆の多くが外国人だったからです。(主として欧州系?)

社会的地位の高そうな感じの方々がスピーカーになっていましたが、外国人、日本人を問わず、スピーチの最初はウィットにとんだ挨拶から始まります。

要は、原稿棒読みではなく、少しは当日の雰囲気に合わせて気の利いたことを言うってことです。

私も竹田会長に関する報道は目にしていたので、何か言及するのかなと思って注目していました。例えば「今、お騒がせしている竹田です。笑」とか。

ですが、そんなことは全くなく、すべて英語原稿の棒読み。しかもほとんど顔を上げることすらしません。

彼くらいのキャリアの人であれば、聴衆を引き付けるスピーチには慣れているはずですが、そんな雰囲気は微塵もありませんでした。国会答弁の官僚並みです。

私はそれを見て、「ああ、この人はもう無理だな」と思いました。もちろん、舞台裏なぞ知るはずもありませんが、こんな棒読みしかできな状態であと1年以上持つはずありませんから。残念ですが、それが現実になりました。


そして、カザフスタンのナザルバエフ大統領です。もちろん会ったことはありませんが、モンゴルの隣国の大統領として、いつもニュースはチェックしていました。

モンゴルの民主化の成果や政治家たちの腐敗ぶり、そしてモンゴルという国を正しい方向に導けないリーダーたちを見るにつけ、この人の名前が浮かんできました。そしていつも結論は「民主主義は難しい」と。

カザフスタンとモンゴルはほぼ同時期に社会主義を離れ、民主主義、資本主義に移りました。

その後のモンゴルはご存知の通り、政治腐敗はひどいし、国の発展もなかなか進みません。ですが、「選挙による政治家の選択」という意味では機能しています。現に、政権交代は何度も起こっていますから。

そういう意味では民主主義は「機能している」と言えるでしょう。別な言い方をすると「機能はしてるけど、成功はしてない」というところでしょう。

一方のカザフスタンは、形式的には民主主義とか大統領制とか言ってますが、共産主義時代から今まで同じ人が30年近くトップを続けるという、ありえないような独裁体制が続きました。ある意味、プーチン大統領よりもずっと強烈な独裁と言っていいでしょう。

なので、この両国、何かと比較しやすいのです。元匈奴(フンヌ)のモンゴルと元突厥(テュルク)のカザフスタンはともに遊牧民の末裔で、ともに隣国に超わがまま国家であるロシアと中国に接しています。

モンゴル人はそうは言いませんが、私たち第三者から見れば、カザフスタンは世界で一番モンゴルに近い形態の国と言えると思います。

ソ連崩壊時は共に非常に貧しい国でした。ですが、当時の統計を見ると一人当たりGDPはわずかにモンゴルの方が上でした。で、その後は?残念ながら今ではカザフの方が2倍から3倍近く豊かになっています。

ナザルバエフの独裁ぶり、悪評、強烈な賄賂、などもちろんいろいろ問題はありますが、彼の功績はカザフをこの地域屈指の豊かな国に作り上げたことでしょう。

他方、我らがモンゴルは、民主主義の成功を自慢しつつ、いつまでたっても豊かにできない国民をしり目に、賄賂を追いかけている政治家がなんと多いことか。

ナザルバエフ大統領がクーデターでもないのに、自ら退任するということは、よほど体調が悪いのでしょう。

恐らく余命いくばくも、という状態なんだと思います。一度彼のモンゴルに対する見解を聞いてみたかったです。





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Last updated  2019.03.20 22:03:48
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