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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2019.04.03
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上位ランクの中では、2つの集団が見られます。100万人当たり5~7人というのが、ベトナム、マレーシア、スリランカの3国です。

それより多いのが、10~13人のタイ、台湾、韓国です。絶対数の多いインドネシアは、3人程度です。

そしてモンゴルです。ここはなんと75人です!!!桁違いです。モンゴル国内でいかに文科省国費留学生が認知されているかが、想像できるというのもです。

なんでこんな数字を引っ張ってきたかというと、新モンゴル学園の実績を見て驚いたからです。最近の実績を聞いたら「国費留学生が16人だった」というのです。

しかも在モンゴル駐日大使館からの推薦留学生(当然試験はある)のほとんどは新モンゴル学園出身者だというのです。

文科省全体で9400人ですから、学部生、院生(こっちが多いかも)、高専生などを多用にありますので、1学年辺りがどのくらいかわかりませんが、高校出て日本の大学に入れる枠は、せいぜい1000人~1500人くらいなんじゃないでしょうか?

そこに学生の2割近い人数が国費で入り、私費も入れるとその倍の人数が日本に留学するのです。しかも、それ以外にもアメリカや韓国へも行くといいますから、モンゴルでは一種の「エリート校」となっているのではないかと思います。

というか、もしかして「日本の文科省国費留学生を送り出している高校としては、世界一かもしれない」とも思いましたね。

受験競争というほどではないでしょうが、やはり「自然体」だけでは、中国や東南アジアのライバルには勝てません。夏には日本語の「特訓セミナー」もあるそうです。

これは単に日本語が上手になるためだけではなく、日本語の試験で高い点を取るための対策セミナーのようなもので、日本的思考を相当教えるとも聞きました。いやはや、まさにエリート進学校って感じです。

恐らく子供を持つモンゴル人の親の中では「新モンゴルには入れれば、日本の一流大学へ留学できる」というイメージが相当浸透しているのではないかと思います。なので私は意地悪な質問をN校長に投げかけました。

「モンゴルのことですから、うちの子を入れてくれ!というプレッシャーが大きいのではないですか?」と。「政治家ルート」「お金持ちルート」「親戚縁者ルート」さまざまです。

「そうなんです、そこが一番大変なところです。でも、そこはきちんとしないといけません。」と言ってました。

小学校からの学校ですから、イメージとしては慶応?でもあそこは大学までですから、むしろ麻布や開成みたいな存在になっている、あるいはなりつつあるんだろうなと思いました。

これからの新モンゴル学園に大いに期待したいと思いましたが、それは同時に今後の難しさを示唆しているようにも思えます。

それは日本のいわゆる一流大学と言われるところに毎年相当数のモンゴル人学生が進学します。国費留学生は、日本企業にとっても「一流の証」ですから、有名大企業には人気があります。

実際、今回も卒業生の就職先として日本の有名大企業の名前をいくつも聞きました。彼らの思い描く姿は「日本企業で勉強して、遠くない将来にモンゴルへ帰る」というものです。

ですが、モンゴルに帰ってそれを生かせる職場があるのか?日本企業進出がほとんどないモンゴルで、給料も含めて彼らが満足できる仕事先があるのか?

清水建設で最先端の土木工学を学んだ30歳の若者が活躍できる建設会社がモンゴルにあるのか?現地の建設会社の実情を知っている身としては「難しい」としか言いようがありません。

N校長先生も「帰国後のフォローをどうするかは、大きな課題です」と言ってました。国際的な大仕事を手掛ける醍醐味を味わった若者が、日本に残るという選択肢も大いにありなのかとも思います。

でもそれでは何のための「国費留学生」なのか、という疑問も残ります。個人のキャリアと国の発展は、相変わらずモンゴルでは難しい問題なのです。

(完)






Last updated  2019.04.03 13:54:27
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Re:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   モンゴル好き さん
子供を日本に送り出す親はそれほどモンゴルに戻ってきてほしいとは思っていないので、
モンゴルに戻ってこなくても構わないのでしょう。
帰国組の就職先は本当に厳しいですから。
政府関係の仕事も近年はほぼ欧米系の大学・大学院卒で占められています。
おっしゃる通り日本企業の進出がほぼないのでモンゴル企業側も日本への留学生を採用するメリットがないです。
日本政府も留学生受け入れだけではなく、
インフラ整備に合わせて日本企業の民間分野への進出に力を入れるべきです。
これだけ親日的な国なのだから市場が小さいからとか言わずに、それこそオールジャパンで取り組むべきでしょう。
日本の給料もここ十何年たいして増えていないので収入面での魅力も低下しつつあります。
いつまでも日本が人気の留学先であるとは言えないと思います。
ある程度将来を見据えた比較的裕福な親は子供をシンガポールや台湾に送り出すのが流行になっています。
中国語を覚えなくとも中華圏に慣れさせるという意味があるようです。
近年台湾もモンゴル人留学生の受け入れに熱心なようです。
先日ウランバートルで留学セミナーが開かれていましたが、
欧米に並んで両国のブースには多くの若者が集っていました。
最近は町中で『汉字』を勉強しようという看板をよく見かけます。
日本は少子化が進んでいるので日本に残ってもらっても構わないのでしょうが、
人材が戻ってこないとますます中国の影響力が大きくなりますね。
(2019.04.03 17:31:24)

Re[1]:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   モンゴル2008 さん
モンゴル好きさん、ありがとうございます。
はい、それは日本人の感覚では当然ですね。つまり、留学やキャリアはあくまでも「個人」の問題だという。ですが、モンゴルでは優秀な人の留学がものすごい勢いで進んでいます。その人たちがそのまま帰らなくていいのかどうかは、国も未来に影響します。
そんなことよりは、親も含めて「個人の利益で考える」というのが普通でしょうが、その辺が心配です。
一番いいのは、日本企業が進出してくれれば、一挙に解決できるのですが、そればかりは難しいですね。
欧米、シンガポール、韓国、台湾の方が優勢になりそうなのは確かに感じます。 (2019.04.03 17:42:45)

Re:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   仙台ざらあ さん
モンゴル人の留学生たちは「将来、帰国して国のために働く」と言います。「国に貢献する」とは、日本の若者が忘れてしまったような言葉ですが、モンゴルの若者は平気で口にします。
 それはともかく、モンゴルに帰国すれば、直ちにモンゴルのためになるわけではないと私は考えます。日本に残り、例えば日本の商社に入って、モンゴルの地下資源を開発し、世界中に売り込むことだって、モンゴルに貢献することになるのではないか。日本の商社だから、日本のために働く―と考えるのは一面的だと思う。
 エルデネットの銅鉱山はロシアが開発した。オユトルゴイも英系の会社が関係している。モンゴル人が探鉱から採掘、販売まで全部やれれば一番いいけれど、グローバル化が進んでいる現代では、国際協力が現実にある。結果として、モンゴルの経済が発展すれば、それこそ、国のために働いたことになるのではないか。
 そう考えると、せっかく日本で勉強したのだから、日本の会社に就職するモンゴル人がもっと出てきてもいいと思う。 (2019.04.06 09:39:39)

Re[1]:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   モンゴル2008 さん
仙台ざらあさん、その節はありがとうございました。
そうですね、日本企業に入ってモンゴルに貢献する仕事ができたら素晴らしいですね。実際にそういう気持ちで商社など日本企業で頑張っているモンゴル人もいます。
ですが、そもそもモンゴル人がモンゴル向け事業をやることはまずないですし、企業側も「モンゴル人の有無」で投資は判断しません。もともと中国人採用などと違って「母国での活躍期待」で採用されることなく、皆「出身国無関係の実力勝負」で採用されています。それだけに、国際的に活躍している人はいますが、モンゴル関連はほとんどいません。
私はそれが悪いとは思っておらず、小国出身のモンゴル人は自国との結びつきとは関係なく、世界中で活躍してほしいと願っています。
(2019.04.06 17:47:53)

Re[2]:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   仙台ざらあ さん
先日の勉強会で卒論を発表した女性は、東京の機械金属会社に就職しました。その会社は外国人を6人採用したそうです。5人が中国人でモンゴル人は1人。モンゴル人の採用は初めてということです。その会社は、かつて銅鉱山を経営した歴史があります。現在は社名から「鉱業」の文字を消したので、無理かもしれませんが、彼女には将来、オユトルゴイに匹敵する新しい銅鉱山を開発するぐらいの気概を持って、中国人に負けないように頑張ってほしいです。
(2019.04.07 08:39:10)

Re[3]:新モンゴル高校、在日留学生会に行ってきました。(4)(04/03)   モンゴル2008 さん
仙台ざらあさん、ありがとうございます。
オユトルゴイへは日本企業は参加できないので、直接モンゴルでの仕事はないでしょうが、いろんな国で経験して、いつかモンゴルでも活躍できるといいですね。
(2019.04.07 09:02:00)


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