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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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七詩@ Re:ジンギス・カン料理の名前は変えられるのか?(08/16) 社会主義体制下のモンゴルではジンギスカ…
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モンゴルでの日系企業

2019.07.29
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もう既にご存知の方も多いと思いますが、ようやく新空港のオープンが実現しそうです。時期は来年春とのことです。(正確には今年7月から10か月以内、だそうです)

なんでこんなに開港時期が遅れたのか?ハードの問題(格納庫の整備、UBへの高速道の完成遅れなど)も確かにありましたが、やはり一番大きいのは空港運営会社の経営権の問題だったようです。

空港運営会社の経営権なんて、空港建設着工前から日本企業がやっると決まっていましたから、通常の契約通りであれば経営権の問題なんて起こりようがありません。ですが、そこはモンゴルです。

モンゴル人にとっては「あの時は、経営権を日本に任すと言えば空港建設用の資金が入ってくると思ったから、そういう契約をした。」だけのことなのです。

ですから「もう完成したんだから、やっぱりモンゴル側が経営権を持ちたい」と言いがかりをつけたというわけです。「それは契約違反でしょ?」というのは、日本人の認識であり、国際ルールでもあります。

でも、モンゴル人にとっては契約とは「あの時はそう思った」というだけのことで「その後のことを考えると、やっぱり違うと考えた」と合意をひっくり返すことには大して抵抗感はありません。

OT(世界最大級の金・銅鉱山)に関するリオ・ティエントとの契約も同じです。後出しじゃんけん、なんでもありがモンゴルの政治家なのです。

というわけで、とっくに決まっていたことをひっくり返されながらもなんとか正式契約にこぎつけたのが7月5日で、「ニュー・ウランバートル・インターナショナル・エアポート」(NUIA)という日・モ合弁会社が設立されたのです。

日本側が51%で、三菱商事、成田国際空港社、日本空港ビルディング、JALUXの4社です。モンゴル側はモンゴル政府です。

三菱商事は、空港建設を請け負った会社です。成田国際空港社は成田空港の運営会社で、日本空港ビルディングは羽田空港の運営会社です。JALUXはJAL系の空港関連のサービス会社です。

MIATと成田で提携しているのは全日空なので全日空系が参加するかと思っていたら、JAL系でした。これをきっかけにJALがウランバートルへ飛んでくれるといいのですが。個人的にはマイレージが使えるので、ありがたいです。

このニュースは日本にいるモンゴル人や日本語を勉強しているモンゴルにいるモンゴル人には、結構インパクトあるというか、注目されているようです。

私のところには時々日本にいるモンゴル人学生などが相談に来ることがありますが、この運営会社は願ってもない就職先と言えそうです。

断っておきますが、私は一切コネクションはありませんので、個人的な依頼にはお応えできません。ただ、モンゴル人は「甘い考え」を持つ人もいるので、その辺はちゃんと認識しないといけません。

ある留学生の方は「どうやったら、この運営会社に入れますか?」から始まって、私に相談されました。

何をやりたのかと聞くと「日本側の代表となって、新会社を経営したい」だそうです。それも「将来の話」ではなく「代表として入社できるか?」だそうです。

まあ、日本人がこういう話を聞くと「何言ってんの、その人?留学生でしょ?経営?できるはずないでしょ?」と思うわけですが、モンゴル人留学生の中には、怖いもの知らず(ほぼ同義語で世間知らず)の方もいますので、短期的に経営者になれる道を探るわけです。

残念ですが、遠い将来はともかく、近い将来に日本側代表として未経験のモンゴル人が経営者として送られることはないでしょうね。

これに近いことを言うと、素直に「なぜですか?私は出来ますよ」と返ってくるので、なかなか説明が難しいのがモンゴル人なんですね。

ま、こういう超積極的姿勢は今の日本人学生にはないものなので、私自身は一概には否定しません。そうした中から、将来のモンゴルを担う人材が出てくる可能性は十分ありますから。

現チンギスハーン空港の旅客数実績は142万人(2018年)です。三菱商事と共に建設に参画した千代田化工建設によると、年間200万人が利用可能な旅客ターミナルビルを建設するとあります。キャパは大丈夫なんでしょうか?

当然、今後はモンゴルも観光客誘致により力を入れていくでしょう。モンゴルは外国人観光客の誘致に力を入れていくにあたって、一つ難しい問題があります。

昨年、バトトルガ大統領とお目にかかったときに「外国人にもっとモンゴルに来てもらいたい。どうしたらいいか?」と聞かれました。

私は笑いながら「人数を増やすのは簡単ですよ。中国人向けビザを撤廃し、観光客を誘致すればいいのです。」と言いました。さすがにこれは受け入れ不可能だとわかって言ったのですが。

モンゴルは人口300万人の国です。陸続きの人口大国中国人がどっとやってきたら、そのうちの何パーセントが不法滞在者として残るでしょうから、数年もすれば中国人の方が多くなってしまうことも笑い事ではなくあり得ます。

内モンゴルもチベットもウィグルも、一番怖いのは武力よりも「漢人による大量進出とその結果としての漢化」ですから、それだけは飲めません。外国人観光客は増やしたいけど、最大の供給源である中国は制限したい、のがモンゴルの本音です。

大統領は「一番来てほしいのは日本人です。」とも言ってました。そうなると、ガチでベトナム、タイ、シンガポールなどの東南アジア諸国と競合になります。

今までのように「来たい奴だけくればいい」的なやり方では、日本人の動員は難しいでしょう。チケット代、交通手段などのインフラ整備、ホスピタリティなど問題はたくさんあります。

ただ、多くの問題はウランバートルの方で、地方の整備されたゲルキャンプなどは多くの日本人にも喜ばれることでしょう。今後の、観光施策に期待しましょう。






Last updated  2019.08.06 19:45:08
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2018.08.06
今日の朝刊にアイザワが載っていました。モンゴル関係者の方ならすぐにピーンとくる名前です。

この会社の日本での正式名称は、会沢高圧コンクリートという北海道にある会社です。2009年にモンゴルに現地法人アイザワモンゴルを設立し、UBの産業地区に工場を作りました。

この会社のことは、本ブログでも何度か言及していますが、日本でテレビにも取り上げられていました。

2013年8月27日付け「テレビ東京未来ジパングの影響でしょうか?」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201308270000/)

私は何度か現場を訪問させていただき、その度に「これはオーナー企業じゃないと難しいな」「でも、こういう海外進出が日本の、特に地方の中小・中堅企業には合っているのではないか」と思っていました。

会沢コンクリートは売上166億円の、コンクリートの会社としては国内では決して大手とはいえる規模ではありません。会沢がモンゴルに目を付けたのは「寒冷地」というキ-ワードです。

北海道の寒さで鍛えられた寒冷地用のコンクリート技術がモンゴルで優位性を持てるのではないかとの思いで、モンゴル進出を決めたそうです。

確かに、モンゴルは知らない国でリスクはあります。ですが、だからといって、北海道の会社が東京や大阪へ行けばリスクはないのかといえば、そういうわけではありません。

そこはそこで、大都市周辺には熾烈な生コン会社同士の競争が待っています。ここが日本の地方の中堅・中小企業の考えるべきポイントです。東京進出が安全で、新興国進出がリスクの塊なのかどうか、ということです。

とはいえ、アイザワモンゴルも当初は苦戦を強いられていたようでした。数億円かけて工場を作り、日本から何人もの技術者を常駐あるいは長期出張させていました。

明らかに先行投資です。売上がほとんどない中で、品質向上に向けいつも頑張っていた日本人技術者たちの姿は、今でもよく覚えています。

しかもモンゴルは中国の隣ですから、安い中国製品がバンバン入ってきます。その上、モンゴルの国内品も結構出回っていましたし、生産余力もありました。

つまり、新興国にありがちな「市場の成長に供給力が追い付かない」なんて話ではなかったのです。

ですので、設立後間もない頃は、せっかくの新工場の稼働率も低かったのです。ですが、そこはアイザワの踏ん張りどころで「当社の品質を認めてくれる(=高い価格でも買ってくれる)客にのみ売る」「価格競争とは一線を画す」と、赤字覚悟で品質にこだわりました。

なのでモンゴル人(もちろん、業界人ですが)の間では「品質は良いが、高くて手が出ない」という一定の認識は得ていました。

そしてその後、モンゴルでも高品質の建物、路面を必要とする案件が出てきたのです。

シャングリラホテルは、もちろん現在のモンゴルでのトップクラスの建物ですが、ここはアイザワを指名してきたそうです。また新空港でも、特に重要な路面はアイザワを使いたいとの要望があったそうです。


新聞には「マイナス40℃でも凍結せずに出荷できる生コンは、アイザワの独断場」とありますが、私にはこの記事はちょっと違和感がありました。

アイザワの技術に関してはなんの疑いもありませんが、そもそもマイナス40℃になる時期に工事なんかできるのか?ということです。

わざわざマイナス40℃と書いてあるからには、屋外での使用でしょう。ですがモンゴルでは、法律により極寒期(確か11月から3月だったかな?)の屋外での工事・作業は禁止されているのです。

なので、本当にマイナス40℃の時に生コンを注文する会社があるのだろうかという疑問です。

それはさておき、プラスマイナスで80℃以上にもなる可能性のあるモンゴルでは、耐寒性のあるコンクリートはありがたいし、今のところアイザワ以外には供給できないでしょう。

北海道の会社は、寒冷地ということもありますし、ベンチャースピリットも強いのでしょう、モンゴルとは縁がある会社が結構あります。

建設系なども実際に出ている企業もあります。ですが、行ったら即成功するというわけではないので、忍耐強く自社のチャンスをうかがう必要があります。

そういう意味では、オーナーが直接モンゴルに赴き、意思決定をした企業が生き残っていくと思います。

逆に、きれいなビジネスプランを必要とする大企業は、いつも社内の壁で頓挫してしまいます。

私が個人的に期待しているのは、北海道のセイコーマートです。
2016年12月14日付け「ウランバートルからセイコーマートへのラブコール」(https://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201612140000/)

いつか、この声が届くといいのですが。






Last updated  2018.08.06 20:13:50
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2016.01.18
先月モンゴルへの出張中、伊藤園の自販機を見つけたと本ブログに書きました。やはりあれは単なる「たまたま自販機があった」というのではなさそうです。

先日の新聞に伊藤園がグローバル戦略を本格化しているとの記事が出ていました。それによると、最近伊藤園は海外進出を本格化しており、アジアへの進出も活発化しているとのことです。

アジアはシンガポールベースとあります。そうなんです、シンガポールをアジア進出の拠点とする企業はかなり多く、日本企業も例外ではありません。

ここでいうアジアにはモンゴルも含まれます。モンゴルにはシンガポールから輸入されている商品が実際結構多いのです。

モンゴルのタイガービールは、皆さんご存知の通りMCSが運営しています。が、モンゴルで作っているタイガービールは瓶タイプだけで、缶ビールはシンガポールから輸入しています。

日本企業でも、ある日用品メーカーは生産国はタイだったり、インドネシアだったり、或いは日本だったりしますが、モンゴルへの輸出企業はシンガポール法人です。

ですから伊藤園がアジア強化をする時も、モンゴル向けは当然シンガポール経由であることが考えられます。おそらくその一環で、モンゴルにもITOENの自販機が設置されたのでしょう。

お茶は、アジア全体に普及しているので進出しやすいと思われるかもしれませんが、実は結構違いがあるのです。

東南アジアのコンビニでお茶を買った経験がある方はおわかりでしょうが、基本的に砂糖入りが主流なのです。それに対して、日本茶は無糖タイプで、むしろ少し苦さを感じさせる味となっています。

当然、当初は受け入れららなかったわけですが、昨今の和食ブーム、抹茶ブームそして健康ブームで、アジアや欧米でも日本茶の人気が高まっているのだそうです。今ではティーパックや粉末スティックも投入され、和食ブームに乗って販路拡大しているというわけです。

モンゴルでは、お茶といえばモンゴル伝統のミルクティー(スーテーツァイ)があるので、レストランなどでは紅茶を頼むときには「リプトン茶ください」という場合が多いです。

これは紅茶の普通名詞みたいに扱われて、リプトン茶じゃなくとも紅茶が出てきます。

これと同じのが「キャノンする」というのが「コピーする」と同じになっている例があります。ミノルタのコピー機でも「キャノンできます(コピーできます)」と看板に出ているほどです。

どうやらITOENはこの路線を狙っているようです。「日本茶ください」を「イトウエンください」となるレベルまでもって行きたいようです。

モンゴルには既に韓国から大量の緑茶が入り込んでいますので、それを覆せるかはわかりません。

濃い味に慣れた私からすると、韓国緑茶の味はなんだか薄い水っぽい味に感じますが、味というのは最初に浸透した商品が有利という傾向があります。

どこまで伊藤園がやれるかはわかりませんが、「日本茶のリプトン」を目指すITOENブランドに注目していこうと思います。






Last updated  2016.01.21 18:33:49
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2014.02.21
こちらで空港関係の話を伺うと、なんだか不安要素がたくさんで心配になります。何が心配かというと「空港の品質」です。

このブログでは何度も空港についてお伝えしてきた通り、新空港受注は三菱商事ですが、その三菱商事は空港建設(土木工事や建物建設)についてはS建設(韓国ギャラクシー系)に丸投げしています。

これがまさに「丸投げ」であって、品質管理についても一切関わっていないようです。ちなみに、空港の設備や機器(コンピュータシステムとか)は千代田化工が担当するようです。

モンゴルでの現場の話を聞けば聞くほど「本当にそんなんでいいの?」「商事はどこまでわかってんの?」と思ってしまいます。

なぜこんな心配をするかというと、一般のモンゴル人(及び一部しか関心ないでしょうが一般の日本人)にとっては、新空港は「日本のお金で日本人が建設している」という認識なのです。

この国では日本品質は最高品質と同義語です。最近の太陽橋はもちろん、太陽道路やバガノール方面に行く鴻池道路に至るまで、「さすがは日本人が作った道路だ。本当に素晴らしい」と高い評判を得ています。

新空港はこれと同じように「さすがは日本人が作った空港だ。品質が高い!」と思われる予定なのです。ですが、実際にはほとんどどこにも日本品質なんて存在しないんです・・・

当初は円借款による新空港建設に期待していた日系企業も、今では落胆の色を見せています。

商事から丸投げを依頼されたS建設は、ほぼというかすべての日系建設会社が逃げてしまうような無理な低予算でも「はい、やります!」と言ったわけです。

その心は・・・「品質を気にしなければ、なんだってやれる!」というところのようです。もちろん、私や業界人の推測ですが、そうとしか考えられないやり方なんだそうです。

三菱商事がS建設に丸投げした時点で、日系企業が主たる役割を行うことはなくなってしまいました。

商事は商事で、「下手にこの会社をつかえとか、この品質じゃあだめだ」なんて言ったら、S建設から「それじゃあ、予算オーバーでできないよ。商事の責任だよ。」と言われてしまうので、「建設に関しては一切関わらない」と宣言していると、一部では言われています。

最後の最後は、三菱商事は「建設に関しては、一切の責任はS建設にある」と逃げる道を作っているとしか思えません。

S建設から直接日系企業に声がかかることは少ないようですが、それでも日系企業に声がかかってきます。なぜか?

S建設がモンゴルの下請け企業に「この設計通りにやれ!」と指示が来ます。ですが、当然ですがモンゴル企業にはどうやったらいいかなんてわかりません。空港建設で必要なノウハウなんてないのですから。

困ったモンゴル企業が日系企業に依頼してくるわけです。もちろん、場合によってはS建設自身でやってくることもあります。

設計自体は日本の設計会社が作っていますから、その通りに作れば品質には問題ありませんが、その通りにやっていてはコストがかかってしまいます。(だから、日系ゼネコンは逃げたんですけど)

S建設側は、この品質でこの価格でやれと、ものすごい高圧的な態度で要請してくるそうです。もちろん、日系企業だって仕事は欲しいですから、一生懸命説明しますが、全く聞き入れないそうです。

S建設側は、「じゃあ、こういうやり方でやれ」と安価な方法を指示してきます。が、それではとてもこの寒冷地の空港の品質としては耐えられません。

日系企業は「低品質を承知で受注する」なんてできませんし、やったところで設計会社の品質調査にパスしないことは目に見えているので、できないと断ります。

「明らかに日本の設計会社が設計した品質とは違う品質」で構わないから、とにかくやれ!と指示をしているそうです。モンゴル企業はサS建設がそれでいいと言うのだからと、その通りのやり方で工事しているというのです。

「あのままで、本当にいいんですかね・・・新空港が一体いつまで持つのかなぁ」との日本人技術者のつぶやきを聞きました。

「日本企業がS建設と一緒に仕事をするのはほとんど無理じゃないでしょうか?ああいう高圧的で、無茶苦茶ばかり押し付けてしかも品質を大事にしない企業と付き合うのはほんとに嫌ですね」とも。

私は「そうはいって、日本の設計会社が品質にOKを出さなければ、検査は通らないんじゃないですか?」と聞きました。すると、「現場は、もうひどいことになっているようです」と聞きました。

検査というのは、完成するまで何もせずにずっと報告を待って、出来上がってからチェックするなんてもんじゃないのです。工事期間中から現場をチェックして、工法や資材の確認もしているのです。

なので、日本の設計会社が「その品質ではなく、この設計通りの品質でやるように」とS建設に指示を出すことも多いようです。ところがS建設側が「その指定された品質ではS建設はできない」と設計会社に言ったんだそうです。

ちょっと信じられませんが、建設会社が平然とできないと言うとは驚きです。入札の際にわかっていたはずですから。

普通だと「じゃあ、今回の入札を取り消すか」となるところですが、そうなったら他に誰がやるんだ?そもそもS建設以外引き受ける企業もないからこうなった、などの理由でうやむやに・・・

現場では日常的に日本の設計会社とS建設との良く言えば協議、悪く言えば喧嘩が多発しているとのことです。もちろん、三菱商事はその仲裁には乗り出さないでしょう。乗り出したら、コストアップにつながりますから。

私の疑問は「そうはいっても、韓国の技術力はちゃんとあるんじゃないの?だって、インチョン空港作ったのは韓国企業でしょ?」と聞くと「あれは、H建設(ソナタ系)でしょ?H建設はちゃんとした技術ありますからね」との答え。

「そもそもS建設なんて最近できたんじゃないの?基本的にはS商事みたいなもので、技術なんてないよ。H建設なら問題ないけど、S建設はねー・・・」

なるほど、韓国系云々ではなく、どうもS建設固有の問題、やり方のようです。どうなるんでしょうかね、この問題。

きとんと予定通りの予算で予定通りの期日で完成したら「品質で妥協した」ことになり、「品質で妥協できない」となれば、工期や費用の見直しが必至のような気がします。

新空港が数年後に「滑走路にひびがたくさんできて大変」なんて評判は聞きたくないですね。






Last updated  2014.02.22 12:05:03
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2013.09.21
やや旧聞に属する話ですが、モンゴルでJFEエンジニアリングが空港ビル建設受注という記事が載っていました。

それによると、モンゴルの新空港で、旅客ターミナルビルの建設20億円程度をJFEエンジが受注したとあります。これだけなら、おめでたい話です。

JFEエンジはウランバートル市の南北を結ぶ太陽橋を完成させた会社です。私もその会社に招かれて、現場を見ました。

極端な寒さ、当局との折衝の困難さ、現地の会社との協業の難しさなどありましたが、それらを超えて、立派な橋を作った会社です。安心して任せていい会社だと思います。

気になるのは、その発注形態です。この新空港プロジェクトは三菱商事・千代田化工連合が受注したプロジェクトです。

発注者はモンゴル政府ですが、全額日本政府の円借款ですから、日本人にも無関心ではいられません。

日本政府の円借款プロジェクトを三菱商事が受注して、その一部を日本企業に請け負わせるのは問題ありません。

が、実際には、JFEエンジが受注する相手はサムスン物産です。

三菱商事が自ら建設に責任を持つのであれば、JFEエンジに直接発注すればいいのです。が、それはあり得ないことなのです。なぜか?

それは、本ブログでもたびたびお伝えしているように、三菱商事は「形だけ、表面的な」新空港建設者だからです。

もっと言えば「三菱商事は、建設業務には一切関わらない」とさえ言っているそうです。

なので、建設については「すべてサムスンに丸投げ」というわけです。

こういう構造は、現地の多くの関係者はわかっていたことで、秘密でも何でもありません。

なのに、なぜか日経新聞は三菱商事に発注先が決まった時には、まるで新興国で厳しい競争の末に大型建設受注を勝ち取ったかのようなおめでたい書き方をしていました。

もちろん、その時点で「韓国企業へ丸投げ」は日経新聞もわかっていたでしょうが、なぜか一切書かれていません。そもそも円借款事業だということも、最後にちょっと触れただけです。

こういう意図的な動きを見るにつけ、新聞社もなんとなく日本政府お抱え的気質があるんだなあと思います。

もちろん、日本政府の言い分は想像できます。

「こんな世論のご時世に、国民の税金を使う大型事業のほとんどが韓国企業に丸投げされるなんて、発表されたら困ります」というところでしょう。

それだけを聞けば、なるほどそうかと思いますが、「じゃあ、なんでそうなってしまったんだ?」というところにまで目を向けてほしいのです、マスメディアには。

大本営に逆らえない、いや、逆らうほどの取材力のない日経新聞では難しいのでしょうが、そこまで追求することで、今後の国民の税金のまっとうな使われ方が浮かんでくるのではないかと思います。

誤解なきように申し上げますが、今回の三菱商事の立場は「困ってしまった政府関係者を助ける立場」だということは承知しており、三菱商事に責任があるとは思っていません。

そうならざるをえなかった、JICAや政府関係者にもっと税金の大切さを知ってほしいということです。






Last updated  2013.09.22 12:41:51
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2013.09.05
何気なくトヨタのHPを見ていたら、グローバルネットワークというページに行きました。

私は未だにモンゴルにおける日本車の正規ディーラーがどうなっているのかよくわかりません。

私の認識では、日産はだれもが知っているMONNISがありますが、それ以外はないような気がしていました。

モンゴルのクルマの市場は、日本車の比率はかなり高いとは思いますが、そのほとんどは日本やアメリカからの中古車輸入であり、新車はほとんど見ませんでした。

そんな中、日産だけは15年も前からウランバートル市内のいい場所(平和橋のたもと)に拠点を持ち、新車販売に力を入れてきたというイメージです。

「モンゴルにはランクルがたくさん走っているけど、トヨタはまだ進出してこないんだね」というと、多くのモンゴル人は「いいえ、もうトヨタは来てますよ。ちゃんと看板出して売ってます」と口々に言います。

ですが、私から見るとなんだか古臭いトヨタの看板で、とてもグローバルな正規ディーラーには思えていませんでした。

ところが、1-2年ほど前から「最近、トヨタのちゃんとしたディーラーができたんですよ」という話を聞いたことがあります。

そんなわけで、ちょっとトヨタのHPからグローバルの正規ディラーを見てみようという気になったのです。

で、見てみると・・・ない。やっぱりありません。アジアだけでも、30以上の国・地域に正規ディーラを持っているのに、モンゴルにはないのです。

内陸だから?人口が少ないから?隣のカザフ、戦争ばっかりしているアフガニスタンにもあります。ネパールにもあるくらいですから、内陸とかそんなのは関係ありません。

人口かな?ですが、なんとブータン(70万人)や南太平洋の島国サモア(人口17万人)にもあるではないですか!

バヌアツ(24万人)、タヒチ(17万人)そしてなんと人口10万人のトンガにまであります。そのサイトを開くと、確かに正規ディーラーとして紹介されているのです。

内陸でも人口でもない。一体なんなんですか、トヨタさん?!わかりませんね。


気を取り直して、日産を見ることにしました。さすがにここには正規ディーラーとしてMONNISが紹介されていることでしょう。

が、・・・ない、ないのです、モンゴルの名前が!いくらなんでも、MONNISはあるでしょ、と何度もチェックしましたがないのです。

うーん、まったく理解できません。MONNISは正規ディーラーではないのでしょうか?でも、店のCI(デザインやロゴなど)は日産のグローバル基準に準じているように見えます。

もしかして、これは私の単純な推測でしかありませんが、MONNISはディーラーではあるけれども、グローバルの正規ディーラー基準を満たしていないのかもしれません。

あるいは契約上は、exclusiveつまり、モンゴルでの独占契約をしていないのかもしれません。

でも、正直わかりません、なぜ日産本社のグローバルネットワークリストに入っていないのか。

ということは、他のメーカーもそうなんでしょうか?ウランバートルの西のほうにスバルのディーラーがあるのはご存知の方も多いと思います。

あれはどうなんでしょうか?スバルのHPを覗いてみると・・・えー、やっぱりない!スバルにもなしかー。

あの比較的きれいなスバルのディーラーも、正規契約を結んだディーラーじゃないってことなんでしょうかね?

ということは、モンゴルには日系メーカーの正規ディーラーはないってことなんでしょうか?なんだか、日産までないとなると、モンゴルそのものが黙殺されているような気がして心配です。


BMWのディーラーはMONNISの近くにあります。あの店つくりはいくらなんでも、正規ディーラーの雰囲気いっぱいです。

調べてみると、BMWの年次報告の中に「BMWは東アジア市場で伸びてる。」とBMW Group Asiaという会社の傘下にモンゴルのディーラーが含まれているとのことでしたから、間違いなく正規ディーラーでしょう。


そうだ、三菱も私がいたころ新しい拠点を作ったはずだ。遊園地につながる東への道路沿いです。

三菱自動車のサイトから探していくと・・・あったー、ありました、モンゴル!ついに日系の正規ディーラーを見つけました。

この後、ホンダ、マツダやスズキも見ましたが、やっぱりメーカー本社のHPにある正規ディーラーリストに載っていたのは三菱自動車だけということになりました。

BMMMという会社です。MMMはなんとなくですが、Mongol Mitsubishi Motor の略に見えますね。Bはなんでしょうか?バヤンゴル地区にあるから、なんてまさかね。

とにかく、今日現在モンゴルにある日系の正規ディーラーは三菱自動車だけと判明しました。日産はサブディーラー契約なのかわかりませんが、どうも違うようだということがわかりました。

トヨタさん、そろそろ本気でモンゴルに来てほしいです。というか、たくさんのモンゴル企業がアプローチしているはずなんですけどね。

トヨタの正規ディーラに選ばれれば、ほぼ間違いなく「絶対に儲かる」でしょうね。






Last updated  2013.09.22 12:43:30
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2013.08.27
その後登場したのは(順番は忘れましたが)HIS会長澤田さんのハーン銀行。日本式のきめ細かい融資(羊を担保にして小口融資をする)が紹介されていました。

これは有名なグラミン銀行に勝るとも劣らないマイクロファイナンスの仕組みだと思うほどです。

が、番組としてはなんでも日本と結びつけたがって「日本式の融資を持ちこんだ」と言ってましたが、もちろん、そんなわけはありません。

澤田さんは会長ではありますが、経営は世界から集めたアメリカ人などのプロフェッショナルバンカーに任せていました。

昨年の春からトップが日本人になりましたが、ここまで成功してきた要因は日本式ではないグローバルスタンダードで銀行経営をしてきたことにあります。ま、ちょっと取材しただけではわかるはずもないでしょけど。

あと、ジャパンタウンも紹介されていました。今はジャパンタウンの名前は使われず、フォーシーズンと呼ばれています。

スルガ・モンゴルが長い年月をかけて作り上げてきた街づくりが紹介されていました。紹介によると、一戸当たり2000~5000万円とありました。

モンゴルの賃金水準からするとべラボーな価格で、GDP比で言えば、六本木ヒルズよりも高いかもしれませんね。

以前はもっと安かったんですけどね。私の記憶では5年くらい前で1000万円(100平米)だったかな?

私も見学させて頂いた北海道のコンクリート会社も紹介されていました。この会社、寒冷地でのコンクリート製法のノウハウたくさんある会社です。



番組の紹介の仕方が「お米だけじゃないんです。携帯も進出しているんです。通信会社ですね。」とモビコムのことを紹介していました。

今年試験販売を始めたばかりの新潟のお米とモビコムを同列に扱うのは、いくらなんでも違うだろうと感じました。

他の番組でもありましたが、この手の番組を見ていると時間の概念がなく、数ヶ月前のことと18年前のことが視聴者にはほとんど同じことのように伝わるのではないかと思ってしまいます。(モビコムは18年前からやっている)

そして番組の最後は「モンゴルは第二のサウジアラビアになる」でした。うーん、センスないなあ。

サウジアラビアって、結局石油を一部の王族が独占して、一般国民が騒がないようにその「ほんの一部」を配っているだけの国ですよね?

まず日経新聞のなんとかさんという編集委員に申し上げますが、モンゴルは民主国家です。サウジのような国家独占主義ではありません。

この編集員は、誤解したというのではなく、確信的に間違っていると思いました。「金、銅、石炭の産出によって国家が利益を得て、その利益を国民に配って豊かになる」とはっきり言いましたからね。

それはサウジでしょ?カナダやオーストラリアはそうしてますか?違うでしょ?私はモンゴルがサウジアラビアのようになって欲しくはないです。

カナダやオーストラリアのように民主主義のまま、民間資本を中心に資源開発を行い、政府はそこからの税収入などで国家全体のインフラ整備などに資金を使って欲しいです。

「国家が利益を得て、それを国民に配る」などという寝ぼけたことを言う編集員は信用できません。

そもそも番組中から、モンゴルに対する知識が「ちょっと昨日勉強しました」的雰囲気がぷんぷんでした。

とはいえ、この人以外は全体にポジティブでいい番組でした。これを見て「よし、モンゴルへ行こう」という日本企業が増えてくれることを望みます。

(完)






Last updated  2013.09.22 12:46:56
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2013.08.26
ここ数日更新してないのに、急に訪問者数が増えています。

これはもしかして、今晩放送があったテレビ東京の番組、未来世紀ジパング【知られざる親日国モンゴルが沸騰】の影響でしょうか?

きっとモンゴルを知らない人が見て興味を持ち、モンゴル関係でネット検索している中で私のブログにも立ち寄られた方が少なからずいるってことなんでしょう。とにもかくにも、モンゴルに興味を持ってくれる人が増えることは大歓迎です。

私も見ました。今日の午後、モンゴル関連の知人からこの番組がある旨教えてもらい見ることができました。

ご覧にならなかった方やモンゴルにいる人もいると思いますので、ここでちょっと内容を紹介しましょう。

基本的には大変モンゴルに対してポジティブな内容でした。というか、実態以上に「日本とモンゴルは強くビジネスで結びついている」という印象を受けるほどでした。

私の実感からすれば、日本企業の進出が少なすぎる!と思っているわけですが、番組的には「日本企業大活躍」的雰囲気でした。

ま、ほとんどの日本人はモンゴルのことを知らないので、これくらいポジティブに宣伝してくれた方が良いかもしれませんね。

まずは「大草原の国モンゴル・・・知られざる親日国」というところから始まりました。

UBの発展ぶりや世界的に見てもトップクラスの高い成長国であること(GDPの伸びは2年連続で世界第3位なんだそうです)などです。もちろん、お約束の大相撲も出てきました。

この番組は、日経新聞社もバックアップしているので基本的にはビジネス的なアプローチがメインです。

そんな中、新潟産のお米の話が出てきました。モンゴルでも最近は肉メインの食生活から日本式の定食屋さんなどが人気があると紹介され、米の人気も上昇中とのこと。

多分、ノミンでの買い物風景でしょうが、お米を買っている人にインタビューしていました。

モンゴル人男性がお米を買おうと手に取る姿を見て「お米は好きですか?」と。好きだというと「そのお米はどこの国のですか?」と聞きました。

これが例の「CAKYPA」(すいません、ちゃんとしたキリル文字ではありません)そう、サクラ・ブランドのコメだったのです。

サクラはモンゴルでも日本的な名前とされており、ケンピンスキーホテルの「さくら」やデパート前の「さくらベーカリー」でもお馴染の名前です。もちろん、両店とも立派な日本人シェフが美味しい料理を提供しています。

そのモンゴル人男性も当然サクラは日本の米だと思ったのでしょう。「日本の米ですよね?」と答える男性に「原産国を確認してください」というと、なんとチャイナ。

ヒャタッドと言ったかどうかは知りませんが、それを見て「え?中国?じゃあ、危険な食品かもしれないな・・・」と棚に戻してしまいました。
(これ中国人が見たら怒るだろうなあ。やらせかと。)

そんな前振りから、新潟県のお米業者の社長さんがモンゴルでこしひかりを売る奮戦ぶりが放送されました。

1kg7000トゥグルグで売られてました。日本円で500円ほど。中国産のサクラは150円くらいですから、3倍以上になります。

新潟のお米が売れるといいですね。期待してます。

(続く)






Last updated  2013.09.22 12:46:22
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2013.08.22
三井住友銀行のモンゴル駐在員事務所開設は、モンゴルの銀行でいろいろ不便を感じている日本人には朗報かなと思いましたが、やっぱり既報の心配通り、狙いは邦人サポートではないそうです。

駐在員事務所ですから、預金や送金などの窓口業務はできないのは予想通りです。

とはいえ、何か少しでもメリットあるのかな、或いは今はできないけど将来メリットを出すことを目指しているのかなとかすかな期待はしていたのですが・・・

現地からの情報によりますと、今回の設立の目的は今後の資源開発によって期待されるインフラプロジェクトなどでのプロジェクトファイナンスが目的だそうです。

プロジェクトファイナンスだけであれば、確かに現地に支店を作らなくても行うことは可能でしょう。

また、既に業務提携をしているハーンバンクとの提携を一層強化する目的があるというわけでもないそうです。つまり、今後多くが期待できるインフラ整備への資金供給が目的だということです。

まあ、それはそれで結構なことですが、今回完全に「邦人や日系企業サポートは目的じゃないんだな」と確信したのは、この駐在員事務所の主管(銀行の組織上、主たる管理部門。要するに、この事務所長の親分のいるところ)がなんと韓国の三井住友銀行だということです。

アフリカや南米ならいざ知らず、こんなに近い国なのに、なんでわざわざ日本ではなく韓国の傘下にするのか?当然、疑問が湧きますね。

でもその理由は、モンゴルを良く知っている方々なら、実は心の中に答えを持っていると思います。私を含めて。

「モンゴルで一番元気な外資系企業、外資系事業者はどこの人たちですか?」と問われれば、なんと答えるでしょうか?

実質的には、中国の存在が大きいことは誰もが知っていますが、でも街の中での存在感は実はそうでもありません。

中国側もモンゴルの国民感情の難しさを知っているからなのか、東南アジアなどとは違ってここモンゴルでは驚くほど目立ちません。その代わりに目立つのが韓国系企業や事業者たちです。

「あのビルはどこが作った?」「韓国系の建設会社」「そのホテルはどこの資本?」「韓国系」「最近目立ってきている化粧品は?」「韓国系」・・・

サムソンやヒュンダイだけではなく、消費財や食べ物屋さんも韓国系が多いのは、モンゴル経験のある方なら誰もが経験されていることでしょう。

残念なのは、別に歴史的なつながりがあるわけでもなく、前からそうだったわけでもありません。

日本が一番人気だった時代に日本がきちんと向き合わなかったせいもあります。中国嫌いがDNAの中にしみ込んでいるせいもあるでしょう。

でも、一番は韓国の人たちのバイタリティと積極性じゃないかと思います。

そんなモンゴルの事情は、いくら新興国に疎い日本のメガバンクだってわかっているでしょう。

ズバリ、三井住友銀行は「モンゴルで躍進する韓国企業の資金需要の取り込み」も狙っているんだそうです。

さすがは住友の歴史を汲む銀行だけのことはあります。合理的でわかりやすい論理です。とはいえ、日本人にはちょっと残念ですけど。

噂によれば、東京三菱UFJ銀行も進出検討中とか。こちらはどこが主管になるのでしょうかね?日本だといいんですけど、どうでしょうか?






Last updated  2013.09.22 12:47:23
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2013.08.17
三井住友銀行がモンゴルに駐在員事務所を開設する、との報道がありました。

三井住友銀行の進出自体は以前より話題になっていましたが、どういう形で進出するのか興味深いところです。

三井住友銀行は昨年3月にモンゴル開発銀行と、今年3月にハーンバンクと業務提携をしたとの発表があり、モンゴルビジネスに関心を持っていることが伺えます。
(2012年3月12日付け「三井住友銀行がモンゴルへ?」 http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201203120000/参照)

駐在員事務所という名称から想像できることは、いわゆる銀行業務はやらないということでしょう。

ハーンバンクや開発銀行などとの提携業務をより進めるためか、或いはOTやTTへの投融資を視野に入れた支店開設準備なのか?その辺はまだわかりません。

ただ、一部のモンゴルの方々で「日本の銀行ができるなら、預金や送金がしやすくなる」と期待を持っておられる方もいらっしゃるようですが、駐在員事務所のままですとそういう銀行業務はできません。基本的には、情報収集のみです。

とはいえ、ハーンバンクのオーナーは澤田さんですから、なんらかの話し合いは常に持たれていることでしょう。

三井住友の日本口座を持っている人には、モンゴルの銀行並みの預金が適応されるとか、送金料が安くなるとか、何かそういうメリットができるといいですね。

私はモンゴルに口座を持っていますが、非常に不便です。銀行のATM引き出しカードを持っていましたが、それは既に無効になっており再発行できません。外国人の場合、モンゴルに居住を続けていないと再発行できないんだそうです。

日本の場合は、一度作ったカードは紛失でもしない限りずっと有効です。現に、私は大学生の時に作ったカードが今でも有効なんですから。

モンゴルへ行った時に、デビットカードとして決済しようとした時に「使えません」と言われて困りました。ATMももちろん使えませんでした。

またゴルムトはインターネットバンキングができると言っていますが、これまた手続きに行ったら外国人は居住証明がないと作れないと言われました。

そういうわけで、自分の口座が一体どうなっているのか、日本にいては残高があるのかないのかさえもわからない状態です。

よく「モンゴルで口座開設して投資しませんか?」などという話を見ることがありますが、本当に自分の手で自由に動かせる口座なのかどうかは確かめた方が良いと思います。

そういう不便も含めて、三井住友の進出で日本人や日本企業がモンゴルで安心して金融活動ができるようになれば嬉しく思います。






Last updated  2013.09.22 12:47:52
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