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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2020.05.06
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カテゴリ:世界とモンゴル
コロナ騒動以降、活動範囲もぐっと減り人との接触も少ないので、生きた情報がほとんど入ってきません。入るのはせいぜい毎日のようにコロナニュースで溢れているネットニュースくらいです。

モンゴルに関しても、モンゴル自体もほとんど経済活動はストップとのことで目新しいこともありません。せいぜい感染者数くらいでしょうか。

5月3日現在で現地情報では感染者数39人、5月5日現在で米大学情報では40人死亡者ゼロとのことです。人数だけを見ると少なく見えますが、人口が少ないので雰囲気はわかりにくいです。

モンゴルの人口は日本の約40分の1ですから、単純に40倍すると1600人。これを日本の過去の推移に当てはめると、大体3月27日頃と同じです。緊急事態宣言発令の10日前ってところでしょうか。

モンゴルのコロナ対策は、習に忖度して対中国人入国規制を遅らせるとか、トランプに忖度してアメリカ対策を遅らせるとかは全くしなかったので、日本よりはずっと迅速でした。

以前に本ブログでも書きましたが、「モンゴル民族を守る」という危機感は、自分の損得しか考えない安倍さんとは全然違います。

なので、中国、韓国そして日本という主要航空路線を早々に運航停止したのです。ですが、ここに隙がありました。

確かに2月当時の感染者はアジアに多かったので、欧米はあまり関係ないと思われていたのでしょう、フランクフルト線やモスクワ線は残っていたのです。その欧州線でMIATがせっせと感染者をモンゴルに送ってきていたということです。

その欧州線も当然今はストップしています。が、現地に取り残されたモンゴル人を帰国させるためにチャーター便という形で今も2週間に1回程度飛行機を飛ばしているとのことです。

5月3日にもフランクフルトから各国に散在していた260名程度を乗せて帰ってきたそうです。今までの帰国便の中には当然感染者がいたわけで、モンゴル国内ではそれが批判の的になっています。

モンゴル国内では「社会主義時代の経験」があるので、結構きつめの外出禁止令などを出し、国内での感染拡大はほとんど閉じ込めたそうです。

が、こうして外国からやってくる帰国モンゴル人が新たな感染をもたらしているので、少ないながらも今も増え続けているのです。

当然、国民の厳しい声が出てきます。

「ヨーロッパなんかで遊んでいる金持ちなんか助ける必要はない!」
「好きで外国行ったんだから、帰ってくるな!」

などの、嫉妬と危機感が入り混じった感情が出ているようです。その気持ち、わからないわけではありません。

モンゴル国内の経済事情、就職事情はもう長い間厳しい状況が続いています。少しでもお金やチャンスがあれば、海外へ行きたいと願っている潜在的人口は5万人、10万人どころではなく、18~40歳くらいの国民の半数近くはいるんじゃないかと思います。

そんな中、海外へ行けた人はその仕事・学校の中身を問わず「ラッキーな人」と見なされる風潮があります。

そうした「ラッキーな人」がのこのこ帰ってきて、ウィルスをばらまく(と言っても、確率は相当低いでしょうが)との報道を見ると、厳しい言葉が出てしまうのはやむを得ないかもしれません。

1990年以降、モンゴルは諸外国との交流なしでは生きていけない国になっています。それに伴い、外国へ出ていく人の数はうなぎのぼりで増えていますし、それは必然でもあります。

コロナによって、モンゴル人同士が罵声を浴びせるような状態だけは避けてほしいと願っています。





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Last updated  2020.05.06 12:29:25
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