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カテゴリ:日本とモンゴル(文化・交流)
ここにきて、急にモンゴル関連の2本のニュースが日本のメディアを賑やかしている。それは白鵬が日本相撲協会から退職する話と、モンゴルにおける首相の退陣を求めるデモの話である。 後者については半年くらい前から耳にしていたが、もう少し情報を整理してからここに書こうと思っていた。前者の方は私もネットニュース程度しか知らないのだが、今回は前者の方を書く。
白鵬退職については本人でないとわからない上に、その理由も複雑のようである。が、それを大まかに分けると2つあるようだ。一つは照ノ富士との問題、もう一つは相撲協会との問題だ。 照ノ富士との問題は2017年のモンゴル人力士の飲み会で起こった暴力事件に遡る。日馬富士が引退する原因になった、あの事件である。日馬富士は一切の言い訳をせず、全ての責任を背負って身を引いた。 同部屋の後輩力士であった照ノ富士は、内情を良く知っていた大横綱の白鵬が日馬富士を助けようとしなかったことを今も決して忘れていないという。この事件を契機に二人の関係は悪化していった。8年前と言えば、照ノ富士が飛ぶ鳥を落とす勢いで横綱も近いところにいた。大けがによる大関陥落この後であった。 当の白鵬は引退後宮城野部屋の親方となったが昨年弟子の暴力事件の責任を負い、照ノ富士が所属する伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方となった。要は相撲部屋のオーナー経営者から他人の部屋の現場指導員に格下げされたのだ。 白鵬は当然そのようなことは予想はしていたが、去年2月の事件から1年を超えたくらいで再び部屋持ち親方に戻れるという希望を持っていた。周囲の一部にもそういう声があった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.06.03 10:35:23
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