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カテゴリ:映画
高校時代の親友と『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』を観に行ってきました!バットマン&スーパーマンという知名度最高クラスのDCコミック二大ヒーローが激突するとあって、割りと楽しみにしていました笑
さて、彼らの勝負は、一体どんな結末になったのでしょうか。 ※ネタバレ注意 なんだろう・・・。早くジャスティスリーグを結成してアベンジャーズに対抗したいんだろうなっていう感じの映画でした。もっと言えば、ライバルのマーベルがアベンジャーズで思いのほか大成功してしまって、それが悔しくて急いで作った感じの作品でした。 つまり、作りが全体的に雑なんです。バットマンのドラマを掘り下げるわけでもなく、スーパーマンのドラマを掘り下げるわけでもない。かと言って世紀の対決を盛り上げるわけでもなく、唐突にワンダーウーマンやその他のヒーローたちの存在を仄めかして「ジャスティスリーグが始動しますよ~!」とただただ告知する。アクションは確かに凄いんですが、ストーリーがおざなりにされているので、空虚感が否めません。 本当はバットマンとスーパーマン両方のドラマを深く丁寧に掘り下げたいんでしょうけど、早くジャスティスリーグを始動させないとアベンジャーズに全て持ってかれてしまうので、止むを得ず雑に詰め込んでジャスティスリーグ結成を優先させたんでしょうね・・・。結果、全てが中途半端に。この映画の前に、バットマン主演映画とマンオブスティール2を先に投入して、そこで両雄を深く掘り下げ、あくまでも「VS」の部分にもっと焦点を当てていれば、傑作になったかもしれません。 冒頭の都市破壊シーンは圧巻でした。凄い映像美と迫力で、臨場感が凄まじかったです。「スーパーマンが暴れたらあんなになるんだ・・・」と再認識させられて、バットマンがスーパーマンを恨む理由も最もだと思えました。しかし、「スーパーマンは危険だ、だから殺す」という思考プロセスは短絡的過ぎるというか・・・。そのくせ、母の名前が同じというだけでコロッと改心してしまうし。殺したいほどの相手なのに「え?お前の母ちゃんもマーサって名前なの?実は俺の母ちゃんもマーサって言うんだよ!へぇー!偶然だね!もう俺らダチだわー!」なんて軽いノリで改心するなんて、バットマンの信条は一体なんだったのか・・・。 マーベルのアベンジャーズが成功したのは、アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカと、それぞれ主演映画を投入し、どのヒーローも能力や精神性をある程度掘り下げ、その上で結成させたからだと思います。対してバットマンvsスーパーマンは、バットマンの掘り下げが不十分ですし、スーパーマンにしても新たなる苦悩に明確な答えを提示できないままドュームズデイと闘ってなんか再び救世主扱いされてるし、ワンダーウーマンなんて最後ひょっこり出てきて大暴れするだけだし、本当にただの「ジャスティスリーグの広告」でした。その広告に人々を惹きつけるセンセーショナルな見出しが「世紀の対決」なんでしょう。とりあえず戦わせとけ、みたいな。そこには葛藤も何も無いんで(現に母ちゃんの名前が同じという意味不明な理由で仲直り)、全然燃えませんでしたよ。感想は「やっぱスーパーマンつえーなー」「バットマンは劣化アイアンマンだなー」くらいですね。『マン・オブ・スティール』はBDを買うほど好きだったので、残念です。 まぁ、アクションは凄いんで、アクション重視の方ならそれなりに楽しめると思います。また、DCコミック大好きで原作も網羅してる!ってレベルの人なら、普通に楽しめると思います。ただ、ストーリーは前述の通り雑なので、「世紀の対決」に惹かれた方は観ない方が無難でしょう。世紀の対決は『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』でも勃発しますから、そっちに期待しておきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.27 19:46:18
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