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リュンポリス

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2015.12.12
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カテゴリ:PS4

Bloodborne The Old Huntersによって、様々な新事実が発見されました。その最たる例が、ゴースが死亡していたことでしょう。以前まで、ブラッドボーンのストーリーを月の魔物とゴースの赤子争奪戦と解釈していましたが、それは誤りだったようです。
というわけで、The Old Huntersも含めたストーリーや設定を私なりに考察してみたいと思います。基本的に、この考察のベースは以前投稿した記事「ブラッドボーン:ストーリー&世界観考察」に従うこととします。

※2016/2/11に修正しました。

the old hunters.jpg!.jpg

まず、ゴースについてですが、彼女は生前、宇宙を支配する強大な上位者でした。ゴースは月を司る指導者(注1)で、月の魔物(当時はただの「魔物」)を含む多くの上位者をその支配下に収めていました。ゴースは地球で繁栄していたトュメル文明から崇拝されており、女王ヤーナムと交わって赤子をもうけます。


注1:oedipusさんの情報により、狩人の悪夢は「侵された月に照らされる血塗れの世界」であると判明しました。また、「侵された月」というのは「月の魔物に侵害された月」という意味だと解釈しました。ブラッドボーンの世界では、「月」が支配者の証なのでしょう。


同時期、「魔物」は反乱を起こします。「魔物」は不意を突いてゴースを暗殺し、海へと打ち棄てます。ゴースを失ったトュメル文明は赤子の力を制御することができず、そのまま崩壊。上位者たちは宇宙に散り散りになり、赤子も遺跡に埋没してしまいます。これに巻き込まれた星の娘エーブリエタースは脱出するのが遅れ、地球に取り残されました。「魔物」はゴースを殺害することで月の力を手に入れ、月の魔物と化し、宇宙を支配するようになります。それでもゴースはカリスマ性あったので、月の魔物の支配を快く思わないゴース派が結成されます。

時を経て、ビルゲンワースウィレーム学長がトュメル文明を発掘し、赤子を手に入れます。しかし、赤子は化石になっており、その力は失われたままでした。取り残されたエーブリエタースも発見し、それをベースに上位者研究を始めます。彼の下には、ローレンスゲールマンマリア(ゲールマンの弟子)がいました。

ある日、ウィレーム学長は漁村で祭られている神の噂を耳にし、その視察に訪れます。そこでは、月の魔物に殺されたゴースの死骸が海岸に打ち上げられており、村人たちに豊漁の神として崇められていました。

ウィレーム学長は是非とも研究したいと意気込みますが、村人に反発されます。そこで、ウィレーム学長は漁村を無理矢理制圧し、近隣に実験棟を建てて、ゴースの死骸に関する研究を始めてしまいます。そこには偽医者ヨセフカも従事していました。

失敗作たちを大量生産しながらも実験は続けられました。ゴースの遺子を創り出しますが、それは真の赤子とは言えず、危険な存在だったので、ゴースの死骸と共に浜辺に遺棄することに。実験の過程でロマを上位者化させたりもしますが、その代償として白痴になってしまい、失敗に終わりました。
その後、マリアがカインハースト一族であると発覚(注2)し、彼女の血液を用いて実験が行われるようになります。そして、遂に人工的な赤子を創造することに成功します。


注2:古き血縁の貴族であり、穢れた血の一族でもあるカインハーストは、トュメル文明の生き残りで、その眷属なのではないでしょうか。穢れた血とは、かつてゴースに愛された血(上位者と交わった血)であり、その血が赤子創造の鍵となったのです。


人工赤子の力によって人と獣の境界が曖昧となり、人々はと化し始めます。これを危惧したローレンスらは、ゲールマンやマリアと共にビルゲンワースを脱退。医療協会を設立し、獣化を防ぐために血の医療を開始します。また、ゲールマンやマリア、そして当時名を馳せていた狩人ルドウイークは、諸悪の根源である人工赤子を抹殺するためにビルゲンワースを強襲。ゲールマン、マリア、ルドウイークは勇敢に戦い、人工赤子を守護する憲兵や獣を次々と駆逐していきます。

マリアは、自らの穢れた血によって人工赤子が生まれてしまったという罪悪感を払拭するために、殆ど無謀な戦い方をしていました。それが命取りになり、マリアは致命傷を負い、人工赤子の目前で戦死してしまいます。彼女の師であると同時に、恋人でもあったゲールマンは死したマリアを抱きかかえ、叫びます。その間、ルドウイークが敵を食い止めますが、彼も敢え無く戦死。残されたゲールマンは怒りのままに暴走し、激戦の末に人工赤子を撃破します。こうして、ゲールマンは三本目のへその緒を手に入れ、捨てられた古工房に戦利品として安置することになったのです。同時に、マリアの遺骨もそこに埋め、悲しみを和らげるために彼女に似せて人形を作りました。これが後に狩人の夢でレベルアップしてくれるあの人形になったのです(注3)。


注3:マリア撃破後、人形が「私の中の思いの枷が外れた」的な台詞を言います。


この動乱の最中に偽医者ヨセフカは逃亡(注4)。街の医者に成りすまして潜伏します。偽医者ヨセフカというキーマンがいなくなったビルゲンワースは、もはや人工赤子を創造することができなくなってしまいました。しかし、ここで諦めないのがウィレーム学長。人工赤子の創造を止めて、トュレム時代の赤子の化石を復活させる方へとベクトルを変えて実験を再開します。


注4:月が赤くなった後の偽医者ヨセフカを倒すと手に入る三本目のへその緒は、患者に対して行っていた実験の末に偽医者が再び人工赤子を創り、自らの腹に宿らせていたため。今まで単独の人工赤子創造は失敗続きでしたが(星界からの使者という上位者を創り出すことには成功してますが)、カインハーストへと行き、穢れた血の一族の助力も得て遂にそれを成し遂げたのです。


すると、実験は成功!トュレム時代の赤子が大復活を遂げました!その差異破壊は凄まじく、獣の病は瞬く間に広がります。血の医療も大して効果はなく、むしろ獣や上位者の血が流入して逆効果に。ローレンスは獣化し、内に眠る正義の炎が、皮肉にも身に纏う業火となってしまいました。しかし、獣化する直前に、ローレンスは自らの頭蓋骨を引きちぎり、遠くへ封印するように指示します。頭蓋骨を無くせば、獣化した彼が行動できなくなり、人々を傷付けずに済むからです。「人々を救う」という彼の誓いは、獣化した後も続いていたのです。

赤子が復活したことにより、その親であるゴースの死骸にも力が行くようになり、長年蓄積されてきた怨念が大爆発を起こします。「もう二度と、あのような冒涜的なことはさせぬ」と、長大な悪夢(狩人の悪夢~漁村まで)を形成するに至ったのです。その悪夢は無念の死を遂げた狩人にまで及び、ビルゲンワース強襲時に命を落としたマリア、ルドウイーク、そして獣に殺された数知れぬ狩人たち(The Old Hunters)も悪夢に囚われました。悪夢の中で、狩人たちは怒りに燃えて獣を狩り続けているのです。その中でも最大の実力者ルドウイークは、あまりにも獣を狩りすぎてしまい、あの醜い姿へと変貌してしまいました。マリアは己の罪悪感と向き合うように、ひっそりと時計塔に座して、その秘密を守護せんとしました。

赤子復活の余波は宇宙にまで及び、ゴース派の上位者たちが勘付いて、地球に飛来するようになります。彼らの目論見は、ゴース直系の指導者を手に入れ、月の魔物の支配を挫くことです。その指導者の最有力候補に、時を経て復活した最強の赤子に目を付けたのです。ゴース派のメルゴーの乳母メンシスの悪夢で赤子を秘匿し、ロマを門番とすることで月の魔物から身を隠します。赤子が成長し、指導者となるその日まで。ちなみに、ミラコーシュはゴース派の信者であり、しかし核心部分には触れられていないため、ロマが上位者になったのも、本当はゴース死骸研究の成果なのに、ゴースのおかげだと思い込んでいます。


事態を知った月の魔物も慌てて地球に飛来します。しかし、もう赤子は秘匿済み。長いこと地球にいると宇宙に散らばる他のゴース派に反乱を起こされますし、かといって、赤子を無視していれば、いずれ指導者となり、月の魔物の支配が揺らいでしまいます。そこで、月の魔物は狩人を使って赤子を探させることにします。人工赤子を撃破した業績を高く評価し、ゲールマンを狩人の夢に招き入れ、狩人による赤子捜索戦を開始させたのです。赤子に対して良い記憶が無いゲールマンは、それを快く受け入れたことでしょう。ゲールマンは月の魔物の使者として、見込みのある狩人を夢に招いては、赤子捜索のために利用し、捨てていきます。

その内、宇宙からアメンドーズ種という上位者が飛来してきます。彼らは宇宙を支配したいなどという野心は持ち合わせておらず、中立ですが、知識欲はある故に赤子について興味があり、戦いの成り行きを見守っているのです。また、姿なきオドンという上位者がアメンドーズ種の指導者的立ち位置で、彼は通常のアメンドーズ種よりも小型であり、強力な神秘によって姿が見えません(注5)。オドンは、透明となってオドン教会を自由に徘徊し、娼婦アリアンナに目を付けます。赤子に興味津々ですから、アリアンナと交わってみたのです。結果、彼女を孕ませてしまい、アリアンナは下水道でオドンとの赤子を産む羽目になってしまいました。


注5:小アメンの腕から、小型のアメンドーズがいることが分かります。また、オドン教会の外には、啓蒙が低いと(もしくは赤い月にしないと)見えないアメンドーズがおり、姿を消すという能力はアメンドーズ種に固有であることが分かります。オドン教会の外にいるアメンドーズは、教会内部にいる指導者オドンを守護しているのでしょう。だから、オドン教会は安全なのです。


ここから先は以前の考察とあまり変わりません。主人公は月の魔物の駒となってロマの秘匿を破り、メルゴーの乳母を倒して、赤子の場所を突き止めます。赤子は月の魔物によって息の根を止められ、ゴース派の野望は夢に消えました。

幼年期のはじまりエンドでは、主人公は上位者たちの新たな指導者としての生を受けます。月の魔物を凌駕する力ですから、絶対的な支配神として宇宙に君臨することになるでしょう。

 

大分長くなりましたが、以上がDLCを含めての考察となります。前の考察では出来なかった三本目のへその緒の謎にも触れてみました。
想像がかなり含まれており、突っ込みどころもあるかもしれませんが、私なりに考え抜いた末のストーリー考察ということでご容赦ください。笑






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Last updated  2016.02.11 23:35:03
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