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カテゴリ:モンゴルの生活(日常)
先日、モンゴルの大気汚染についてネットニュースが出ていました。このブログでもたびたび大気汚染問題は紹介していますが、今回はAFPというフランス最大の通信会社のニュースなので、関心を持ちました。
要するに、ウランバートルの大気汚染問題はヨーロッパを含めて世界中に配信され、知れ渡っているということです。その内容を拾ってみます。 「世界一寒い首都、モンゴルのウランバートルでは、多くの人々が氷点下40度にまで気温が下がる厳しい寒さをしのぐために石炭やプラスチックを燃やしている。」と端的にウランバートルを紹介しています。
右と左の写真が、同じ場所の写真だとはとても思えないほどです。 10年前ならまだ手の施しようがあったと思います。が、ここまでひどいレベルとなると、もう遷都しかないように思います。ただ遷都となると、利害関係がものすごいでしょうから、とてもこの国の政治家ができるとは思えません。 私も冬のモンゴルは、寒いという理由よりも大気汚染が嫌だという理由で、なるべく避けたいと思っています。 私がここに書いたことが数年後「あいつは何もわかっていない。モンゴルのリーダーたちはちゃんと対策を打って、こんなに綺麗な街にしたじゃないか!」と批判されるのを願ってやみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ツァガーンサルまでは大気汚染は本当に酷いですが、
最近はそれ以外はマシになりつつあるような気がします。 市中心部からチンゲルテイ山がよく見える日もあります。 今年は雪がなく地面がむき出しになっていますが、 無風の日が多いせいか、 青空が綺麗に広がっている日も多いです。 地球温暖化のせいで暖かい日が増えたことも大きな要因でしょうが、 車関係で各種の規制を設けた効果は出ていると思います。 もちろん私もモンゴルの政治家は評価しません。 残念ながらモンゴルには志のある人が少ないように思われます。 志があったとしても政治家になった瞬間に失われるようです。 毎年多くの若者が外国に留学して帰国していますが、 帰国した途端に志が失われるのも同様です。 環境に適応していくという遊牧民の特性なのかもしれません。 中国の経済成長と外国からの借金で発展してきただけなので、 中国の成長鈍化と債務の返済が本格化しているいまからが真価が問われます。 (2019.03.24 10:13:58)
モンゴル好きさん、ありがとうございます。
そうですね、寒さが和らぐとともに段々好転していくのでしょう。ですが、10年前に比べれば、好転しようとどうしようと悪化しているのは事実でしょう。お天気次第では、やはり解決には程遠いと言わざるを得ません。 政治家の問題は簡単には解決しようがありません。おっしゃる通り、今の政治家に嫌気を差して、志もって政治家になった人も、「お金」「賄賂」などの大きな壁を目の前に苦しんでいるように見えます。 留学帰国者にも言えるというのは、よくわかります。「モンゴル人になる」という言い方があるほどですので、帰国後の変化については自他ともに感じているのでしょう。 もちろん、そんな中でも「これではいけない」と頑張っている人たちが多いことも知っています。でもこうした構図は10年以上も続いているような気もします。 中国に傾斜しすぎたつけは、近いうちにやってくるような気がしています。 (2019.03.24 12:10:31)
モンゴル2008さんへ
10年前と比べて悪化しているという実感は少なくとも私にはありません。 それほど変わっていないと思います。 10年前も既にウランバートルは発展中だったのでそれほど空気がきれいなわけではなかったです。 海外のメディア等でも注目を浴びてきたのが最近なので、 近年急速に悪化したという印象を持つ人が多いのだと思います。 もちろん解決に向かっているというつもりはありませんが、 ウランバートル市が急拡大したことを考慮するとよく持ちこたえていると思います。 20年前あるいはそれ以前と比べればどうかと言われると、 当時は街中を走っているのはほぼ排ガス対策なしの古いロシア製ジープばかり、 発電所も大した大気汚染対策をしていませんでした。 街自体が小さく、交通渋滞もなかったのでそれほど気にはなりませんでしたが、 空気がきれいだったという印象はないですね。 郊外の空気がとてもきれいなのでそういうイメージを持っていたのかもしれませんが。 大気汚染とは別に現在以上にモンゴル独特の匂いが街中に立ち込めていたことも、 そう感じさせる原因かもしれませんが。 印象だけの話ですみません、統計があればいいのですが、 (2019.03.24 13:01:00)
モンゴル好きさん、ありがとうございます。
そうですか、感覚は人によって異なるかもしれませんね。私も私のモンゴル人の友人たちも感じているのは、10年前はUBの北部のみがひどかったという印象でしたが、最近はその範囲がどんどん広がっているという感じです。つまり「大気汚染の濃さ」というよりは「範囲が広がってる」ということです。 私は別に海外メディアが報道するからそう思ったということは全くなく、行くたびにひどくなっているなと実感しています。たまに行くからこそ、感じるのがあるのかもしれませんね。 (2019.03.25 08:07:48) |