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幼いの頃からずっと、子供を欲しいと思ったことがなかった。
漠然と描く未来に子供の姿が映ったことは一度も無かった。 私の膝で眠る猫の姿は見えたのにね。 いつからだろう? あんなに生理が辛くなったのは。 高校生の時には、すでに生理痛がひどくて歩けない日があった。 大学生の時、生理痛が辛すぎて吐いた。 社会人になってからは、二月に一度は生理休暇を取っていた。 生理の日に飲み会が当たって、トイレ行ったらナプキンから溢れていた事も何度かあった。 だから、生理中は黒いボトムスしか身に付けなくなった。 生理が来ると、子宮がズーンと重くなって、体も頭も重くなる。 私は初日から大量出血するタイプで、2時間おきにタンポンと夜用ナプキン替えてた。 夜は寝具に血が付いたら嫌なので、バスタオルの間にビニールシートを入れて、腰の辺りに入れて寝ていた。 重い日、立ち上がった瞬間にゴボッと血の塊が溢れ出る不快な感覚が今でも思い出される。 暑い季節に蒸れるナプキン。 捨てたいのに、出血が多すぎてトイレットペーパーで何重にくるんでも血が滲み出て捨てられないタンポン。 旅行先で生理が始まった時の絶望感。 何であんな思いをしなきゃならなかったんだろう、、、 薬局行ってカゴいっぱいに買っていた生理用品と痛み止め、総額いくらになるだろう? 経済的損失と、精神的苦痛と、肉体的苦痛。 マジ、生理要らない。 子宮筋腫が見つかったのは46歳の時。 日本人女性の閉経の平均年齢は50歳と言われているが、遅い人は50歳代後半になることもあるらしい。 私は待てなかった。 身体に傷をつけても良いから、とにかくこの辛さから解放されたかった。 そして今、子宮を失った私は、、、 快適で、お金も掛からず、月一で不快な思いや煩わしい思いをすることもなく、とにかく自由を感じて生きている。 そう、心も身体も解き放たれたのだ。 もし許されるなら、初潮前に子宮を葬り去りたかった。 もしそれができたなら、生理用品や鎮痛剤に使っていたお金(多分総額50〜60万円にはなると思う) を使って、好きな時に、好きな所で、好きな事を出来ていたと思う。 そして、その経験を生かして、私の人生の進む先が少し変わっていたかもしれない。 そんなふうに思ってしまうほど、生理が私に与えた負の影響は大きく、子宮を失った後の開放感は凄まじかった。 子供が欲しいのなら、あの苦痛も甘んじて受け入れよう。 だが、私は初めから要らなかった。 そして、子宮最後の日まで、要らなかった。 いつか、脱着可能な子宮、開発されればいいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.14 20:18:29
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