田崎正巳のモンゴル徒然日記

４月５日から７日までの３日間、東京ビッグサイトで開催されたファッションワールド東京という展示会に行ってきました。

モンゴルからカシミヤの会社が出展するので見に来てくださいというお誘いに、軽いノリで見学のつもりで行きました。東京ビッグサイトには何度も行っていますが、大体はモーターショーかIT関連の大きな展示会でした。それ以外にはほとんど縁がないので、実際いつもは何をやっているのかよくわかりませんでした。

が、行ってみると、なんと４つの展示会が同時に開催されていました。今までは大きなものばかりでしたから、一つだけの催しでしたが、確かにあの大きな会場は４つに分けたって十分大きな大きさです。

後日知ったのですが、私が「昨日ビッグサイトに行ってきたんだ」というと、知人は当たり前のように「私は来週行くよ」というし、別の知人は「私は来月だね」と言うではないですか。どうやら私が考えている以上にビッグサイトは忙しく、年中、いろんな業界の展示会をやっているんだということがわかりました。特に、長年のコロナで塩漬けになっていたような企画もここへきて実施できるようになったのかもしれません。

当然ですがチェックインは全て機械で、持参した紙の招待状のQRコードをかざして、いくつかのアンケートに答えて入場手続き終了です。私の場合、ちょっと時間がかかったようです。なぜなら、あなたはどのようなお仕事的な質問が出るのです。適当に「カシミヤメーカー」の気分で答えれば、最初の画面で終了です。ですが、中途半端に「ここに出ている業種以外」みたいなのを押したもんですから、、、

次の画面がもっと面倒そうになって、よく覚えていませんが、業界紙とか広告会社とかですか？と。当然「ここに出ている業界以外」みたいなのをまた押すと、もっと関係なさそうな業界が出てきます。「これは困ったなあ。縁もゆかりもない業界が出てくるぞ。」とまたしても「ここ以外」を押しました。

結局４回くらい押したでしょうか？私は「その他のその他のその他のまたその他」みたいな業界人として登録されました。印刷された名札は「VIP その他業界関係者 Others」とありました。経営コンサルタントなんていう職業はほとんどの業界からすれば「その他」なのは当然のことです。

無事中に入りました。

• 

中の様子はファッションという響きから来る華やかさとは全然違います。

• 

当然ですがファッションショーではないので、モデルさんとかもゼロです。一般消費者もここには来ませんから、ファッション関連のプロの方々ばかりです。メーカー、流通、小売り、関連機械、関連ITなどがほとんどです。

私が向かったのはInternationalのブースでしたので、外国からの出展がメインの場所でした。イメージとしてはアジアが６割、ヨーロッパが３割、その他１割って感じでしょうか。

今回モンゴルからは２つの会社が出展していました。共にカシミヤ会社です。

• 

• 

私の知人が関係している方を訪ねると、たまたまお客さんが来られました。そのモンゴルの会社のオーナーは日本語ができないので、会場で斡旋してもらったサポートスタッフが日本語で対応していました。が、意外にも、他にも結構来ます。

なので、私もその場で接客担当に。「はい、モンゴル産のカシミヤでございます」と説明を始めました。当然ですが、相手は一般消費者ではなくプロですから、質問も「糸の太さは？」とか「最低ロットは？」「色は何色？」時にはすぐには理解できない専門的な質問も出てきます。

なので、他のお客様への接客をしているオーナーに英語で質問するわけです。まあ、わかったようなわからないようなことでも、２時間ほど続けていたら大体概要がつかめてきました。なので、その後はこちらから「この糸は２６で」とか「このサイクリングパンツは無着色で大変人気がございます」「カシミヤの無染色ナチュラルカラーは３色です」なんて言えるようになってきました。
結局その日は２－３時間の訪問の予定が、最終時間まで接客を続けました。

• 

モンゴルからの応援も。この接客している男性は、多くの在モンゴル経験日本人にはお馴染みのKさんです。今はJICAモンゴルで日本とモンゴルの経済や文化の交流を担われています。もちろん、モンゴル語ペラペラです。

（続く）