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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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モンゴル国立大学・学校、教員

2012.03.31
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モンゴル国立大学で同僚の先生だったSさんから、日本に来るという連絡を受けました。

メールを見たのは、実は今日で、来るのは明日だそうです。ですが、これはモンゴル人の得意の「急な連絡」ではなく、私のメール受信箱の中で、スパムメールに分類されていたのです。

今朝、溜まったスパムを消そうとチェックしたら、幸いにも見つかったというわけです。下手したら、モンゴルに帰ってからメールを見るところでした。

内容は、是非会いたいということです。無論、私もSさんには公私ともにお世話になったので、お礼の意味も込めて会いたいと願っています。(私のブログにもかなり搭乗しています)


ですが、どうも行き先は会議が開かれる鳥取だというのです。しかも、日本への入出国は中部国際空港です。うーん、これはちょっと厳しいです。

「鳥取はお前の家から近いのか?」と聞かれましたが、さすがに800km近くもあるので、近いとは言えません。平日となるので、忙しいわけではありませんが、いくつかアポも入っているし。

名古屋で会うことも考えましたが、私の方が出張などの仕事の予定が入っています。東京でなら、いくらでも時間を作って会うことは可能ですが、鳥取か名古屋となると、やはりまとまった時間が必要です。


彼からのメールの中に「Tottori」の文字を見つけた時に、例のコマーシャルを思い出しました。なんでも鳥取の人たち方クレームが出ているんだとか。

もちろん、あのCMを見て、鳥取ではまだ糸電話だと思う人はいないでしょうが、確かに「田舎」扱いしているのは確かでしょう。

その鳥取も、ちゃんと国際会議を主催しているんですね。なんでも鳥取大学でやるそうです。

せっかくの初来日ですから、会いたかったんですけどね~。彼の方が、東京へ行けるか調整をしてくれています。どうなることやら。






Last updated  2012.03.31 22:52:22
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2010.10.15
ウランバートルは、一気に冬に突入かと思われましたが、意外と秋っぽい日が続いています。もちろん、夜には零度以下になっているようですが、昼間は東京の晩秋的な気温です。

さて、このブログを読み続けて頂いている方の一部には「あれっ?最近学校の話題が少ないな」と感じておられる方もいらっしゃるかも知れません。


実は、大学での仕事は9月から始まる今期からはやってないのです。


モンゴルへ来て2年です。生活の中心は、モンゴル国立大学での仕事でした。私はそもそも教員という仕事をメインの仕事にしたことがなかったので、学校が毎日の職場というのも結構面白かったです。

2年半ほど前に、当時のK学部長に呼んで頂き、こちらへ来たわけです。

経済的に言えば、こちらでの給料は「びっくりを超えている」ほど安いものでしたが、Kさんのお人柄と熱心なお誘いを受け「こうやって人様に頼まれることっていうのは、そうはないだろう」と日本を飛び出してやってきました。

そして、この2年間は楽しい時間を過ごすことができました。モンゴルに来て、本当に良かったと思います。

ですが、その間、学部長は代わり、学科長も代わりました。新しい人からすると、既にいる外国人教師ということでしかありません。

契約更新はもちろんご提案頂いていたのですけど、何と言いますか、「熱意」というか「是非に」という感じはほとんどなく、事務的になってしまいました。

当然と言えば当然で、私も毎回そんな懇願されることを望んでいるのではないですが、やはり何かが違っていました。

こういう考え方は「上から目線」なのかもしれませんが、現実的には、私にとって経済的なことも含めこちらに来ることで失うものは非常に大きいわけです。

でも、「そうだよな、やっぱりこういう国の若い人の力になれたら」とか「そこまで言って頂けるのは、なんとか冥利につきるな」と思って、心意気で決めてきた部分が大きいので、「はい、続けたいならこの契約書にサインをお願いします」的な話し合いは、かなりモチベーションダウンになったというのが本音です。


あとは、ラーニングカーブと言いましょうか、ブログをご覧頂いていた方はおわかりでしょうけど、最初の1年はやることなすこと、ハプニングや未知のことばかりでした。

言い換えれば「知らなかった世界を知るという意味での勉強になることだらけの日々」でした。

ですが、さすがに2年を過ぎると、大体のことは経験済みです。大きな意味でのチャレンジはまだまだ続くでしょうが、ほどほど程度のチャレンジ的なことも少なくなってきました。


というようなことを、夏休みから9月にかけて考えており、結局、大学との契約更新はしないと決めたのです。

ですが、今も大学へは時々顔を出しましすし、仲間ともお酒飲んだりもしてます。

中には「大学と正式な契約しないなら、この授業だけ個別契約で受けてくれませんか?」と言ったお申し出も頂いたりしています。一緒に仕事した先生たちとは、今もいい関係を続けています。


じゃあ、今後どうするのか?


9月から先週くらいまでは、本を書くという作業があったので、結構それに時間を使っていました。

恐らく来月の出版となるようですが、まだ修正作業の真っ最中なので、発売日は未定です。題名も、まだ出版社と相談中という段階です。


友人のBさんから、「それはいいですね。だったら、今まで大学で使っていた時間をもっとこちらの仕事に使って頂けますね」と言ってもらっています。

彼は、間もなくクロージングするであろう、モンゴルでの最初のPEファンドの経営に向けて、全力で準備中です。


まだ明確な方針をここで話せるような段階ではないですが、もう少し考えて行こうと思っています。

どうするのが、一番いいのか?

私自身に大した野望があるわけではないので、おそらく今後も周りに流されながらも「やりたいことをやる」という姿勢で、物事を決めて行くことになると思います。

この話は、また何か決まりましたら、このブログの場でご報告します。






Last updated  2010.10.16 16:04:04
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2010.09.20
今日は、日本に交換留学生として派遣される学生の候補者への推薦状を書いてきました。

先日、例の英国式授業のディレクターであるSさんから連絡がありました。「日本へ留学を希望している生徒のために、推薦状を書いてもらえませんか?」との依頼でした。

「それは私の知っている生徒?」と聞くと、確かに私の授業に出ていた女生徒でした。彼女は、その時のクラスで一番優秀だったので、もちろんOKしました。

推薦状は、英語または日本語で記入するようになっていたので、「モンゴルだったら、日本語の方がインパクトあるかな?」と思い、日本語で書きました。

内容は2つです。1つは、「志願者とはどのような関係で、どのくらいの期間知っていますか?」というものです。これはありのまま、私のクラスの生徒だった旨を書きました。

もう1つは、「志願者の性格、知的能力、向上心、学問的成果等について記入して下さい。」とあります。

ちなみに、このフォーマットは、その日本の大学(東京にある私立大学です)が用意したもののようです。

こちらの答えも、元々優秀な生徒だったので、そのままを書いただけですが、なんとなく質問が大げさに見えて、どう書いたらいいのかちょっと迷いました。学問的成果、なんて一体何を言うんだろうとか。


今まで、何度か推薦状を頼まれたことがあります。留学のみならず、知人の国際的な取引先とかからもありました。

でも、良く考えると、どれも全部英語で、しかも「原稿」は本人に書いてもらっていました。私が半端に書くよりも、本人が一番書きたいように書くのがいいと思ったからです。

そういう意味では今回は、日本語でしかも自分で書いた初めてのケースです。

このまますんなりと日本へ書類が渡って、向こうで書類審査かと思いきや、まずはモンゴル国立大学内でのコンペがあるんだそうです。


確かに、交換留学生ですから、定員も決まっているのでしょう。どのくらいの応募があるのか全然わかりませんが、受かってくれることを祈ります。

ですが、「日本語能力」だけを基準にすると、日本語学科の生徒の方が有利でしょうね。


期間は1年で、授業はいきなり日本語のみだそうです。彼女は、日本語を高校時代に学んだとはいえ、確かにそれだけじゃあ難しいかもしれません。

もし決まったら、モンゴルの日本語学校に通うと言ってました。基礎はできているから、半年もあれば、大丈夫でしょう。


とにかく、少しでも縁のある学生が、一人でも多く日本に渡ってくれると嬉しいです。

一般的な途上国の生徒からすると、日本留学は、日本語の壁、お金の壁、そして最大の難関のビザの壁は大きいです。

だからこそ、こうした交換留学生制度は、これら3つを解決してくれる(?)かもしれない、とても素晴らしい制度だと思います。

吉報を祈ってます。






Last updated  2019.03.19 23:07:18
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2010.06.20
卒業証書はこんな感じです。

shousho

ぶ厚い表紙と裏に挟まれており、日本でもらう紙だけよりも立派そうに見えました。この右側の証書の次のページには、全ての取得した科目、点数、成績の一覧表がついてます。



名前を聞いて、たくさんある証書からその生徒のものを探し出して渡します。ちょっと非効率なので、時間はかかりますが、皆とても嬉しそうでした。

mane2
この生徒も私のクラスを受けました。




mane3
こちらも経営学科で、昨年の生徒です。



全体に「授与式」というよりは、混乱の中での配給品の分配のような風景でしたが、周辺にはカメラを持った人たちがどんどんやってきます。


satuei
大切な場面を撮ろうと、カメラが群がります。



卒業証書をもらった人たちは、これまた撮影モードです。

mane1
皆、懐かしい面々です。



周りを見ると、いつの間にかギャラリーが増えています。

garally
ご覧のように、会場の外にはたくさんのギャラリーがいます。



多くは、卒業生の親や親せきで、もちろんご近所の見物の人たちもたくさんいます。

garally1
もう、溢れんばかりになってきました。


この会場内に、親が入っていいのかどうかもよくわかりません。外にもいれば、中にもいるからです。



ryousinto
田舎からこの日のために上京してきた両親と写真撮影です。まさに人生のハレの日です。





個別の写真撮影が済むと、今度は集合写真です。

mane4
経営学科の卒業生たちです。




ですが、他の学科ではもう黒い服は脱ぎ捨てている人も出てきました。

doresude
やっぱり女性たちは、せっかくこの日のために新調したドレスをお披露目したいのでしょう。
 

こうして、卒業式会場は特に閉会の辞もなく、撮影会が繰り広げられていきました。そしてこの後は、夜のパーティに明日の旅行へと続いて行くのです。


屋外での式、厳粛というよりは和気あいあいな感じのモンゴルの卒業式は、それはそれでありなんだろうなと思いました。主役は卒業生ですからね。

「完」






Last updated  2010.06.22 17:00:08
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2010.06.19
「卒業式(1)」(http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201006170000/ )の続きです。


いよいよ卒業式となりました。

式が始まる前から、大学の門の前には4-5台の車が停まり、臨時花屋さんを開店しています。

hana
こんな感じで、車のトランクや荷台にたくさん花を置いて売っています。販売は全部花束です。

買うのは、卒業生の親や親せき、知人などだそうです。今日はモンゴル国立大学全学部でそれぞれ卒業式をやっているので、各学部の建物前にはどこもこんな感じで、臨時の花屋さんがたくさん出店していました。そして、凄い勢いで売れて行きます。
 

まだ式前ですが、そこらじゅうで写真撮影会です。

satuei
衣装は皆この黒い服(マント?ガウン?)と帽子と大学の名前が入ったスカーフのようなものを身につけていました。


皆が皆この黒い服を着ていたので貸衣装かなと思って聞いたら、全員自前で揃えたそうで、全部オーダーメードだそうです。

そしてその黒い服の下には、特に女性は皆華やかなドレスを着ています。

例えばこの女性。

akaidoresu1
裾から、ちらりと赤いドレスが見えます。


で、その中は、

akaidoresu2
こんな感じの華やかなドレスでした。(写真右)

この赤いドレスの女性は、私よりは5cmほども高いように見え、なんだか女優さんのようにふるまっていました。



こちらの女性は平均身長でも日本人女性よりも5cmほど高いそうで、しかも高いヒールが好きです。

hiiru1
こんな感じです。写真で見るとそうでもなさそうですが、かなり高く見えました。



hiiru2
こちらもそうです。


ですので、多くの女性がとても背が高く見えます。私は日本人男性としては平均的な身長(173cm)だと思いますが、この日の女性たちは、私より高く見える人が相当いました。


モンゴルでの卒業式は、特に女性はかなり派手派手系です。

前から聞いてはいましたが、卒業する女性は、ドレスを新調し、黒い卒業服などを揃え、当日の夜は深夜・早朝までパーティ(場所はクラブ)に出席し、翌日からは卒業旅行に行くのが定番です。

その費用は、なんと50万から100万トゥグルグは必要だそうで、ちょっと気合の入った子は100万を優に超えるそうです。

日本円にすればそりゃあ、数万円の話ですが、平均的なサラリーマンの1.5-3カ月分くらいの金額です。ですので、卒業式1カ月以上前から準備と金策に走る人が多いのです。

普段はあまり服装を気にしているようには見えないモンゴル女性ですが、卒業式と年末のパーティではかなり「勝負」している感じです。年末のパーティの派手好きも、在蒙日本人の間では有名です。


そしていよいよ式が始まります。最初に国歌斉唱が行われます。

kokka
アメリカ人のように、胸に手を当てて歌います。



国歌が終わると、ここは経済学部の卒業式ですので、まずは経済学部長が挨拶をします。

その次は何かなというと・・・日本でなら、来賓の挨拶とか卒業生代表の言葉などがありそうなところです。


kashu
なんといきなりプロの歌手の登場です。まだ余興には早い気もしますが、早速出てきました。


そして、だれかの挨拶の後にまた別の歌手が登場です。もちろん全部モンゴル語ですので、挨拶などの内容はわかりませんが、挨拶は長くはないので、その点は日本よりはいいです。


プロの歌手が二人も出てくるとなると、なんとなく娯楽の場って感じですが、さすがにそこは卒業式。いよいよ卒業証書授与式です。

と、思ったら、なんとなくダラダラ生徒が並びます。最初は、私の所属する経営学科からです。

narabu
こんな感じで、順不同で並ぶのです。


そして、列の前に用意したテーブルの上にある卒業証書から自分の分を探すのです。探すのはその学科の教員で、名前を確認しながらその場で探すのです。

mane1
これは経営学科の生徒たちです。皆、昨年私の授業を取った人たちです。


日本のように厳粛な中、名前を呼ばれて取りに行くのではなく、まるで銀行の窓口に群がる客のように「私のはどこ?」と探すのです。

教員たちも、生徒の名前を確認しながら、何十冊もある卒業証書版(わざわざ版と書いたのは、立派そうなバインダーのようなものに挟まれているからです。)から、探すわけです。

これはどう考えても非効率ですが、そんなことは誰も全く気にせず、探し続けます。

日本人なら間違いなく「名前を呼びますので、その順番に並んで待ってください」というでしょうね。とういうわけで、全然厳かではない卒業証書版授与式が行われていきます。

こうして式は進んで行きました。

「続く」






Last updated  2010.06.22 02:22:41
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2010.06.17
昨日はモンゴル国立大学の卒業式でした。

写真もたくさん撮ったのですが、楽天ブログでは写真を載せる容量はもうないとのことで、引っ越し先が決まるまではアップはできません。いずれ、再開できるようになったら、載せたいと思っています。

さて、この卒業式のスケジュールですが、以前のブログでも書いたとおり、なかなかその式の日がわかりませんでした。

昨年は、事前に周囲に頼んでおいたにもかかわらず、知らされることなく終わってしまったので、今年は結構しつこく聞いていました。

でもです。でも、そこが難しいのがモンゴルなのです。

日本人が考えれば、そもそも卒業式の日がわからない、という概念そのものがわからないと思います。

ですが、お正月の日(ツァガンサルというモンゴルの旧正月)すら、数ヶ月前にならないとわからないこの国では、卒業式レベルの日程なんて、数日前で十分なんのかもしれません。

1週間前にも拘わらず、いつもお世話になっているSさんの16日説と学科長の言う17日説がありました。

私はメールで何度かSさんとやり取りしながら確認して行きました。そして、どうやら学科長の言う17日ではなく、やはり16日が正しかったようでした。

それが判明してから、何気なく同部屋で私の目の前に座っている学科長に「そういえば、卒業式の日程は17日らしいですね。」と言うと「ああ、昨日変更になったんだ。」と事もなさげに言います。

昨日どころか、もっと前から16日になっていたのですが、モンゴル人は絶対に自分が間違っていたとは言いません。

で、Sさんに時間を確認したら12時スタートだけどモンゴル時間だから12時半ごろでしょう、とのことでした。

ところが、前日の15日の夜にSさんからメールが来て「12時半と言いましたけど、急きょ変更の指示が来て、11時半になりました。本当に急な変更は困りますね。」なんて書いてありました。

このように前日の夜まで、何時に始まるかさえ決まらないのがモンゴルなのです。

そして、ここで終わらないのがモンゴルなのです。

当日、さすがにスーツにネクタイしなくちゃと思いながら準備していると、携帯にメールが来ました。

見ると「急ですけど、今日は11時半ではなく午前10時になりましたのでお知らせします。」とSさんから来ていました。え?10時??今、9時半だよ!

Sさんは昨晩のメールで11時半への変更を教えてくれたので、一体いつの情報かと思いました。

「この情報はいつなの?誰がそんな急な変更をしたの?」と聞きました。すると「学部長のDさんです。連絡は今朝来ました。私も信じられません。」だって。

卒業式は大学全体ではなく、2年前までは学部別どころか学科別に行われていたのだそうです。

経済学部には12学科ありますが、それらが全部別々だったというのです。ちょっと信じられないですが、信じられないことが毎日あるのがモンゴルです。ですので、今回は学部単位で行います。

学部長のDさんは日本留学組ですが、確かにコミュニケーションや時間管理などの面では、すっかりモンゴル化しています。

私も約束時間をすっぽかされたり、メールの返信が来ないなどはよくありました。でも、卒業式の開始時間を当日の朝に変更するところまでは、ちょっと想像できませんでした。

一体どうやって、生徒を始めとする人たちに連絡するの?なんて当たり前に考えてしまうのは、まだモンゴル歴の浅い私くらいなもので、そんなものはなんとかなると考えるのがモンゴル人です。

で、慌ててスーツを着て出かけました。10時ちょっと前に到着しました。会場は既にそれらしく飾られており、音楽などの調整を行っていました。

ちなみに、会場は経済学部の玄関前です。つまり屋外です。屋外でやるようになったのは、昨年から学部全体でやるようになったからだそうです。

「雨が降ったらどうするの?」なんて、これまた日本人っぽいことを考えてしまいますが、モンゴル人は降らないことを前提でやるのです。ほんの数日前に雨が降ったんですけどね・・・

10時集合と言っても、当然ながらほとんど誰も来ていません。ですが、準備を担当している「モンゴル人離れした真面目さ」を持つOさんだけは早くから来て、熱心に準備していました。

その後、学部長や学科長もやってきました。遅れてやって来た学科長は「おー、早いですね。もう来ていたのですか?」と言います。

私が「いや、今日は10時からだって聞いたんですけど・・」というと、堂々と「はい、そうですよ、今日は10時からですよ。」と10時半に来たにも拘わらず、そう言います。

生徒たちも続々と集まり、いよいよ始まりました。10時開始の予定でしたが、10時50分開始となりました。

遅いことは遅いですが、確かに前夜の予定であった11時半よりは早いです。お天気は青く晴れ渡り、快晴となりました。

次回は、式の様子をお伝えします。それまでに写真問題が解決しているといいのですけど。

「続く」






Last updated  2010.06.17 20:34:09
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2010.05.27
大学では今は試験シーズンです。その試験が終わると卒業式がやってきます。

その卒業式はいつか?すら、このモンゴルという国では簡単にはわからないのです。あおと2-3週間ほどなんですけどね。

昨年、私はモンゴルの卒業式というものを見たくて、5月から周りの先生たちにお願いしていました。

「卒業式はいつですか?」「6月だよ。いつかは聞いてないけど。」「じゃあ、日程がわかったら教えてください。」「オッケー、ノープロブレム!」とまあ、こんな調子で頼みました。

すると、ある日学生がたくさん集まってました。聞けば卒業式だそうです。私は近くにいた先生に「今日、卒業式って聞いたけど・・・」と言うと「あれは、統計学科の卒業式だよ。経営学科はまだなんだ。」と言われました。経済学部は12も学科があるので、卒業式は学科別らしいのです。

私は「じゃあ、日程わかったら教えて」と頼みました。結局、3-4人の先生に、卒業式の日程を教えてくれるように頼んだのです。

そして、6月のある日の午後に電話がかかってきました。「ヘーイ、元気かい?何してるんだい?」と英語の通訳でお世話になっているSSさんから電話が来ました。もちろん、彼には一番最初に日程のこと頼んでおきました。

「今?家だよ。どうしたの?」と聞くと「今日、卒業式なのになんで来ないんだい?」と言います。私が驚いて「えっ、そんなの知らないよ。なんで連絡してくれなかったんだと?」と言うと、当たり前のように「だから、今こうして電話してるんじゃないの!」と言ってます。

もちろん、このSSさんはアホではありません。アメリカで大学院を出て2008年に戻って来た先生です。でも、こういうことに関してのレベルはこの程度です。

ここで議論しても始まらないので、私は「わかった、じゃあ、これから行くよ。」と言うと「卒業式は午前中で終わったんだ。来ないからなぜだろうと思って電話したんだよ。」と言われました。

この会話の内容、日本にいる日本人は「何か文章が間違っているのでは?」と思うかもしれませんが、モンゴルにいる日本人なら「ああ、モンゴル人はそうだろうね。」と納得するでしょう。こんな話は全く普通にどこにでも起こる話なのです。

というわけで、今年は私もちょっと気合を入れてます。まずイギリス式授業でお世話になっているSRさんに会って頼みました。

そもそもこの程度のことは、今この5月にはわかっていて当然のことなのですが、1カ月先のことは1年先のことと同じくらいわからないのがモンゴルです。

「今年の卒業式はいつ?実は昨年なんだけど、何人にも日程教えてくれるように頼んでおいたのに・・・」と説明しました。

もちろん、その何人にはSRさんも含まれていますが、そんなことは覚えてるはずはありません。「それはひどいわ。私が調べて教えてあげる。」と言われました。

私の部屋は経営学科長との二人部屋です。つまり目の前に経営学科長が座っているわけです。SRさんに頼んで部屋に戻ると学科長がいたので、去年の話を繰り返し「日程はいつ?」と聞きました。

彼はちょっと待ってと手帳で調べると「6月の14日だよ。」と言いました。時間を聞くと、「それはまだわからない」と言います。午前か午後かは?と聞くと、多分午前でしょうとの答えでした。

まあいいでしょう。詳細は別にして、とりあえず日程だけでもわかったんですから、今年は卒業式を見ることはできそうです。

で、夜自宅でメールをチェックすると、昼間頼んだSRさんからメールが来ていました。「6月16日12時からです。でも、モンゴルだから多分12時半でしょうね、ふふふ。」なんていうメールです。

私は「実は、あのあと学科長と会って日程聞いたんだけど、14日って言われたよ。どっちが正しいの?」と返信しました。

返ってきたメールには「多分、学科長が間違っているでしょうね。だってあの人は何も知らないから。でも、調べてまたメールします。」だって。

私も、学科長の頼りなさは十分承知しているので、そうかなとは思っていますが、まだその後の返事は来ません。

ここに登場した3人(学科長、SRさん、SSさん)は、アメリカ、オーストラリア留学組で、典型的モンゴル人よりはずっと外の世界を見てきている人なんですけど・・・

こういうのはモンゴル国立大学に限った事ではありません。日本語を教えているN学校でも似たようなものです。

今月は、5月12日に授業をやりました。次は19日です。19日朝9時からの授業なので、8時半ごろ家を出ようとした矢先です。

電話がかかってきました。「今日はテストですから、授業はありません。」だそうです。私が「じゃあ、もう学校はないの?」と聞くと「いいえ、学校はまだ続きます。」と言われました。

授業30分前の連絡はモンゴルとしては上出来でしょう。普通は、私が実際に行った時に「今日はテストですから、授業はありません。」と言われるのがオチです。

で、そのまた1週間後が26日です。私は学校はまだ夏休みじゃないと聞かされていたので、もちろん行くつもりでいました。

ですが、ここはモンゴルです。気になって、前の晩に電話しました。すると当然のように「いいえ、明日は授業はありません」と言われました。

そもそもN学校では全く先の予定は知らされません。今までも何度も変更や休みがありましたが、ほとんど突然です。

ですが、モンゴル人の感覚ではどうしてそんなに先のことを気にするのかわからないのです。そして、そういう連絡をくれないことに怒ることすら理解できないのです。

これは日本人との違いを超えて、多くの普通の国との違いでしょう。だからこそ、外国人に会うと皆モンゴル人の計画性のなさ、その場限りの習性を話して笑うのでしょう。

怖いのは、私自身も段々モンゴル化しているのではないかと感じていることです。他の日本人でもそう感じている人はいるようで、日本へ帰って大丈夫かな?と心配しています。

元々先のことは考えない性格ですが、それに輪をかけてしまうような気がしています。困ったものです、このモンゴル化は。






Last updated  2010.05.28 11:55:36
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2010.03.27
「前日よりの続き」

生徒のレベルはどんなものでしょうか?

今週、授業でCSR(企業の社会的責任)とか企業倫理の授業をやりました。この手の話となると、欧米では必ず出てくるジョンソン&ジョンソンのタイレノール事件のことが登場します。

今回のトヨタのクレームの話ではないですが、CSRは企業の危機管理として益々重要になっています。

J&Jは以前タイレノールという大衆薬に何者かが工場出荷後に毒物を入れ、それによってアメリカ中が混乱した時の対J&Jの応ぶりを取り上げているのです。

要は、J&Jに法的な過失は全くないにも関わらず、「消費者がわが社の製品に少しでも不安を持つことは許されない」と全品回収し、パッケージを全面変更して対応したというものです。

つまり、「自分は悪くないけど、消費者に少しでも不利益があるなら、お金をかけてでもやり遂げる」ということです。実際、相当なコスト負担になりました。

ですがこの後、J&Jはアメリカ国民からは絶大な信頼を得て、消費者に強く支持される企業に発展して行ったという話です。

このイギリス式授業では、Webサイトをダウンロードして、それを読んで課題に答えなさい、というものでした。

面白いのは、良い例として取り上げられたのがJ&Jですが、悪い例も出ています。どこだと思いますか?


なんと雪印でした。あの社長の「俺だって寝てないんだ。」発言に代表される一連のひどい対応ぶりが書かれているのです。

日本人として、世界中のいろんな事例から雪印が選ばれたことについては、なんとも残念ではありますが、本当のことなので仕方ないでしょう。

今まで生徒らはこういう課題も事前にやってないことが多かったので、私はかなりきつく「絶対にWeb見て、答えを各自で書いて来るように」と言い渡しました。

で、授業当日です。私が、あらかじめ用意されている質問をある生徒にしました。ところが、答えは何を言ってるのかまったくちんぷんかんぷんです。

私は質問を読みなおしました。「J&J会社がとった対応は・・・・」との質問が書いてあります。ですが、あまりにも噛み合いません。

私は「なんでそういう答えに行きついたの?」と質問を続けると・・・なんと原因は、ちょっとびっくりというかがっくりくるようなことでした。

ジョンソン&ジョンソンというのを会社だとは思っておらず、「ジョンソンさんという個人」だと思っていたようなのです。

私はびっくりして、他のもっと英語ができる生徒に聞きました。「あなたはどう読んだの?」と聞くと、なんと彼も同じで、会社だとは思わなかったというのです。そしてなぜか「雪印は良い会社として書いてあります」と言うのです。

私は、これは相当重症だなと思いました。そのケースの記述は比較的平易に書いてありますし、質問にもJ&J会社はとわざわざCompanyと書いてあります。

英語での読解力の問題はもちろん大いに同情すべき余地はありますが、それにしても厳しいです。

教材では、何度もスターバックスとかマクドナルドとかを「誰でも知ってるでしょ?」という前提のもとに登場しますが、そうではないのです、この国では。

このイギリス式授業の利点はいろいろあると思いますが、生徒のモチベーションのなさから来る教員のモチベーション低下の流れはなかなか変えられそうにありません。

いろんな問題が含まれているので、簡単な解決法はなさそうです。親は「お金さえ出せば、欧米留学への切符」が手に入ると思っているようです。

実際、ここの学費は普通の学校の3-4倍はするようです。子供は欧米留学の「予備校」くらいにしか考えていないようです。


Gさんがいつ帰るのかはわかりませんが、多分会えてもあと数回でしょう。彼のモンゴルでの印象が少しでも良くなってくれることを祈っています。






Last updated  2010.03.28 14:38:58
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2010.03.26
昨日、アメリカ人の英語教員のG先生が私の顔を見るなり「もう辞めたい。このままじゃあ、私が壊れてしまう。」と言いました。例のイギリス式授業の話です。


私は今、週に3回「イギリス式授業」をやっています。イギリス式授業というのは、日本には馴染みないはでしょうが、途上国を中心に行っている英国の大学の単位取得システムです。

多くの途上国の場合、大学を出たと行ってもヨーロッパなどでは大学を卒業したと見なされず、それゆえヨーロッパの大学院への進学は難しいと場合が多いようです。このコースの修了者は、イギリスの大学の卒業資格を取得できるのです。

また、大学の留学としても、このコースで2年学べばそのままイギリスの大学に留学しやすいのだそうです。

そんなこともあり、アジア、南米、アフリカなどの多くの国々でこのプログラムは広まっているようです。

授業は全て英語で、教材は全てイギリスから送られてくるものを使います。モンゴルではモンゴル国立大学と提携し、2008年から開始しました。

最初の1年間はほとんどが英語教育に費やされてきましたが、2年目からは他の科目も出てきます。

英語教育は、アメリカやオーストラリアから外国人教員を招いていますが、他の科目は簡単には行きません。

科目ごとに呼んでいては、たくさんの教員が必要ですし、かといって全体の人数が1学年20人未満と少ないので、効率が悪すぎ呼ぶことができないのです。

こんな事情もあって、私に経営関係の授業で助けてもらえないかと言われていました。私の英語力でいいのかどうかはわかりませんが、できる範囲でやることになったのです。

ですので、厳密にはこの授業はモンゴル国立大学の授業ではないのですが、私との契約の範囲内でやってほしいと言われています。つまり、別途お給料が出るわけではないですよ、という意味です。

で、昨年秋から始めました。モンゴル国立大学向けの私の授業と比べてどうか?と考えると、教える方も学ぶ方も「随分緩い」というのが感想です。

教える方というのは、私のことですが、通常の授業の場合私主導で授業を組み立てますから、準備や内容に私は深く関わっています。

ですが、イギリス式授業の場合は、テキストも授業を進めるスライドも全部決まっているので、ほとんど私が内容に関して踏み込める余地がないので、いろんな企業の事例を示す以外は、大体その通りにやってます。

その通りにやるというのは、結果としてあまり思い入れ持って深く関わってはいないとも言えます。

とはいえ、経営入門のようなものですから、イギリス人がどうやって大学生にゼロから教えて行くのかを知るという意味では、興味深いです。

生徒の方はどうか?そもそも留学ありきで来ているので、平均的に言えば親の所得は高い方のようです。

ほとんどの生徒は18歳にして外国経験を持っています。英語も「そこそこ」話せる人が多いです。

ですが、彼らにとっては「欧米に留学する」ことが目的なのであって、この授業そのものは単なる手段でしかないのです。

「とにかくここで無難に単位とって、早く欧米に留学したい」というのが本音でしょう。ですから、本気で勉強しようなどという姿勢は低いです。

大学の先生に話を聞くと、モンゴル最難関校であるモンゴル国立大学に入って来る生徒のレベルと、このイギリス式授業に応募してくる生徒のレベルとは「相当開きがある」そうです。

それも当然で、本当に優秀であれば先日ブログに書いたように、モンゴル国立大学に入学して、1-2年で奨学金付き留学に応募すればいいわけですから。

このイギリス式授業が生徒にとっての曖昧な位置づけであることが、この学校の運営を難しくしています。

最大の問題は、生徒のやる気のなさです。モンゴル国立大学の生徒と比べても、相当低いレベルにあります。

私のクラスでもそれは何度も感じましたが、どうも語学の授業はもっとひどいようです。

昨期のスタートは9月でした。アメリカから来たGさんは、顎にひげを蓄えたとても温かみのある先生でしたので、私とすぐに打ち解けました。

「やっぱりアメリカ人でも、非ビジネス系の人は良い感じの人がいるんだなー。」と思ったものです。

ある日、その先生が授業時間なのに教員室にいるのを見ました。実はその日がGさんの最初の授業の日だったのです。

「あれ?この時間は授業が始まっているんじゃないですか?」と聞くと「ああ、そうだよ。今日から授業だからね。でも、誰もいないんだよ。」と答えました。

もちろん、理由なんか知りません。翌日も出席生徒はゼロでした。優しい彼は顔には出しませんが、かなり失望していたようです。

その後、会う度に「今日は生徒いた?」などと聞いても、せいぜい1-2人というのが続いていたようです。

本来は10数人はいるはずなんですけど。出てくる生徒もやる気がない場合が多いですから、遠い外国からわざわざやってきた先生には相当堪える話です。


先日書いたフランス人の先生も言ってましたが、正直言ってわざわざこんな国に低い給料でもいいとやって来るというのは、若い人たちに教えたいとか、途上の国に貢献したいなどという志がある人が多いです。

ですので、そういう先生たちにとって一番辛いのは、低い給料ではなく「やる気のない学生」の存在なわけです。

Gさんは契約はまだ6月まであるけど、とても続けられないと言ってました。そして、事務局側も彼の辛い状況を良く知っているだけに、強く引き止めることもできないようです。

私も彼の苦悩に満ちた顔を何度も見ていたので「もうちょっと頑張りましょうよ」なんてとても言えませんでした。


「続く」






Last updated  2010.03.28 14:29:10
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2010.03.24
そして金持ちです。SRさんが言うには「金持ちじゃなくても、行く人は多いですよ。」だそうです。

現に彼女は2人の娘さんがいますが、「我が家は金持ちではないので」と言いながら、韓国と台湾にそれぞれ現在留学中です。

彼女自身はオーストラリアに留学していましたが、オーストラリアではとても仕送りできないので、もう少し安いところにしたと言ってました。

そういえば、昨年まで学科長をやっていたBOさんのお嬢さんは、モンゴル国立大学の1年生でしたが、先日聞いたら「今はシンガポールに留学している」と言ってました。

つまり、典型的な1年中退ということです。恐らく他の先生たちの子供たちも似たようなものでしょう。


それにしても不思議なのは、給与水準が非常に低い国から、なんでお金持ちでもなさそうな人たちまで外国に出せるのか?です。

「借金したり、親戚中から集めたり、アルバイト(これは子供ではなく、親のこと)したりしして」なんとかねん出するのだそうです。

多くは、大学生として留学しますが、大学院からの人もかなりいます。ある考え方では「修士課程は2年だけだから、外国の大学を出ることが目的なら、修士課程だけの方が安上がり」というのもあるそうです。


SRさんが実際に聞いたモンゴル国立大学内のある学科(外国関係学科、みたいな名前だったので、もともと留学志向の人が多いかもしれませんが)では、入学者が200人、1年後に残っているのは150人、2年後には75人、卒業時には40人だけ、というデータもあるそうです。もちろん、この減少部分のほとんどは留学によるものです。

「ということは、私が教えているのは、その残りの60%ってこと?」と聞くと、彼女は申し訳なさそうに「そう、成績優秀でもなく、お金持ちでもない学生ってことになりますね。」と答えました。

更に大学院生となると、そこに加えて、大学院の段階でも留学を選ばなかった、あるいは選べなかった学生たち、ということになります。

それで段々事情が呑めて来ました。大学院の授業であまりにも英語ができないのに驚きましたが、SRさんが言うには「多少でも英語ができる学生は、ほとんど留学してしまって、ここにはいないんです。」だそうです。


先日、フランス人のフランス語教員と話す機会がありました。彼女は、私と同じ大学の外国語学部や、市内にあるフランス語の専門学校で教えているのですが、こんなことを聞かれました。

「ねえ、モンゴル人の学生ってどう思いますか?」って。私が「どうって、どういう意味?」って聞いたら「やる気や能力がものすごくないように思えるのですが・・・」と言ってました。

彼女はフランス語を教えるのは、フランス国内や日本を含めた海外での経験は豊富なのですが、それらの経験に照らし合わせてもかなり落ちると言ってました。私も「残念だけど、同意します」と言いました。

ですが、どうもこのような構造的な原因から、結果として私たちが接した学生は、残りの60%や更に残りの3-40%の学生だってことなんだと理解しました。うーむ、これは厳しい現実です。


そして現にモンゴル国立大学の先生であるSRさんも「今のままなら、やはり無理をしてでも外国の大学に行かせたいのは仕方ないでしょう。この大学だって、昔はいい教育をしていましたよ。でも、社会主義から民主主義に変わる時に、良かったことは全部捨てて、新しいことには全く予算がつかず、カリキュラムもいい加減になってしまったんです。現状では正直言って、ほとんどの国の教育制度に負けるでしょう。」と言ってました。内部の人が言うのですから間違いないでしょう。

そんなことを聞いた後に、いつものように私のクラスの授業に出ました。この授業は3年生向けです。

「多分、同級生の半分近くが既に外国に行ってしまったんだな」と思ってしまいました。私としては「だからこそ、ここで踏ん張って、私の授業だけでも国際レベルの内容にしなくちゃ」という気持ちにはなりましたけど・・・一人で頑張ったところで、残念ながら知れてます。

確かに考えてみれば、私の同僚の先生たちも、私の知る限りは全員外国の大学や修士を出ている人ばかりです。

40歳以下の人たちですと、アメリカ、オーストラリア、韓国、日本、イギリスなどです。それ以上ですと、ソ連や東欧諸国となります。国際的といえば聞こえはいいですが、やはり自国の教育そのものが認められていないということが本当の理由のようです。


この問題は、「じゃあ、どうしたらいい?」というところまでは考えが及びませんが、ある意味、国独自の人材育成の仕組みが欠如しているともいえる問題のような気がします。






Last updated  2010.03.25 11:23:42
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