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2015.12.12
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カテゴリ:PS4

Bloodborne The Old Huntersによって、様々な新事実が発見されました。その最たる例が、ゴースが死亡していたことでしょう。以前まで、ブラッドボーンのストーリーを月の魔物とゴースの赤子争奪戦と解釈していましたが、それは誤りだったようです。
というわけで、The Old Huntersも含めたストーリーや設定を私なりに考察してみたいと思います。基本的に、この考察のベースは以前投稿した記事「ブラッドボーン:ストーリー&世界観考察」に従うこととします。

※2016/2/11に修正しました。

the old hunters.jpg!.jpg

まず、ゴースについてですが、彼女は生前、宇宙を支配する強大な上位者でした。ゴースは月を司る指導者(注1)で、月の魔物(当時はただの「魔物」)を含む多くの上位者をその支配下に収めていました。ゴースは地球で繁栄していたトュメル文明から崇拝されており、女王ヤーナムと交わって赤子をもうけます。


注1:oedipusさんの情報により、狩人の悪夢は「侵された月に照らされる血塗れの世界」であると判明しました。また、「侵された月」というのは「月の魔物に侵害された月」という意味だと解釈しました。ブラッドボーンの世界では、「月」が支配者の証なのでしょう。


同時期、「魔物」は反乱を起こします。「魔物」は不意を突いてゴースを暗殺し、海へと打ち棄てます。ゴースを失ったトュメル文明は赤子の力を制御することができず、そのまま崩壊。上位者たちは宇宙に散り散りになり、赤子も遺跡に埋没してしまいます。これに巻き込まれた星の娘エーブリエタースは脱出するのが遅れ、地球に取り残されました。「魔物」はゴースを殺害することで月の力を手に入れ、月の魔物と化し、宇宙を支配するようになります。それでもゴースはカリスマ性あったので、月の魔物の支配を快く思わないゴース派が結成されます。

時を経て、ビルゲンワースウィレーム学長がトュメル文明を発掘し、赤子を手に入れます。しかし、赤子は化石になっており、その力は失われたままでした。取り残されたエーブリエタースも発見し、それをベースに上位者研究を始めます。彼の下には、ローレンスゲールマンマリア(ゲールマンの弟子)がいました。

ある日、ウィレーム学長は漁村で祭られている神の噂を耳にし、その視察に訪れます。そこでは、月の魔物に殺されたゴースの死骸が海岸に打ち上げられており、村人たちに豊漁の神として崇められていました。

ウィレーム学長は是非とも研究したいと意気込みますが、村人に反発されます。そこで、ウィレーム学長は漁村を無理矢理制圧し、近隣に実験棟を建てて、ゴースの死骸に関する研究を始めてしまいます。そこには偽医者ヨセフカも従事していました。

失敗作たちを大量生産しながらも実験は続けられました。ゴースの遺子を創り出しますが、それは真の赤子とは言えず、危険な存在だったので、ゴースの死骸と共に浜辺に遺棄することに。実験の過程でロマを上位者化させたりもしますが、その代償として白痴になってしまい、失敗に終わりました。
その後、マリアがカインハースト一族であると発覚(注2)し、彼女の血液を用いて実験が行われるようになります。そして、遂に人工的な赤子を創造することに成功します。


注2:古き血縁の貴族であり、穢れた血の一族でもあるカインハーストは、トュメル文明の生き残りで、その眷属なのではないでしょうか。穢れた血とは、かつてゴースに愛された血(上位者と交わった血)であり、その血が赤子創造の鍵となったのです。


人工赤子の力によって人と獣の境界が曖昧となり、人々はと化し始めます。これを危惧したローレンスらは、ゲールマンやマリアと共にビルゲンワースを脱退。医療協会を設立し、獣化を防ぐために血の医療を開始します。また、ゲールマンやマリア、そして当時名を馳せていた狩人ルドウイークは、諸悪の根源である人工赤子を抹殺するためにビルゲンワースを強襲。ゲールマン、マリア、ルドウイークは勇敢に戦い、人工赤子を守護する憲兵や獣を次々と駆逐していきます。

マリアは、自らの穢れた血によって人工赤子が生まれてしまったという罪悪感を払拭するために、殆ど無謀な戦い方をしていました。それが命取りになり、マリアは致命傷を負い、人工赤子の目前で戦死してしまいます。彼女の師であると同時に、恋人でもあったゲールマンは死したマリアを抱きかかえ、叫びます。その間、ルドウイークが敵を食い止めますが、彼も敢え無く戦死。残されたゲールマンは怒りのままに暴走し、激戦の末に人工赤子を撃破します。こうして、ゲールマンは三本目のへその緒を手に入れ、捨てられた古工房に戦利品として安置することになったのです。同時に、マリアの遺骨もそこに埋め、悲しみを和らげるために彼女に似せて人形を作りました。これが後に狩人の夢でレベルアップしてくれるあの人形になったのです(注3)。


注3:マリア撃破後、人形が「私の中の思いの枷が外れた」的な台詞を言います。


この動乱の最中に偽医者ヨセフカは逃亡(注4)。街の医者に成りすまして潜伏します。偽医者ヨセフカというキーマンがいなくなったビルゲンワースは、もはや人工赤子を創造することができなくなってしまいました。しかし、ここで諦めないのがウィレーム学長。人工赤子の創造を止めて、トュレム時代の赤子の化石を復活させる方へとベクトルを変えて実験を再開します。


注4:月が赤くなった後の偽医者ヨセフカを倒すと手に入る三本目のへその緒は、患者に対して行っていた実験の末に偽医者が再び人工赤子を創り、自らの腹に宿らせていたため。今まで単独の人工赤子創造は失敗続きでしたが(星界からの使者という上位者を創り出すことには成功してますが)、カインハーストへと行き、穢れた血の一族の助力も得て遂にそれを成し遂げたのです。


すると、実験は成功!トュレム時代の赤子が大復活を遂げました!その差異破壊は凄まじく、獣の病は瞬く間に広がります。血の医療も大して効果はなく、むしろ獣や上位者の血が流入して逆効果に。ローレンスは獣化し、内に眠る正義の炎が、皮肉にも身に纏う業火となってしまいました。しかし、獣化する直前に、ローレンスは自らの頭蓋骨を引きちぎり、遠くへ封印するように指示します。頭蓋骨を無くせば、獣化した彼が行動できなくなり、人々を傷付けずに済むからです。「人々を救う」という彼の誓いは、獣化した後も続いていたのです。

赤子が復活したことにより、その親であるゴースの死骸にも力が行くようになり、長年蓄積されてきた怨念が大爆発を起こします。「もう二度と、あのような冒涜的なことはさせぬ」と、長大な悪夢(狩人の悪夢~漁村まで)を形成するに至ったのです。その悪夢は無念の死を遂げた狩人にまで及び、ビルゲンワース強襲時に命を落としたマリア、ルドウイーク、そして獣に殺された数知れぬ狩人たち(The Old Hunters)も悪夢に囚われました。悪夢の中で、狩人たちは怒りに燃えて獣を狩り続けているのです。その中でも最大の実力者ルドウイークは、あまりにも獣を狩りすぎてしまい、あの醜い姿へと変貌してしまいました。マリアは己の罪悪感と向き合うように、ひっそりと時計塔に座して、その秘密を守護せんとしました。

赤子復活の余波は宇宙にまで及び、ゴース派の上位者たちが勘付いて、地球に飛来するようになります。彼らの目論見は、ゴース直系の指導者を手に入れ、月の魔物の支配を挫くことです。その指導者の最有力候補に、時を経て復活した最強の赤子に目を付けたのです。ゴース派のメルゴーの乳母メンシスの悪夢で赤子を秘匿し、ロマを門番とすることで月の魔物から身を隠します。赤子が成長し、指導者となるその日まで。ちなみに、ミラコーシュはゴース派の信者であり、しかし核心部分には触れられていないため、ロマが上位者になったのも、本当はゴース死骸研究の成果なのに、ゴースのおかげだと思い込んでいます。


事態を知った月の魔物も慌てて地球に飛来します。しかし、もう赤子は秘匿済み。長いこと地球にいると宇宙に散らばる他のゴース派に反乱を起こされますし、かといって、赤子を無視していれば、いずれ指導者となり、月の魔物の支配が揺らいでしまいます。そこで、月の魔物は狩人を使って赤子を探させることにします。人工赤子を撃破した業績を高く評価し、ゲールマンを狩人の夢に招き入れ、狩人による赤子捜索戦を開始させたのです。赤子に対して良い記憶が無いゲールマンは、それを快く受け入れたことでしょう。ゲールマンは月の魔物の使者として、見込みのある狩人を夢に招いては、赤子捜索のために利用し、捨てていきます。

その内、宇宙からアメンドーズ種という上位者が飛来してきます。彼らは宇宙を支配したいなどという野心は持ち合わせておらず、中立ですが、知識欲はある故に赤子について興味があり、戦いの成り行きを見守っているのです。また、姿なきオドンという上位者がアメンドーズ種の指導者的立ち位置で、彼は通常のアメンドーズ種よりも小型であり、強力な神秘によって姿が見えません(注5)。オドンは、透明となってオドン教会を自由に徘徊し、娼婦アリアンナに目を付けます。赤子に興味津々ですから、アリアンナと交わってみたのです。結果、彼女を孕ませてしまい、アリアンナは下水道でオドンとの赤子を産む羽目になってしまいました。


注5:小アメンの腕から、小型のアメンドーズがいることが分かります。また、オドン教会の外には、啓蒙が低いと(もしくは赤い月にしないと)見えないアメンドーズがおり、姿を消すという能力はアメンドーズ種に固有であることが分かります。オドン教会の外にいるアメンドーズは、教会内部にいる指導者オドンを守護しているのでしょう。だから、オドン教会は安全なのです。


ここから先は以前の考察とあまり変わりません。主人公は月の魔物の駒となってロマの秘匿を破り、メルゴーの乳母を倒して、赤子の場所を突き止めます。赤子は月の魔物によって息の根を止められ、ゴース派の野望は夢に消えました。

幼年期のはじまりエンドでは、主人公は上位者たちの新たな指導者としての生を受けます。月の魔物を凌駕する力ですから、絶対的な支配神として宇宙に君臨することになるでしょう。

 

大分長くなりましたが、以上がDLCを含めての考察となります。前の考察では出来なかった三本目のへその緒の謎にも触れてみました。
想像がかなり含まれており、突っ込みどころもあるかもしれませんが、私なりに考え抜いた末のストーリー考察ということでご容赦ください。笑






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Last updated  2016.02.11 23:35:03
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流石ですね   クレイトス さん
やはり、リュンポスさんの考察は素晴らしいですね!
これで、ストーリーの流れが理解できました。
ありがとうございます。 (2015.12.12 21:33:32)

クレイトスさんへ   リュンポス さん
お早いコメントありがとうございます!
そう言ってくださると本当に嬉しいです!!!考察を書いた甲斐がありました! (2015.12.12 21:53:57)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   鋸鉈大好きマン さん
あの少ない情報量からここまでキレイなストーリーを導けるんですね!すばらしい!
ちょっと本筋とはそれるところで疑問に思ったんですけど、「教会」とカインハーストの「血族」はなぜ敵対していたんでしょうか?
ここの考察だと同じ太陽陣営だし何が気に入らなかったのかよくわからなくなってしまいました... (2015.12.14 15:32:16)

鋸鉈大好きマンさんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!

医療協会とカインハーストが敵対している理由は、カインハーストの穢れた血が人工赤子創造のキーになるからだと思います。

ローレンスは、人工赤子の脅威を目の当たりにし、医療協会を作りました。マリアもルドウイークも、人工赤子のせいで死んだに等しく、医療協会最大の敵は人工赤子と言っても過言ではありません。
だから、医療協会はカインハーストに処刑隊を送り込み、穢れた血を根絶することで、赤子再誕を予防しようとしたんでしょう。

それに、医療協会もビルゲンワースも、旧太陽陣営ではないと思います。ビルゲンワースはゴースの死骸を冒涜してますし、医療協会は赤子反対派です。ただ知識の探求に旧太陽陣営の神々を利用しているだけで、信仰心は皆無だと思います。ミラコーシュを始めとするメンシス派は熱狂的なゴース信者ですが、それはビルゲンワースの中でも異端でしょう。だから「メンシス派」と区別されているのです。
旧太陽の最高神ゴースを冒涜するビルゲンワースは、カインハーストから嫌われてもおかしくはありません。 (2015.12.15 17:11:04)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   しがない狩人 さん
これほどまでに淀みない考察を考えられるなんて、
リュンポスさんはもしかして上位者ですね?
そして、時折書かれている注釈の理解もすごい。

私のような人の身では、とてもこの考察には至らず、
ただ発狂してしまうだけです藁
ありがとうございます。 (2016.01.06 14:11:24)

しがない狩人さんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
いえいえ、私など上位者になろうとしてもなれぬ失敗作ですよ笑
少しでもお役に立てたのなら嬉しいです! (2016.01.10 19:08:23)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   通りすがり さん
ブラボの考察を求めて二つの記事を拝見しました。
率直に申し上げて考察と銘打つには牽強付会が過ぎるように思います。
特に、考察の出発点、すべての前提として用いている、
月の魔物v.s.ゴースという対立構造の根拠は作中に一つも存在していないように思えます。
そのためこの部分に関するすべての言及が根拠薄弱になっているように読み取れます。
根底が根拠薄弱なので、そこから発展させたこの文章は
全体で見ればこの文章は価値を失うでしょう。

この対立構造、おそらくは旧支配者と旧神の構図から天下り的に当てはめたのでしょうが、
クトゥルフをモチーフにしているからと言って他作品の根幹にもそのお約束に準ずると頭から考えるのは、
健全な考察とは到底言い得ません。
設定の根幹こそ原文のテクストや描写からきちんと考察しうるものを用い、固めるべきです。
はっきり申し上げてこの構図を随所に引用するせいで、考察というより妄想と言った方が適当だとしか思えませんでした。 (2016.01.18 09:50:04)

通りすがりさんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
全体的に根拠薄弱というご指摘に関しては、「私なりの」考察ということでご容赦いただきたいです。
ブラッドボーンのような想像の余地が使えるストーリーには、色々な解釈があって良いと私は思います。私の考察は、そのプレイヤーの数ほどある解釈の中の一つを形にしたに過ぎません。「世の中にはこういう解釈をする人もいるんだなぁ」ぐらいに考えていただきたいです。

ゴースと月の魔物の対立構造も、おっしゃる通りクトュルフ神話における対立構造を当てはめたものですが、通りすがりさんが「作品中のテキストや描写を重視する学派」だとすれば、私は「ベースとなった神話を重視する学派」だと思ってください。一つの学問にも様々な学派があるように、これにも「健全か、不健全か」なんてないと思うのです。 (2016.01.18 21:42:55)

Re:通りすがりさんへ(12/12)   通りすがり さん
どうやら誤解があったようなので付記します。
私は、考察において想像の余地をなくし、まるでテクスト原理主義のように行動しろなんて申し上げておりません。

対立構造に関して一つの証拠も上げられていないというのに、それを論のすべての前提として何度も引用し膨らませるのは、『解釈』ではなく『肉付け』あるいは『二次創作』だと申し上げているのです。

二次創作や妄想と銘打つならいいのかもしれませんが、出発点から躓いている可能性が高い論理展開をしているものが『考察』として健全であるわけがありません。


むしろこの構造を導入できるかどうかをこそ先に『調査』・『考察』すべきではないですか? (2016.01.18 23:23:40)

通りすがりさんへ   リュンポス さん
ああ、そういうことですか。通りすがりさんの言葉があまりにも攻撃的だったので、テキスト原理主義者の暴走かと思ってしまいましたよ笑

対立構造に関する証拠はありますよ。記事の方では字数の関係上泣く泣く削った部分です。通りすがりさんの言うように、何の証拠も無いのに取って付けるなんてことは、さすがにしませんよ。
以下はその証拠です。

当たり前ですが、主人公と攻略対象となる敵は対立しています。主人公は月の魔物をオーナーとする「狩人の夢」側の勢力で、攻略ステージにおける最終目的地が「メンシスの悪夢」であることから、「狩人の夢」と「メンシスの悪夢」は対立していると言えます。
メンシスの悪夢にいるミラコーシュは、ゴースを異常に信奉しています。ここから、メンシスの悪夢はゴースを頂点とする信仰体系を持ち、それを攻略対象としているので、月の魔物とゴースは対立しているのではないか、と仮定したわけです。しかし、ゴースは既に死んでいました。
ゴースが死んでいても尚、ミラコーシュはゴースを信仰しています。これは、メンシスの悪夢がゴースに準ずる者、ゴースと同系統の者に牛耳られている証拠ではないでしょうか。もし、そうでなかったら、ミラコーシュをメンシスの悪夢に常駐させておく必要などないでしょう。よって、メルゴーの乳母はゴース側であると仮定しました。
ゴースは漁村で死亡していました。ビルゲンワースが研究するために殺したという可能性も勿論ありますが、ゴースは死骸だけで「狩人の悪夢」を形成するほどの強大な力を持っており、ビルゲンワースだけで殺せる相手ではないと思います。というか、エーブリエタースのように、殺さず研究するでしょう。つまり、ゴースは最初から死んでいたのです。そこで、上記の狩人の夢とメンシスの悪夢の対立、クトュルフ神話の対立などを考慮し、月の魔物によって以前殺されたのではないか、と考えました。
以上から、月の魔物とゴースの戦いが以前にあって、その時から彼らは対立している、という設定をこの考察の基盤にしました。

最近はブラボに触ってないのでうろ覚えですが、大体このように『調査』・『考察』をした上で対立構造を導入しました。もしこの説明を省いたために誤解を招いてしまったのなら謝ります。本当に字数がキツキツだったんです・・・。 (2016.01.19 19:32:15)

Re:通りすがりさんへ(12/12)   通りすがり さん
その説明があれば、一応考察であったといえたのかもしれません。
とはいえ無理筋にしか見えませんが……それは考察の『質』の話なので余談に送ります。

考察とは読んで字のごとく事実を『察して』深く『考え』明らかにする営みです。
最初に事実からスタートしなければ考察とは言えないのです。
リュンポスさまの用いている前提は煎じ詰めれば、


ブラッドボーンとは
月の魔物勢力と
ゴース勢力の
宇宙大戦争におけるヤーナム局地戦であり
プレイヤーはこの代理戦争の尖兵である


ということになろうかと思います。

一見しただけではあまりに荒唐無稽でクトゥルフに寄りすぎていて、
ブラッドボーンになじむようには到底見えませんので、
今コメントでいただいた所こそ最も削ってはいけない部分だったのではないでしょうか。 (2016.01.19 23:44:56)

以下余談   通りすがり さん
上記を前提として用いるには、
下記に挙げるものに確からしい証拠が必要ではないでしょうか。


1.月の魔物・ゴースに『勢力』が存在する
2.月の魔物とゴースが敵対している
3.月の魔物・ゴースがともに上位者の中でも隔絶した存在である
4.そもそも上位者に『覇権を争う』などという動機がありうる


むろん、全てに証拠がある必要もありませんが、
数が多いほど相応に信憑性も増すでしょう。


1.月の魔物・ゴースに『勢力』が存在する

対応するのは『メンシスの悪夢にいるミラコーシュは~』からの部分でしょう。

ゴース勢力:メンシス学派
月の魔物勢力:狩人

という構図は一応当てはまりがいいようには見えます。
この命題にのみは一面的に正しいのかもしれません。


2.月の魔物とゴースが敵対している

対応するのは『主人公と攻略対象となる敵は対立しています。~』からの部分でしょう。
メタ推理を入れている時点ですでにどうかとは思いますが、
それを抜きにしても『主人公と攻略対象となる敵は対立している』とは『限りません』

兄弟のようなシリーズ、ダークソウル1にさえ簡単な事例があります。
主人公がフラムトの意図に従って不死の英雄ルートを進んで最終ボスのグウィン王を倒しても、
フラムトとグウィン王は対立していたわけではありませんでした。どころか盟友だと明言されていました。

かような例はいくらでもあり、作中で明言されていないため、
とても扱いを慎重にすべき部分だと思います。


3.月の魔物・ゴースがともに上位者の中でも隔絶した存在である

対応しているのは『ゴースは死骸だけで「狩人の悪夢」を形成するほどの強大な力を持っており~』でしょうか?
多分に印象論が混じっているため前提として用いるのは不適に思えますが、
それ以外にも、『ゴース勢力に上位者はいるのに月の魔物勢力に上位者が見当たらない』
というクリティカルな問題があります。

ゴース勢力:メルゴーの乳母、ロマ、アメンドーズ(?)
月の魔物勢力:なし

隔絶した存在であるならば、せめてゴースと同じぐらいいておかしくありませんし、
いるならば瞳を持たない狩人なんぞを使役する必要などありません。
明らかに矛盾しており、この点に付随して1.の『勢力』という考え方自体にも疑義が生まれ得ます。


4.そもそも上位者に『覇権を争う』などという動機がありうる

対応している部分はありませんね。作中でも明言されていません。
ウィーレムが喝破した通り、上位者とは『思考の次元が違う存在』です。
作中で明言されている彼らの目的は、『子を失い、求めている』この一点です。
覇権だの支配だのなんだの情報はまるでありませんし、
そもそも、思考の次元が違う存在がそんな考えを持つのかどうかに疑問が生じます。
一般人がそれに触れただけで発狂するような存在だのに、
リュンポスさまの考える上位者は随分とわかりやすく整然と人間臭いものですね。
かなりの疑問であり、上記1.2.3.すべてに影響する部分です。


以上の分析により、無理筋だというように考えております。
今後のご考察の参考にでもなればと最後に書いて私は失礼いたします。 (2016.01.19 23:46:53)

通りすがりさんへ   リュンポス さん
丁寧に分析してくださりありがとうございます!(1)(2)に関しては「なるほど!」と思います。

(3)に関しては、ゴースの死骸から生じている黒い物体を狩ることで悪夢を狩ったことになるのですから、ゴースの死骸と少なからず狩人の悪夢は関連性があると思われます。

勢力に関しては、旧太陽側は事実上ゴース不在ですので、メルゴーの乳母が頭領ということになると思われます。また、私の考察ではアメンドーズは積極的に介入してこないことから中立です。よって、旧太陽陣営の上位者は、白痴という不完全さを残すロマのみであり、これならば上位者が不在の月陣営と同等の戦力であると思われます。

ゴース不在で同等の戦力であるのなら、ゴースが生前の時は、ゴース>月の魔物だったのでしょう。だからこそ、月の魔物は「不意を突いて」暗殺せざるを得なかったのです。まぁ、これは完全に私の想像ですがね笑


(4)に関しては、得てして神々は人間臭いものです。ブラボのベースとなったクトュルフ神話の神々も、「一般人がそれに触れただけで発狂するような存在」であるにも関わらず、常に派閥争い(外なる神、旧神、旧支配者。アザトースの使いニャルラトテップすらクトュグァと敵対している)に興じています。その結果、格下の存在であるはずの人間に撃退されてしまうというドジを踏むこともあります。

世界中の神話・伝承(ギリシア、北欧、ケルト、エジプト、メソポタミア、ヒッタイト、フルリ、中国、日本、アメリカなど)を見ても、多神教において人間臭くない神々など存在しておりません。にも関わらず、そのどれもが人智を超えた存在です。また、どの神話にも対立構造は見られます。よって、(2)において「慎重にすべき」と指摘してくださっている対立構造も、私は導入すべきであると思います。

この作品のベースになったクトュルフ神話にも通ずる全神話の全神々の共通点でもある「対立構造」「人間臭さ」を、ブラッドボーンに限って排する理由は見当たりません。それに加え、上位者と言えども狩られている時点で「思考の次元は違うが人間の届かぬ相手ではない」存在だと言えるので、「覇権だの支配だのという思考を持たないほどに卓越した存在」として扱わなくても良いのではないでしょうか。

まぁ、覇権だの支配だのは確かに作中で明言されていませんが、私は上記から対立構造はあると思いますので、対立があるということは自然と相手を打ち負かしたい=覇権を握りたいという衝動はあったのではないかと考えます。


以上から、通りすがりさんのご指摘を受けても尚、私は自らの考察を支持します。



通りすがりさんの意見はかなり参考になりました!機会があれば、通りすがりさんの書いたストーリー考察も読んでみたいものです。 (2016.01.20 01:08:10)

気になる点   oedipus さん
コメント失礼します。
DLC同梱版には、序盤攻略の為の小冊子がついています。その中で、狩人の悪夢を「侵された月に照らされる血塗れの世界」と言及している箇所がありました。
故に、ゴースの遺子が仰いでいるのも「侵された月」ということになると思うのです。 (2016.02.11 22:16:09)

oedipusさんへ   リュンポス さん
そんな情報がっ!!!!?
完全に見落としていました…orz
それだと太陽VS月という構図全体が崩れてしまいますね・・・。また再考して少し修正を加える必要がありそうです。
ご指摘ありがとうございました! (2016.02.11 22:38:39)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   カレーうどん さん
いいフロム脳してますね!
考察なんて人それぞれ無数にあっていいと思います!

楽しく読ませて頂きました (2016.02.14 03:57:36)

カレーうどんさんへ   リュンポス さん
ありがとうございます!!!
色んな考察があると、読んでて「こんな見方もあるのかー!」と楽しいですよね!
(2016.02.14 19:28:37)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   暴れるポルクラノスくん さん
かなり楽しかったです
ゆっくりじっくり読ませていただきました
うまく話を付け加えらていてエンターテインメントしてました
またあなたの考察を見れる日を楽しみにしています (2016.02.15 00:29:30)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   鴉羽の傭兵 さん
対立構造について、ブラボどころかソウルシリーズですらないですけど同じフロムが昔から出してるアーマードコアでは毎回大きな勢力が対立しています。ブラボの宮崎監督はアーマードコアでは4とfaの2作で監督を務めており、その2作は歴代でも特に綿密でややこしい対立関係を水面下で展開していました。
ですから宮崎さん自身、「見えない対立関係」に拘っていると思われますから若干メタ的な考察ですけどこの記事にあるような対立関係は間違いなくあると自分も思います。

それと記事には書いて無いんですが娼婦アリアンナの服装はカインハーストの女亡霊の服に似ていますからおそらくは穢れた血を引く女だったからオドンは彼女を選んだのでしょう
アデーラが彼女を殺すまで至ったのも嫉妬だけでなく穢れた血の女だと感じ取ったからだと思います
もう知っていることだったら恥ずかしいのですが・・・ (2016.02.15 05:37:17)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   トゥメル人 さん
うーむ、すごく面白い考察でした。
自分は捨てられた工房について、本編ではただ夢の元としか語られていなかったため今回のDLCとの関連性がすごく気になっていたのでとても楽しめました!
またリュンポスさんの考察を読みたいです! (2016.02.22 11:02:19)

暴れるポルクラノスくんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
楽しんでくれたのなら嬉しいです! (2016.02.23 19:20:50)

鴉羽の傭兵さんへ   リュンポス さん
対立構造の論を補強してくださり、ありがとうございます!アーマードコアをプレイしたことはないのですが、その作品にも対立構造があったのですね!

>娼婦アリアンナの服装
全く気付きませんでした・・・笑
なるほど!そう考えると、オドンがアリアンナを孕ませた理由が好奇心だけではなくなるので、より説得力が増しますね!
情報ありがとうございます! (2016.02.23 19:32:54)

トュメル人さんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
そこまで褒めてくださるなんて、本当に嬉しいです! (2016.02.23 19:42:34)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   カリフラワー さん
文章下手なので読みにくかったらすいません。

まず、一つ目です。
オフィシャルアートワークに新たなテキストとして、
「人であるなしに関わらず、滲む血は上質の触媒であり
それこそが、姿なき上位者オドンの本質である
故にオドンは、その自覚なき信徒は
秘してそれを求めるのだ」
というものが載っていました。
更に、このテキストの右側には使者と戯れている(?)月の魔物のイラストが載っていたのです。
オドンと月の魔物には何らかの関連性があるのではないでしょうか。

二つ目は私がこの考察について気になった点です。
アメンドーズやオドンの姿が隠れているのは姿を隠す能力を持っているわけではなく、白痴のロマによる秘匿が原因ではなかったでしょうか。
オドンの地下墓後の部屋にそのようなことが書いてあったと思います。 (2016.02.27 22:30:46)

カリフラワーさんへ   リュンポス さん
情報提供ありがとうございます!

>オフィシャルワークの新たなテキスト
なかなか不思議でつかみ所の無いテキストですね・・・。様々な解釈ができそうです!

>オドンと月の魔物の関連性
>ロマの秘匿
ロマによる秘匿によってオドンが不可視だったのなら、オドンは中立ではなくゴース派の一柱だったんですかね・・・?
実際にそのイラストを見たことがないので核心は持てないのですが、使者が月の魔物と戯れているように見えるだけで、実際は闘っている様を描写したイラストなのであれば、オドンもゴース派という解釈が一応はできますね。
謎は深まるばかりです・・・。 (2016.03.02 14:19:41)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   のん。 さん
初めまして!楽しく読ませて頂きましたヾ(*‘ω‘ )ノ

一つ、情報提供させて頂きます。
オドンの地下墓から聖堂街へ行く途中、血晶石の工房道具がある部屋の机上に、「ビルゲンワースの蜘蛛が、あらゆる儀式を隠している 見えぬ我らの主も。ひどいことだ。頭の震えがとまらない」
とありました。これって、場所や呼び名からこの主が姿なきオドンなのは間違いないと思いますけど、「ひどいことだ」と言っているので、もしかしたらロマが強制的にオドンを秘匿したのかなぁって思いました。つまり、敵対していてしかしロマの都合で無理やり秘匿させたのかもしれない、と。敵対に根拠はないので、想像でしかないですけど。
この手紙の文章わかりづらいので、もしかしたらオドンも一緒に儀式を秘匿したという意味かも??

長文失礼しました。頭の整理ができてないので意味わからないかもです。あと知ってたらすみません(;・∀・) (2016.03.15 15:46:09)

のん。さんへ   リュンポス さん
初めまして!情報提供ありがとうございます!最近あまりゲームしていないのもあって、その情報は知りませんでした。


>敵対していてしかしロマの都合で無理やり秘匿させたのかもしれない
なるほど!となるとオドンは月の魔物側で、カリフラワーさんが教えてくれたイラストは、オドンと月の魔物の対決風景ではなく、同盟風景だったと見れますね。
月の魔物の勢力を削ぐために、ゴース派はオドンを秘匿したのかもしれません。そこら中にいるアメンドーズは、オドン捜索中だった可能性もありますね。
一概に「秘匿」と言っても、「姿を見えなくさせる」だけなのか、「能力の全面的な無力化」なのかは、わかりませんが・・・。 (2016.03.17 14:05:34)

みんなすごい   初心者 さん
皆さん推理力あるっていうか、考察力あって羨ましい限りです!
そういえばなんとなくなんですけど、hunted nightmareの「悪夢」って、もしかしたら上位者の見てる悪夢を狩ってるのかもしんないなーなんて思ったり。 (2016.03.19 00:38:56)

初心者さんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!

>上位者の見てる悪夢
そういう視点でストーリーを考えてみるのも面白そうですね!The Old Huntersの演出とか見ると、その線もアリかもしれません。 (2016.03.22 16:48:13)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   白痴の狩人 さん
初めまして。今回の考察とても楽しかったです。
私は今までゲームをするなかでブラッドボーンほどストーリーについて深く考えることがありませんでした。こうやっていろんな考え方があって、それを細かく検証しあったりするのもやはりブラッドボーンの魅力の一つだと感じました。リュンポリスさんの考察はどこも的を射ているところがあり、私の中のブラッドボーンについての世界が広がり、読んでいてワクワクが止まりませんでした。ブラッドボーンの考察はピースの足りないパズルを完成させるようなもの、人それぞれの見方があり、人それぞれの完成がある。リュンポリスさんのパズルはとても素晴らしいものだと思いました。最後に気取ってしまってすいません。素晴らしいものをありがとうございました。 (2016.03.25 23:40:38)

白痴の狩人さんへ   リュンポス さん
初めまして!コメントありがとうございます!
そこまで褒めてくださり、嬉しい限りです!多様な考察があればあるほど、それだけブラッドボーンの世界観は広がりますからね!そういう意味では、ブラッドボーンというゲームに終わりはないのかもしれません。 (2016.03.27 00:29:57)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   ボビオ さん
素晴らしい考察をありがとうございます!

勝手ではありますが、英語に翻訳してみて、ブラッドボーンのロアー考察フォーラムに共有させていただきました。(https://www.reddit.com/r/BloodborneLore/comments/4e9r2a/story_and_setting_interpretation_from_japan/)

英語圏の「ロアーハンター」と日本のブラッドボーンのコミュニティー間のギャップを埋めれば面白いと思います。軽くていいので、ご協力お願いしますm(_ _)m

早速ですが、いくつか質問があります。

・人工的な赤子(または「人工赤子」) = ゴースの遺子 ですか?
 ⇒日本語に定冠詞がないため、単体の遺子か複数の失敗作か少し曖昧でした(すいません、日本語はネイティブではないです…)

・トュメル文明の真の赤子(または「赤子」) = メルゴー ですか?

・ウィレーム学長が赤子の化石を復活させることができたとのことなので、主人公が手に入れるヤーナム石とは何だと考えているのでしょうか?

・考察しながら、クトゥルフなどH.P.ラブクラフトの作品は認識していたのでしょうか?(読んだことはありますか?)

以上、よろしくお願いします! (2016.04.12 15:04:21)

ボビオさんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!翻訳もしてくださって、感激しています。私の拙い考察が少しでも英語圏の方々のお役に立つなら幸いです。

>・人工的な赤子(または「人工赤子」) = ゴースの遺子 ですか?
ゴースの遺子は人工赤子の失敗作だと思っています。なぜなら、ゴースの死骸とともに海岸で打ち捨てられていたからです。

>・トュメル文明の真の赤子(または「赤子」) = メルゴー ですか?
おそらくそうだと思われます。

>・ウィレーム学長が赤子の化石を復活させることができたとのことなので、主人公が手に入れるヤーナム石とは何だと考えているのでしょうか?
ヤーナムの石も赤子の化石と同類のもので、悠久の時を経て赤子が変化した姿だと考えています。

>・考察しながら、クトゥルフなどH.P.ラブクラフトの作品は認識していたのでしょうか?(読んだことはありますか?)
クトュルフは昔から知ってました。「インスマウスの影」は読んだことありますし、クトュルフ神話の図説を持ってるので、それを参照しました。 (2016.04.16 18:28:30)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   ヤーナム市民 さん
はじめまして。最近ブラッドボーンをはじめた初心者です。
私は自分で考察をするのが苦手なのですが、ずっと気になっている事があります。
教室棟に“ローレンスたちの月の魔物。「青ざめた血」”と云うメモがあります。
これは一体どういう事なのでしょうか。
捨てられた古工房の祭壇には3本目のへその緒が置かれています。
これは、ローレンスとゲールマンがへその緒を使って儀式を行い、月の魔物を呼び寄せたのでしょうか?
もしそうなら、なぜそんな事をしたのでしょうか?呼び出したせいで、ゲールマンは夢に囚われてしまいました。
それとも、“ローレンスたちの”と云うのは何かの隠喩なのでしょうか?
教室棟の、このメモのせいで私はすっかり混乱しています。
人によって解釈はそれぞれだと思いますが、よければ意見をお聞かせください。 (2016.04.22 13:16:33)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   猫好きの亡者 さん
夢の月のフローラ=月の魔物とする考察についてはどのようにお考えでしょうか? (2016.04.23 11:29:57)

ヤーナム市民さんへ   リュンポス さん
初めまして!コメントありがとうございます!

>教室棟に“ローレンスたちの月の魔物。「青ざめた血」”と云うメモがあります。
私の考察では、ゲールマンとローレンスはビルゲンワースと敵対関係にあるので、トュレム時代の赤子を復活させたビルゲンワースを打ち倒すために月の魔物を利用しようとしたことは十分考えられますね。月の魔物はゴース直系の赤子を潰したいでしょうし。
しかし月の魔物の方が一枚上手で、ゲールマンは狩人の夢に束縛され、ローレンスは志半ばで獣化してしまったんでしょう。 (2016.04.29 19:37:34)

猫好きの亡者さんへ   リュンポス さん
フローラは月の魔物ではないと私は思っています。
理由としては、「小さな彼ら」と言っているので、複数の存在を指しているからです。(月の魔物は一体しか存在しないという前提ですが)

また、「古い意志の漂い」とは、かつて狩人の夢に捉われ散っていった古狩人たちの残留思念のことだと私は解釈しました。
「フローラ」はローマ神話における花と春の女神と同一名ですので、狩人の夢の花畑との関連性があります。
ここから、古狩人たちの残留思念が花に宿ることによって生まれた守護霊的な存在が、フローラなのだと結論付けました。
「小さな彼ら」(=フローラ)とは、月の魔物との決戦場所ともなった花畑一輪一輪に宿っている古狩人たちの想いの総称なのです。主人公の最後の戦いを、人知れず見守っていたのでしょう。 (2016.04.29 20:05:38)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   猫好きの亡者 さん
なるほど!
フローラの名前の由来から考察するという発想は浮かびませんでした。
ですが、ここで言われている「小さな彼ら」とは使者のことでは?
人形のセリフの中に使者のことを説明するものがありますが、そのセリフの中では使者のことを「小さな彼ら」としています (2016.05.01 21:29:03)

猫好きの亡者さんへ   リュンポス さん
確かにそうですね、完全に使者のことを失念していました・・・笑
となると、月の魔物=フローラも現実味を帯びてきますね。妄想の域になりますが、月の魔物がゴースの月を奪う前は、花・春を司る上位者だったのかもしれません。 (2016.05.03 16:38:37)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   ハワイ さん
先程、DLCをクリアしまして、それまでこのゲームのストーリーなど全く理解できずにプレイしていました。
こちらの考察はとてもわかりやすく、すんなり頭に入ってきました。「ああ、あれはそういう事だったのか」と。
私にとって、この作品の価値をより高めてくれるものとなりとても感謝しています。
久々にトロフィーコンプしてみたい、と思えるものに出会いました。
ありがとうございます。 (2016.05.16 02:50:53)

ハワイさんへ   リュンポス さん
こちらこそ、私の拙い考察を読んでくださってありがとうございます!
トロフィーコンプ、頑張ってくださいね。応援しています! (2016.05.19 18:41:13)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   啓蒙99 さん
以前の記事も読ませていただいて、妄想を膨らませて、DLCで少し覆されて凹んでたんですが
ここまで補完できるなんてさすがですw

オドン協会が安全なのはゲーム上のメタ的なものとしか思いつかなかったんですが、オドンがいるからって考えはおもしろいです!
なんの根拠文献もない解釈ですが
あくまで「姿なきオドン」は人間たちがつけた名前です、そもそも上位すぎて視認できないのか、ロマに秘匿されたから視認できないのかはわかりませんが、アメンドーズたちまでもがオドンを見失っていると考えるのは早計で無いでしょうか

オドンは中立で対立には無関心だけど、気まぐれでなにかやりかねないからロマに隠されちゃった、でもオドン自身は状況の観察が出来れば満足だからそのままでいるし、その眷属のアメンドーズたちもその辺で静観してる
ってのが私の現在の解釈です

長くなったうえにまとまってなくて申し訳ないです (2016.05.29 06:20:11)

啓蒙99さんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!前の記事まで読んでいただいているなんて、嬉しい限りです!

>アメンドーズたちまでもがオドンを見失っていると考えるのは早計で無いでしょうか
私はアメンドーズがオドンを見失っているとは言っていません。「姿が見えない」というのは、アメンドーズ視点ではなく人間視点で書いたつもりでした。分かりにくい記述ですいませんorz

>オドンは中立で対立には無関心だけど、気まぐれでなにかやりかねないからロマに隠されちゃった、でもオドン自身は状況の観察が出来れば満足だからそのままでいるし、その眷属のアメンドーズたちもその辺で静観している
ロマによってオドンの姿が見えなくなった、しかもオドンがそれをあまり意に介していないという説は非常に興味深いですね!
私は、オドンはもともと姿が見えない上位者で、ロマに秘匿されたのは「子を成すこと」なんじゃないかなぁと思っています。
「ビルゲンワースの蜘蛛が、あらゆる儀式を隠している
見えぬ我らの主も。ひどいことだ。頭の震えがとまらない」
というメモから、ロマが隠しているのはあくまでオドンの「儀式(生殖行為)」だと私は解釈しました。 (2016.05.29 19:13:35)

Re[43]:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   啓蒙99 さん
お早いお返事ありがとうございます!
>私はアメンドーズがオドンを見失っているとは言っていません。「姿が見えない」というのは、アメンドーズ視点ではなく人間視点で書いたつもりでした。分かりにくい記述ですいませんorz
いえいえ、私こそコメ欄を流し読みしてたので勘違いしてしまって申し訳ないです。

>私は、オドンはもともと姿が見えない上位者で、ロマに秘匿されたのは「子を成すこと」なんじゃないかなぁと思っています。
>「ビルゲンワースの蜘蛛が、あらゆる儀式を隠している
>見えぬ我らの主も。ひどいことだ。頭の震えがとまらない」
>というメモから、ロマが隠しているのはあくまでオドンの「儀式(生殖行為)」だと私は解釈しました。
なるほど…それなら信徒達が勝手に「ひどいことだ。」ってぼやいてる説明もつきますし、ロマが討たれて赤月出た途端に娼婦さんが孕んでる理由付けにもなりますね…

妄想が広がってきたので新キャラ作ってもう一周してきます!
ありがとうございましたー (2016.05.29 23:26:57)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   下級騎士 さん
初めまして!ストーリー考察を見させていただきました。
あぁ!こういう考え方もあるのか!と見識が本当に広がりましたよ!
狩人の悪夢に囚われている狩人が「生きたまま」呑まれたのだとばかり思い込んでいましたが、確かに生死は明言されていませんよねw 全く見落としていました。
そして上位者の戦争という見方も一部にはあるかな?と思って考察はしていましたが、それをメインに据えた考察は初めて見ましたので、とても参考になりました!
ブラッドボーン2を楽しみにしている日々です、もちろんダークソウル3もですが! (2016.07.11 23:47:39)

下級騎士さんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
少しでもお役に立てたのなら良かったです!

ブラッドボーン2来たらいいですね~!幼年期エンドの後日談が気になります笑 (2016.07.16 19:10:49)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   名無し さん
ストーリー考察というよりは、ストーリー創作 (2016.07.17 22:12:29)

名無しさんへ   リュンポス さん
コメントありがとうございます!
もっと説得力のある考察が書けるよう精進します! (2016.07.23 19:35:52)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   しがない狩人A さん
はじめまして、前から読ませて頂いていたのですが今更コメントさせていただきます。
ソウルシリーズなどの考察とかも『考えるだけ無駄』的な思考の僕でもこの考察は楽しく読むことができブラボを楽しむ上で欠かせないスパイスだと思いました。所々ストーリー調で違和感がありましたが(汗)

どうでもいい事なのですが『クトュルフ』と言っていますが何故ですか?本家の発音でも『ュ』にはならないと思うのですが?
あと『トュレム』って『トゥメル』って事ですか? (2016.08.21 03:02:39)

しがない狩人Aさんへ   リュンポス さん
初めまして!コメントありがとうございます!
そう言っていただけると嬉しいです!


>どうでもいい事なのですが『クトュルフ』と言っていますが何故ですか?本家の発音でも『ュ』にはならないと思うのですが?
ご指摘の通り、Cthulhuという語の発音は「クトュルフ」にはなりません。しかし、便宜上の呼び名として、日本で広く普及している「クトュルフ」という呼称をCthulhuの訳語として採用しました。ラヴクラフト全集や図解、百科事典やWikipediaにおいても「クトュルフ」という訳語が採用されており、発音上正しくないとしても知名度や普及度を優先致しました。
ちなみに、「クトュルフ」という訳語は翻訳家・宇野利泰氏が考案されたそうです。


>あと『トュレム』って『トゥメル』って事ですか?
おっしゃる通りです…!書いてる途中に頭が狂ってトュレムとトュメルを混同してしまいました…orz
ご指摘ありがとうございます! (2016.08.21 12:21:35)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   名無し さん
>ゴースについてですが、彼女は生前、宇宙を支配する強大な上位者でした。

ゴースの遺子撃破後に黒い影を攻撃すると「ああ、ゴースの赤子が、海に還る・・・」というナレーションがあるのでゴースの故郷は明らかに海ととれる。
海に打ち棄てられたなどありえない。

>ウィレーム学長は漁村を無理矢理制圧し、近隣に実験棟を建てて、

狩人の悪夢という言葉が示す通り、DLC世界は現実ではなく悪夢の世界なので地理は無茶苦茶、それに実験棟と時計等を現実世界でよく見ると大聖堂の近くにあることが分かる。そしてその近くに海は無い。よってこの説明も成り立たない。

>ゴースの遺子を創り出しますが、

ビルゲンワースがゴースを発見した時、既にゴースは死んでいたので死体から子を創るなどありえない。

>穢れた血の一族でもあるカインハーストは、トュメル文明の生き残りで、その眷属なのではないでしょうか。

アルフレートのセリフで「かつてビルゲンワースの学び舎に裏切り者があり禁断の血を、カインハーストの城に持ちかえったそこで、人ならぬ穢れた血族が生まれたのです」と示されているのでありえない。
また、ウィレームとローレンスの邂逅でウィレームがローレンスに「君も裏切るのだろう」と言っているので以前にも裏切りがあったことの証左になる。

>医療協会を設立し、獣化を防ぐために血の医療を開始します。

ゲーム中で獣の病は血の医療を取り入れたことで発症するようになったと示されています。よってこれもありえない。

>諸悪の根源である人工赤子を抹殺するためにビルゲンワースを強襲。

ゲーム中で各陣営での対立は一切示唆すらされていない。ウィレームは医療教会の各人から尊敬されている描写が見られるので特に教会所属のルドウイークがビルゲンワースを襲うなどありえない。

>その間、ルドウイークが敵を食い止めますが、彼も敢え無く戦死。

ルドウイークを殺したのは主人公(もしくはシモン)です。ビルゲンワースではありません。

>偽医者が再び人工赤子を創り、自らの腹に宿らせていたため。

偽ヨセフカは妊娠していません。彼女はお腹のことなど一切言っていません。それに彼女が落とす三本目のへその緒の説明文には偽ヨセフカの名前ではなくウィレームの名前が出てきます。よってこのへその緒の本来の所有者はウィレームである可能性が非常に高い。

>カインハーストへと行き、穢れた血の一族の助力も得て遂にそれを成し遂げたのです。

時系列的にカインハーストには女王しかおらず、その女王に辿り着くためにはローゲリウスを打倒せねばならず、そのローゲリウスを倒したのは主人公なのでこれもありえない。

>むしろ獣や上位者の血が流入して逆効果に。ローレンスは獣化し、

時系列的にありえない。ローレンスはゲーム開始時点で既に死んでいる。これは大聖堂にローレンスの頭蓋が飾られていることからも明白。獣化したのは昔の話。 (2016.10.06 23:28:19)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   モンハン世界からやって来た狩人A さん
2年も前の記事ですがとても興味深かったので思わずコメントしました!
最近フリープレイでブラッドボーンが出てやり始めた新参狩人ですが、先程クリアしまして考察について調べていたところここの記事を拝見しました。さまざまな議論がなされてますがやはりこのゲームはそれほど奥が深いものなんですね。自分はストーリーは全くと言っていいほど頭に入っておらずとりあえず生き延びるのに必死でめちゃくちゃ苦戦してました笑。一応全てのエンディングを見たのですがやはり後味が悪いと言いますかモヤモヤした感じで終わってしまいますね、ただそこがこのゲームのいいところなのかもしれません。モンハンばっかやってて飽き飽きしてたところに思わぬ神ゲー降臨で自分は何故このゲームを今までやって来なかったのだろうと少しばかり後悔してました笑。引き続きブログ頑張ってください! (2018.05.02 21:05:33)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   名無し さん
大変面白い考察でした。
ブラッドボーンは只でさえスートーリーの設定が事細く言及される事が無いゲームの為、曖昧な情報から考察していく事しか出来ない中ここまで考察するのはとても感服しました。 (2019.09.08 21:59:50)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   ゥゥゥ さん
トュレム→トゥメル
クトュルフ→クトゥルフ
を指摘されてるのによくわからない返信してるとこを見ると、「ゥ」の存在、もしくは入力方法を知らない人なのかな? (2019.09.25 02:53:39)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   名無し さん
実験棟はビルゲンワースの物ではなく、医療教会のものですね。なので実験棟攻略中、医療教会の狩人が出てくるわけですね。 (2019.11.24 10:09:02)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   あはまはまら さん
この考察はあまりに妄想がすぎます。それに、上の人が仰っているように、実験棟はビルゲンワースが建てたものではなく、医療教会の物です。ローレンスがビルゲンワースを脱退後医療教会を設立。その後にたてられた物です。なので、その先のゴースの意思戦に至る道も、医療教会の刺客ブラドーが守っているわけです。 (2019.11.24 10:14:17)

Re[51]:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   かさまなやむやたな さん
名無しさんへ
とても的確に間違いを指摘されていて凄いと思ったのですが、ルドウイークを殺したのが主人公又はシモンというのは夢の話ではないですか?現実世界では死因は明かされてあないですが。 (2019.11.24 10:20:54)

Re:ブラッドボーン:ストーリー&設定考察(最新版)(12/12)   あいう さん
全然違う
ゴースの遺子のくだりとかちゃんちゃらおかしい
ウィレーム先生どんだけ最強やねん
やり直し (2021.08.26 08:52:50)


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