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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2020.05.29
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カテゴリ:モンゴルと中国

小麦料理で同じように日本人から「中国の影響?」と思われてしますのが、ツィバン(焼うどん)やゴリルティシュル(肉うどん)です。なんせ麺類はどうあがいても日本人には中国が本場でしょう。ですが、これも中国経由ではなく、西からモンゴルに直接入ってきたのです。


これはゴリルティシュルです。

これまた西方の遊牧民は、スープに小麦加工品を入れるというのは昔からある手法です。ゴリルティシュルという名前は、ゴリル(小麦粉)、ティ(入った)、シュル(スープ)に分けられます。つまり小麦粉入りスープというのがその直訳です。つまり「うどん」という加工品ではなく「小麦粉(を練ったもの)」を入れたスープというわけです。

やや細かいですが、中国やその影響を受けた日本は「うどん」を食べるのに「スープ」に入れます。が、モンゴルは「肉スープ」を食べるのに「小麦粉」を入れているのです。その証拠にモンゴルではうどんを食べるのにスープで食べます。カザフスタンも他の遊牧民の国もスプーンで食べるのです。要は日本の感覚では、うどんはスープの具なのです。

 

同様にツィバンもそうです。名前は「モンゴル焼うどん」とされていますが、実際には蒸しうどんですから、中華の焼きそば系とは作り方も違います。そもそも中国から伝わっていたとしたら、中華系の調味料がもっとモンゴルにあったでしょうし、名前も「なんとか麺」みたいな名前になっていたでしょうし、食べるのも箸でしょうね。

 
これはカザフ料理。モンゴルのツィバンと同じような感じです。

というわけで、モンゴルの有名料理ボーズ、ホーショール、ツィバン、ゴリルティシュルなど、小麦粉を使った伝統料理は中国伝来ではなく、西のペルシャを起点とし、遊牧民によって伝えられてきたことがわかると思います。

ですが、「スーテーツァイ」(モンゴル式ミルクティー)だけは、さすがに中国伝来と思っていました。なんせお茶と言えば中国ですから。ですが、今回この茶馬古道を見て「なーるほど!」とわかったわけです。

まず「なるほど」と思ったのは、お茶の原産地は現在の中国雲南省ですが、ここはもともとの漢人ではない地域なのだそうです。要するに今の中国は何でもかんでも5000年前から中華民族だと妄言していますが、もちろん嘘です。
共産党に言わせれば、チベット人もウィグル人ももちろんモンゴル人(なんとチンギスハーンも!)全て5000年前から中華民族というのですから、どこまで嘘を言えば気が済むんだ?というレベルです。

(続く)






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Last updated  2020.06.01 11:34:22
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