メインのT61p(6459-A13)の液晶が突然点滅をはじめ、トラックポイントも言うことを効かなくなり、そしてとうとうフリーズ。まったく動作を受け付けなくなった。しかたなので強制的に電源を落として再起動させたが、 今度はまったく画面が映らない。
これって、GPU搭載機種特有の障害の可能性あり。このメインのT61pの場合は、2月にもバックライト消灯という障害が発生。GPUのリフローで復活させているが、あれからまだ3ヶ月とちょっと。こんなに頻繁では問題ある。しかもこれからもっともっど暑くなるのに…。 排気口あたりはかなり熱くなっているし、放熱が追いつかないことが原因なのではと思われる。
早速、GPUのリフローをすると問題なく動作。でもこれでは、これからの夏に向けて心配なので、何らかの放熱対策を図る必要がある。
※障害の原因はGPU(中央の「NVIDIA Quadro FX570M」)の半田クラック。
こう何度も障害発生するのだから対策を検討しなければならないだろう…。
※無事復活したT61p。広大なWUXGA画面が魅力で、いまだにメインノート。
放熱対策の改善として考えられるのは、「CPUファンのクリーニング」「シリコングリスの塗り直し」「外部冷却装置の導入」などだ。
このうちCPUファンクリーニングは、ファンもきれいなことから、比較的最近行っているのではないかと考え今回は実施せず。
シリコングリスは前回と同じ、「GD460」というシルバーグリスを塗ってみたが、なんだか心もとない気がする。もっと伝導率が高い高性能なグリスでなければこの夏の「猛暑」を乗り越えられないのではないか…。
■熱伝導率とは?
シリコングリスを選ぼうとすると、「熱伝導率」という性能が問題になるが、この「熱伝導率」とは何だろうか?
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熱伝導率(ねつでんどうりつ、英語: thermal conductivity)とは、温度の勾配により生じる伝熱のうち、熱伝導による熱の移動のしやすさを規定する物理量である。熱伝導度や熱伝導係数とも呼ばれる。記号は λ, κ, k などで表される。 国際単位系(SI)における単位はワット毎メートル毎ケルビン(W/m K)であり、SI接頭辞を用いたワット毎センチメートル毎ケルビン(W/cm K)も使われる。(Wikipediaより)
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■素材による熱伝導率の違い
http://www.eisyo.co.jp/oldsite/kansei/kansei3.htm
これによると、「金・銀・銅」を抑えて、「ダイヤモンド」が圧倒的に熱伝導率がよいことが分かる。ナノダイヤモンドを練りこんだDX1というグリスがあるが、その熱伝導率は16W/mKだそうだ。一番使用する手持ちのGD900というグリスは4.8W/mKだったので、かなり期待できる性能だ。
■CPUグリス8種類の性能を比較してみた
https://memotora.com/2014/10/27/review-cpu-grease-comparison/
■シリコン、シルバーなど半固体状サーマルグリスの性能を比較
https://ascii.jp/elem/000/001/022/1022911/
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16W/m.Kと高い熱伝導率のナノダイヤモンドグリスアイネックス(AINEX) JP-DX1CPUとCPU FANの間に塗るのに最適製品