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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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島田隆の天職相談室 しまりゅう52さん

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モンゴル2008@ Re[1]:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 高橋 諒様 ご連絡ありがとうございます…
臼井海月@ Re:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 田崎正巳様 突然のご連絡失礼いたします…
モンゴル2008@ Re[1]:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) モンゴル好きさん、メッセージありがとう…
モンゴル好き@ Re:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) このニュースを知ったときには本当に残念…
モンゴル2008@ Re[3]:韓国系が活躍?(06/27) ichiguさん、 ありがとうございます。 気…

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2025.06.12
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白鵬退職のもう一つの理由は相撲協会との問題であり、より根深く複雑であると思われる。私には相撲協会というよりは、理事長である八角親方と白鵬の対立のように見える。

今日の内容は北勝海時代からの話で、読んでいる途中に「あれ、白鵬退職の話じゃないのか。」と思う方もいるかもしれない。白鵬の記者会見以降、多くの解説記事がネット上にあるが「功労者をそこまで追い詰める必要はあったのか」「まるで協会が白鵬を追い出そうとしていたのはなぜか」という疑問には、どれも答えていない。

 

八角親方は現役時代は横綱北勝海ではあったが、歴代最強の1人とも言われた兄弟子の横綱千代の富士の陰で目立たない存在であった。千代の富士が引退した後も、マスコミ的には人気者親方の北の富士よりも影が薄いほどだった。悪い意味ではなく、それだけ控えめな性格に見えたということである。

それが変わったのは、2015年に北の湖親方の急死を受けて急遽八角親方が理事長代行になってからである。通常、理事長選挙は現理事長の退任が近づくと、政治家のように票集めに奔走する。政治家は派閥単位が基本だが、大相撲は一門が中心となって票集めに躍起になる。

ところが現役理事長の急死で、各一門は誰を理事長候補にするかさえ話し合う時間もなかった。なので場所中であった現理事長の死後直後に、協会挨拶で代読をした八角親方がとりあえずの理事長代行となった。
そしてそれからわずか1か月もしないうちに正式な理事長選挙となったが、各一門は候補者をまとめきれずに結局そのまま八角親方が理事長となったのである。各一門にとっても「あのおとなしい八角親方なら、扱いやすいだろう」と思われていたのだろう。

ところが理事長になった八角親方は違った。超保守的で八百長問題などに対する外部の声にもほとんど対応せず、改革を求める声はほとんど無視した。

八角親方には一種のトラウマがあったと思われる。現役時代は常にスーパースター千代の富士の陰に隠れて目立たなかった。目立たないだけならいいが、スーパースターの発信力は凄まじく北勝海が何を発信してもほとんどかき消されてしまう。
八角親方が一種のトラウマになったであろうと思われるのは、ファンの熱狂的支持とそれによる世間をも巻き込むスーパースターの英雄化である。国民的人気を得たスーパースターには、ネガティブな話は表に出ないか場合によってはポジティブに変えてしまう力があることを目の前で見続けてきた。そして敵に回したら絶対に勝てないであろうことも知った。

偶然に近い形で理事長になった八角親方は理事長職の意外なほどに「旨味」があることを知り、着々と周囲を歯向かわない親方たちで固めていった。潜在的にその地位を脅かす可能性があるスーパースターは、千代の富士と朝青龍が不在となった後にはあの二人しかいない。
貴乃花と白鵬である。まともにやってはとても勝てないことは重々承知しているので、狙うとしたら相手の不祥事か何か問題を起こした時だ。そのワンチャンスを狙って徹底的に叩く。相撲はどんなに優勢でも、土俵を割るまでわからない。完璧に土俵の外に出さなければならないのだ。
つまり親方として相撲協会に残してはダメで、追い出すまではどんな理不尽な手を使ってでも追い出さなければならない。中途半端に残しては「改革」の名の下にいつか自分がやられるだけである。
(続く)








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Last updated  2025.06.13 17:02:18
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